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国土交通省の定義を聞いている訳ではありません。
あなたが日常生活でイメージする「地下鉄」の定義を、
お住まいの地域と併せて教えてください。

他国言語の「地下鉄」に該当するコトバと
日本語の「地下鉄」のニュアンスにはズレがあります。
ところが、同じ日本語を話す日本人であっても、
「地下鉄」というコトバに対する感覚は
地域によって若干の差があるようです。

首都・東京では、JRや私鉄との相互直通運転も盛んで、
多くの都民にとって地下鉄とは、文字通り「地下の鉄道」、
すなわち「普通の鉄道の延長」という感覚のようです。
「地下鉄○○駅」という表現はさほど多く聞きません。
バス停名も「地下鉄○○駅前」とはなっていません。
地下鉄の運営主体が二つあるせいもあってか、
日常では「都営○○線」や「東京メトロ○○線」と呼ばれます。

一方、北国・札幌では、
地下鉄はゴムタイヤ電車となっているせいか、
普通の鉄道と地下鉄は別の乗り物であると
捉えている方々が少なくないようです。
(きしゃ VS ちかてつ)
地下鉄に乗る際、「電車で行く」と言う人は少数派です。
「南北線○○駅」「東西線○○駅」という言い方よりも、
「地下鉄○○駅」と呼ばれることが多いようです。
「市営東豊線」という表現はまず使われず、
「地下鉄東豊線」という言い方がほとんどです。

A 回答 (8件)

「他国言語での地下鉄」とひと口に言っても、都市によってずいぶん違いが見られます。



パリのメトロはそれこそ、街のどこに居ても5分も歩けばどこかの駅を見つけられると言われるほど四通八達していますから、パリジャンにとってはとても身近な交通機関、ただ便利なだけでなく、いまでは小粋なパリの象徴として愛され、あの往年の名画「カサブランカ」とか「望郷(ペペルモコ)」でも、「君はパリのメトロの匂いがする…」などという名セリフが聞かれたりします。

ドイツのケルンなどでは、街中では「U」のマークで乗り場を表示された地下鉄も、都心を外れれば、電車は突然地上に表れて普通のSバーン(市街電車)になっていたりします。

ニューヨーク、ロンドン、モスクワ、そのほかの都市、それぞれの地下鉄には大きな特徴がありますし、だから、その街に住む人にとっては、それぞれ地下鉄に寄せる思いが違うのは当然のことだと思います。

しかし、それでも、どこの街でさえ、地下鉄は地下鉄、定義も何も、地下鉄といえば、一部の路線を除いてアンダーグラウンド、当然のことながら基本的に地下を走る鉄道と認識し、身近な交通機関として愛しているように思います。

それと同じことが、日本の都市でも言えるように思います。

東京では「都営線」と「東京メトロ」の2社があり、東京都心から放射状に延びる私鉄やJR各線も積極的にこの2社とコラボして、互いに都心を貫通して南北、東西と多くの乗客を運んでいます。東京ではほかにJRの各路線や、あるいはバスなどの交通機関がわりに便利に利用できますが、それでもやはり、地下鉄で行こう…といった地下鉄の便利さはしっかり身で知っているように思います。

ただ、東京という都市は真ん中に広大な皇居があることから、すべての路線が皇居を避けて敷設されたため、全体的にはヒゲの生えたドーナツのような路線配置になっていて、だから案外、上手な利用もなかなか慣れが必要になります。まして、東京の地下鉄の発達は近年でさえ活発ですから、東京に住んでいてさえ、新しい路線を知らないという人も少なくありません。なんだ、あの線に乗れば、そんなに簡単だったんだ…などということはよくある、とても複雑な東京の地下鉄です。

ただ、東京の場合、相互乗り入れにはひとつ問題がありました。それは軌間、つまり線路の幅、古く、旧国鉄のサブ路線として計画され敷設された私鉄の場合では、JRとの相互乗り入れは当然便利、一方、准広軌の私鉄は同じサイズの私鉄としか提携できない、このあたり、いかにも日本的だと思います。

東京のとなりの横浜、現在2系統の市営地下鉄がありますが、そのほかに「みなとみらい線」という私鉄の地下鉄もあったりします。それはそれでべつに不便もないのですが、横浜市では高齢者を対象として「敬老特別乗車証」というパスを発行しています。このパスを支給されると横浜市内を走る市営バスや民間各社の路線バス、そして市営地下鉄やその他の市営路線はパスを提示するだけで利用できます。ところが、「みなとみらい線」だけは彼らのパスでは利用できないのです、横浜駅からたかだか元町中華街までの短い路線、東急電鉄といえば大手なのだから、せめて彼らにも無料で利用させてあげればいいのにと思う毎日です。

札幌やパリ、そのほか多くの都市で、地下鉄とえばゴムタイヤの車両が一般的になりました。また、東京の大江戸線のように、一種のリニア型の地下鉄も走っています。地下鉄は地下を走る鉄道、でも、パリのメトロの6号線などは、秋も深まってマロニエの枯葉が舞い散るグリュネル大通りの真ん中を高架橋で走っています。それぞれ特徴を持った地下鉄という鉄道、それぞれ、地元では、ただ便利さだけでなく、その特徴ゆえに「オラが街の地下鉄」として愛しているように思います。

この回答への補足

皆様、ありがとうございました。
非常にマニアックで興味深い回答もあります。
年末年始の多忙のため、
お礼は気まぐれでゆっくり書きます。
その方が密度の濃いお礼ができます。
それではみなさん、また!

