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宮部みゆき著「おまえさん(下)」に出てきた語句なのですが

横紙破り・・自分の意見を無理に押し通すこと。常識や習慣にはずれたことを平気ですること。また、そのような人。
という意味ですが

ここで言う「横紙破り」はどのような使われ方でしょうか?

私見では、「常識外れの美貌をもった男子」と捉えているのですが、しかし本来の意味を加味すると、「習慣や常識にはずれたことを平気でする美男子」とも取れます。

これは弓之助という少年に対しての言葉なのですが、この少年並外れた美男子でもあり、大人が考えも及ばない事に思い至る頭脳の持ち主でもあります。

A 回答 (5件)

 どちらともとれますね。


 弓之助が(良い意味で?)常識や習慣にはずれたことを平気でする男で
 かつ並外れた美男子であるなら、これはダブルミーニングだなと
 都合よくうけとるのはどうでしょう。
 5:5でうけなくても「並外れた美男子8:本来通り2」
 ぐらいでうけておいてもいいですし。
 もし弓之助のキャラに合わないのなら違うということですし。
 実りのない回答ですみません。
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この回答へのお礼

いえいえ、
回答してくださりありがとうございます。

ダブルミーニングには至りませんでしたね。
狭量な物の見方は視野を狭めますね。

お礼日時:2011/12/15 17:16

#2です。


少しだけ補足させてください。

大辞林の「横紙を破る」という項では、「無理を押し通す。理不尽なことをする。横車を押す。」となっています。
世間で無理を押し通そうとすれば、それは結果として常識に外れたことをすることになるわけですが、これはあくまで「常識に外れたことを(平気で)すること」であって、「常識に外れていること」とは違うのではないか、と思います。
「横紙破り」と言う場合も、
「常識や習慣にはずれたことを平気ですること。また、そのような(外れたことをする)人。」
という意味ではあっても、
「常識や習慣にはずれていること。また、そのような(外れている)人。」
ではないでしょう。
「常識外れのことをする」という要素が全て必要であり、「する」を抜かした「常識外れのこと」という要素だけを抽出するのは拡大解釈になってしまうように思われます。
つまり、「常識外れの美貌をもった男子」という意味での「横紙破りの美男子」という表現は、作者の勘違いでないとすればあり得ないと私は思います。
その意味であれば「桁外れの美男子」でしょうかね。
    
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この回答へのお礼

重ね重ねの回答ありがとうございます。

皆さんの意見から、特に読んだ人・読んでいない人での言葉の捉え方から博引旁証を示すなら、著者の使い間違いに一票あるかもしれませんね。

お礼日時:2011/12/16 19:14

「おまえさん」とても面白く読みました。



登場人物の弓之助は非常に頭脳明晰なばかりか、たぐいまれな美少年です。
しかしそれを鼻にかけるような高慢なところは全くなく、素直で控えめで、まだまだ子供っぽい面も時折のぞかせる少年です。
遊び人の兄には少年らしい潔癖さで反発していますが、親思いで思慮深く、「自分の意見を無理に押し通す」「常識や習慣にはずれたことを平気でする」ような『横紙破り』の面は微塵もありません。

弓之助少年は自分の美形が身の回りの娘たちに早くも及ぼし始めている影響をまだ全く意識していませんが、彼の保護者役にあたる周りの大人たちは、彼が美青年へと成長したらさぞかし多くの娘たちが泣くはめになるのではないか?と気をもんでいます。
弓之助自身には悪意は全くないのに、娘たちが周りで勝手に惚れた振られたと大騒ぎする様子が目に見えるわけです。

> ここで言う「横紙破り」はどのような使われ方でしょうか?
ここでは、「反則級の美貌を持った美少年」と言う意味でとらえられないでしょうか?
「横紙破り」というユーモラスな表現を使ったのは、宮部みゆきの優れた言語感覚のなせる技だと私は受け取りました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

やっぱり読者目線では、そう捉えますよね。

お礼日時:2011/12/16 08:08

この場合横紙破り「の」の「の」は同格を表す「の」ではないかと思います。


横紙破りで美男子でもある。「習慣や常識に外れたことを平気でする美男子」
の解釈でよいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「の」の使い方で意味合いが変わってくるのが面白いですね。

お礼日時:2011/12/16 09:12

おそらく本来の意味で使ったのでしょうが、マイナス評価の「横紙破り」とプラス評価の「美男子」が並列に記されているので違和感を覚えるのだと思います。


本来、マイナス評価とプラス評価を「の」で接続するのは誤りで、これが、「横紙破りの無法者」などであれば自然でしょう。
ただ、作者としては「横紙破り」を「茶目っ気たっぷりのいたずらっ子」的なプラスの意味で使用した可能性もあるかもしれません。
「型破りの美男子」とすると収まりが良くなると思うのですが、それでは表現としてありきたりだと考えた、ということですが。
むろん、単なる勘違いという可能性もあるでしょう。

「横紙破り」を美男子の「美」のみに掛かると解釈することになるので、「常識外れの美貌をもった男子」という解釈は難しいと思われます。
  
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

本文で、この言葉が使われている辺りの文章で忖度するなら、弓之助の風采についての会話の流れだったので、美しい顔を形容したのかなと思ったのですが、そういう捉え方もありますね。

お礼日時:2011/12/15 19:36

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