A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
No.1や2の方のご指摘のように、内部分裂が一番の理由です。
モンゴルは元々、年上の自活力が出来た者から順番に、父親から羊や馬をもらって独立していき、最後に残った末子が、老父母の面倒を見て、最後に全部の財産を相続するという、末子相続・分割相続が基本です。
ですから、どんな大帝国のように見えても、モンゴル帝国とは基本的に、一枚岩の国ではなく、兄弟それぞれが国を持っていて、その連合体の長として誰を選ぶかということで、その連合体をモンゴル帝国、一族の長を皇帝と呼んでいます。
ですから、基本的に代が下がるごとに、細かく分裂していき、まとまりがなくなっていきます。
2つ目の理由は、統治能力です。
遊牧民族の兵力の機動性・攻撃力は大きなものがありますが、一か所に定住する生活ではないので、組織とは、血族を基本としたもので、一族内の話し合いで物事を決定し、各自がそれを守るという、いわば直接民主政治に近いものでした。
ですから、軍事力による征服によって、広大な地域を軍事支配はできても、国を維持・継続する官僚組織というものが基本的にはなく、農耕民族やオアシス都市などの定住した被征服多民族の統治を行う官僚には支配した民族の優秀な者に任せていました。
従って、征服後は、各々の被征服地が、チンギスハンの血をひくその土地を征服したハーンの子孫を戴きながら、その土地ごとに独立した統治・運営が行われ、時間がたつに従って、別の国になっていきました。
No.3
- 回答日時:
強大になりすぎた国は内部分裂を起こし勝手に崩壊します。
モンゴル騎兵が最強だろうがなんだろうがそれは変わりません。
例えばアレクサンドロス帝国やローマ帝国などの所謂「世界帝国」と呼ばれる国の末路は皆同じですよね。
No.2
- 回答日時:
中国の王朝は最後の段階で農民とかの反乱がおきる。
なんせ、農民が最終的の納税するのだし、人口のほとんどが農民だから。
※ 人口の少ない漁民が反乱しても全然響かないわけです。
No1の方が指摘しているように、次のハーンというか皇帝というかTOPはだれよ?というのでつぶれました。
モンゴルというのは実力主義です。
「あいつなら やってくれる」
という会議で、次のTOPが決まります。
なので、あれだけ巨大な帝国を築けた。
※ 初期のTOPがハーンに推戴された年齢
チンギスハン 44歳
オゴデイ 43歳
グユク 40歳
モンケ 42歳
クビライ 45歳
こっから 元
テムル 29歳
カイシャ 26歳
実力者がハーンになるから、任せて安心。
ただ、ハーンにだれがなるかというので、常に就任時に内部抗争が起こるという欠点があります。
内部抗争は大規模な軍事衝突になりますので、金がかかります。
金がかかると、ハイパーインフレになります。
ハイパーインフレになると、生活が苦しくなります。
生活が苦しくなると、居住地を捨てて、流浪の集団が生まれます。
この集団に、ちょっとした指導者が生まれると、あっというまに反乱が生まれます。
(この辺が中国の歴代王朝の基本形)
No.1
- 回答日時:
内部分裂です。
元では1307年のテムルの死後君主位を巡る対立と抗争が相次ぎ、
1323年に君主暗殺事件が起こってからは次々に君主が交代して
王朝の安定が失われていった。
あと、ペストの流行も衰退に拍車をかけました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3% …
そうして弱体化したモンゴルに対して、明を起こした
朱元璋が台頭してきて、モンゴルは草原に帰りました。
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