補足日時:2011/12/03 23:39
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都民です。

おっしゃるとおり、「地下鉄○○駅」とは言いませんね。みんなよく知ってるので、あえて「地下鉄」と言わないのかもしれません。

たとえば、タクシーで行くか、地下鉄or電車で行くかという時は「電車にする?」

地下鉄に乗るか、JRに乗るかだと「地下鉄にする?」でしょうか?

わかりづらくてすみません。

あとNo.6さんへ

銀座線渋谷駅は地上3Fにありますよ。渋谷はその名のごとく深い谷なんです。タモリが東京に出てきて渋谷で銀座線に乗ろうとして、地下街に下りてどこを探しても駅はなかった。ふと地上に出て上を見上げると、走っている電車があった。「あ!あれだ。」と思ってびっくりしたそうです。

地下鉄は地下を走るものですものね。私は、生まれたときから知っているのでそう言われたときはなるほど!と思いました。
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札幌市民ではないですが、札幌の地下鉄はたまに利用します。



確かに電車と言うと札幌では市電ですね。
札幌以外では違和感を感じつつもJRのことだと感じてしまいますが・・・
電車や市営と聞いて地下鉄を連想することは全くないです。

JRと地下鉄と呼び方が同じ駅があるのは南北線・東豊線のさっぽろ、東西線の新さっぽろ、白石、琴似ぐらいだと思います。
白石と琴似はJR駅と地下鉄駅が離れていますし。。。

「市営」と言うと今は違いますが、バスのほうを連想してしまいます。
今はほとんど中央バスが運営されているようですが。。。。


ちなみに私が生まれるずっと前ですが、札幌にはJR(国鉄)以外の鉄道会社がありました。
が、地下鉄が出来る前に廃止されたとのこと。
もし現在も存続していたら「電車」の名称はその鉄道会社の電車のことをさしていたかもしれません。
(地下鉄南北線の高架駅はその線路跡地に作られています)
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>日常生活でイメージする「地下鉄」の定義



 電車と混同。
 地元の地下鉄は「地下鉄」なのに外の景色が見える、高架がある。

 地元ではありませんが、地上2階にホームがある地下鉄駅があると聞きました。 本当でしょうか?
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兵庫県です。

地下鉄は神戸市にだけ市営地下鉄があります。
JR 私営電鉄などもありますが、バス以外どれも電車と思っています。
私鉄は割引がありませんが、地下鉄は高齢者半額 障害者ただです。
路線は山手線、海岸線、谷上線があります。

地下鉄で行く、JRでいく、 電車OO線[地上)、バスで行くなどと使い分けするぐらいです。
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去年まで東京に住んでました。

今は地下鉄のない都市に住んでます。
東京の地下鉄に関しては、言われるように2社あるため、
また同じ駅名でも改札がバラバラなので、ってことで、特定するためだと思います。

自分の感覚では、メトロ○○線とか都営○○線という言葉には
既に「地下鉄」の意味が含まれていると考えてます。
(地下鉄のうちの)メトロ○○線っていう感覚ですね。
地下鉄で「○○線」がメトロと都営でかぶることはないので、
地下鉄○○線と言っても十分通じるので、
場合によってはこういう言い方もしていました。

>地下鉄に乗る際、「電車で行く」と言う

東京でもこれはないと思います。
地下鉄は地下鉄です。
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関西だと、大阪は地下鉄網がそれなりに網の目に走ってますし、


京都は東西南北に二本だけなんですが、
相互乗入れはようやく増えてきたというレベルですし、
地下鉄はあくまでも、

大阪市営地下鉄や京都市営地下鉄ですね。

阪急や阪神、JRにも地下路線はありますが、
地下鉄はあくまでも上の事業主体を指すことが多いです。

うちは奈良なんでそもそも近鉄が奈良駅あたりで
地下を走っている程度です。
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こんにちは。

札幌市民です。
確かに当地で(特にシニア以上は)「電車」はあまり使いませんね、私も「電車」というとすぐ「市電」のことと思ってしまいます。
また、JRの電化が遅かった・いまだに電化区間が少ないせいか・当地に私鉄が無いせいか、JRの電車を「電車」という言い方も特に年寄りはあまり使いませんね、専門用語では「気動車」に分類されるディーゼル車が殆どですから、JRの列車は「きしゃ」で済ますか、単にひっくるめて「JRで行く」という言い方をしてしまいます。
それと同様で、「地下鉄」も北海道では札幌にしか設営が無く、それも札幌市営のみですから「地下鉄」というと「札幌市営地下鉄」のこととしか考えられないです。
また駅名も重複するのは確か「札幌駅」「大通り」「すすきの」くらいでして、ほかは「地下鉄○○駅」で大半の市民は判ってしまうのではないでしょうか。
また、おっしゃる通り他の私営鉄道も北海道には全くありませんし、JRとの相互乗り入れもないですからなおさら「地下鉄」と区別して言い分けている市民(特に古くからの市民)が多いのではないでしょうかね、「JR○○駅」か「地下鉄○○駅」しか分けようがないような、東京で言う「モノレール○○駅」「ゆりかもめ○○駅」という感覚に近いのではないでしょうかね。
ただし、この感覚、私(ほぼ60近く)のものでして、もっと若い世代は違うのかもしれませんし、最近内地から来られた方にとっては異質なのかもしれません。
ただ、バスに乗っていての停車駅案内でも「次は札幌市営地下鉄○○駅」ではなく確か「次は地下鉄○○駅」
で済ませていますからね、当分は「ちかてつ」で済みそうな気はしております。
ご参考になれば幸いです。
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