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「インセプション」は大変おもしろかったので、まあどうでもいい疑問なのですが。

御曹司は飛行機の中で長い長い、しかも、夢にしては妙にクリアな、飛躍も支離滅裂も断片化もない、妙に整合性の高い、妙に一貫した夢を見て、妙に啓示的な言葉を授かり、目覚めます。目覚めると、夢の中で一緒に行動していた見知らぬ男女が全員、同じ飛行機の同じフロアの同乗者でした。しかも、自分同様、全員が寝起きっぽい様子で。しかも、少なくとも後ろの席の男は、そう言えば、オレが何者だか知っていた。つか、アッ、こいつ、ホテルのバーで話しかけて来たのコイツじゃん。

彼は、夢に忍び込むスパイがいるから気をつけろ、という教育を受けている人物です。あ、こいつらグルでスパイだろ、いま見た夢って仕込みだろ、と思わないのはずいぶん不自然だと思うのですが、何かそれについて、可能な解釈を教えてください。

A 回答 (1件)

かなり好意的に解釈してみます。



状況から見て最終的に御曹司は夢の内容を覚えていない。覚えているのはせいぜい1層目だけです。バーで顔あわせしてるのは2層目です。2層目まで来ると潜在意識に近いので飛行機で見たときは「どっかで会ったかも?」くらいの認識しかないのだと思います。優秀な調合士のユスフがいますから、夢を思い出せないほどぐっすり眠ってたとも考えられます。そもそも2層以降の夢を記憶できていたらインセプションというミッション自体が不可能ですしね。防衛の訓練というのも、どういう訓練かわかりませんが潜在意識が自動的に異物を排除するというような説明がされていますので本人の意識や記憶は無縁なのかもしれません。

個人的なあの映画の一番の矛盾点は3層目の施設爆破です。4層目は虚無(limbo)なのでキックの法則からすると無意味ですし、虚無落ちはアクシデントなので予定行動として爆破準備してることがおかしいです。こちらは納得いく理由づけが難しいですが、おもしろい映画なので多少の矛盾は目をつむります。
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この回答へのお礼

なるほど。植え付けるのはアイデアであって夢の内容ではない、と。
言われてみると非常にまっとうなご意見ですね。質問してみてよかったです。
ありがとうございました。

三層めは、他に比べて面白くないですよね。雪山のチェイスも施設外観も退屈なので
全カットで、病室のドアの前から始めりゃよかったのに、とか思いました。

お礼日時:2011/12/05 21:39

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