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経済学は存在意義のある学問なのでしょうか。
リーマンショック以前、「貯蓄から投資」といっていたのにそれに従った人で大損した人は沢山います。
今のケインズ経済学やマルクス経済学のとおり市場は動いていないの思います。
下記の本を読んで感銘を受けたのですが、今の経済学は誤った議論を流して多くの人をミスリードさせてきたのではないでしょうか。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82 …

にもかかわらず、テレビや国の委員等になってお金(国の場合は税金だと思います。)はどういうことでしょうか。(誤った言論で国民をミスリードした言論人は沈黙するべきで、いわんや公共の場に出てお金をもらうのは無責任なように思えます。)

大学の経済学部を全廃し、理工系の学部など、国の製造業などの競争力を高める分野にそのお金を回したほうがよいと思いますが(特に国立大学)、経済学はそれをしないだけの理由のある、価値のある学問なのでしょうか。

国の政策に影響を与えるだけに余計に悪質だと思います。(哲学や歴史学はそれがないだけに、純粋に学問としての存在価値は高いと思います。)

A 回答 (8件)

経済学は存在意義があります。

しかし、正しく活用されていません。


>誤った言論で国民をミスリードした言論人は沈黙するべき
おっしゃる通りです。
経済学を全く分かっていないよう人が経済評論家を名乗り、国民をミスリードしてきました。
例えば、池上彰氏は著書の中で「公共事業で景気回復は無理」と断言しています。
池上彰氏以外にも多くの無知な経済評論家が「公共事業=悪」と位置づけてきました。
その結果、GDPに占める公共投資(正しくは公的固定資本形成)の割合は9%から4%になりました。
この4%というのはフランスと同規模です。
しかし、フランスは地震が起きません。また河川は平地が多いため、水害はほぼ起こりません。
ついでに言うと、平地が多いため、山火事も起こりません。
それにも関わらず、現在の日本の公共投資はフランスと同規模にまで落ち込んでしまったのです。
結果、必要な公共投資が行われなくなり、
例えば、今の宮崎県には他の地域とを結ぶ高速道路が繋がれていません。
これでは、生鮮品などを迅速に運ぶことができず、経済が衰退します。
このような過剰な公共投資削減は、無知な経済評論家やマスコミに原因があります。


>国の政策に影響を与える
経済学を無視しているのが、近年の日本政治です。
日本は今デフレです。つまり、物に対して円の発行量が少ないのです。
また、日本は今円高です。つまり、ドルに対して円の発行量が少ないのです。
ここまで言えば小学生でも分かりますが、日本は円が少ないのです。円を発行すべきなのです。
しかし、日銀は円(正しくはマネーストック)をほとんど増やしてません。
一応1.3倍に増やしましたが、アメリカは3倍に増やしています。
そりゃあ、円高になるに決まってます。為替介入する前に円を増やせよっていう話です。


>今のケインズ経済学やマルクス経済学のとおり市場は動いていないの思います
その通りです。つまりは、「必ずしもケインズ政策を取ろう!」ということではありません。
必ずしも「大きな政府」、必ずしも「小さな政府」ということではありません。
状況(デフレか、インフレか、とか)を正しく把握して、その時々に応じた政策を取るべきです。



参考までに動画をご紹介いたします。

◇中野剛志氏:フジテレビのいい加減な報道を正しく論破されています。


◇三橋貴明氏:データを根拠とし、客観的な経済を伝えています。
http://www.youtube.com/watch?v=HKNJMf23Hls&featu …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。皆さん大変参考になり勉強になりました。一旦、質問を締め切らせていただきます。

お礼日時:2012/01/07 19:20

No7です。

訂正いたします。

×マネーストック ○マネタリーベース
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多くの学問というのは相互に知見、理論を与え合うものです。


私は建築が専門ですが、建築物は人間を入れる箱であると同時に、資産価値を持った固定資産でもあります。
意匠(これを学問と言っていいのか知りませんが)、構造力学や衛生工学も重要ですが、経済学の知識が無ければ建物は建たないんですよ。

環境学、経済学、エネルギー工学のような所謂横断型の学問は、確かに何らかの目に見える現象や具体的な製品、サービスを対象としていませんので分りにくいかもしれません。
しかし、昨今の重要な課題である環境問題や、エネルギー問題などの複合的な問題を扱うには必須の学問だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。建築がご専門とのことですが、とても有益な回答でした。

お礼日時:2012/01/07 19:09

経済学はお金の動きという切り口で社会を解明していくものだと考えています。



そして経済学は必要で色々な問題は使う人の問題だと考えています。

例えば数学で有名なトリック証明で
1=0いうのがあります。
詳細は
http://blog.livedoor.jp/komechu1/archives/510630 …
代数学が誤っているのではなくそれを使っている人間が間違った使い方をしているわけです。

数学のトリックの例は
NHKためしてガッテン 数学トリック
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110706. …
その中には、関西空港のお店の満足度調査結果が「おおむね満足」が90%であったと報告さてましたが口コミではそれほどではなかったので不思議に思われていました。原因は選択肢が「おおむね満足」と「不満」2つというオチでした。
選択肢にバイアスがあると言うのは使う側の問題です。


また今回の原発事故でも科学は正しかったのでしょうか?原理的には莫大なエネルギーを生み出すとか放射能は簡単に消えないという事実は正しいですが安全策を採っているから大丈夫という使う側の問題ではないでしょうか?

経済でも需要と供給曲線がありますが、自由な市場があって成り立つもので独占とかカルテルがある市場では成り立たないです。マイクロソフトのwindows値段は需要が変わっても価格あまり変わらないと思います。

リーマンショックで問題になったサブプライムローンですが、本質的なところに金融工学を駆使してローンのリスクのみを投資家に肩代わりさせるCDSという金融商品があります。
この商品を開発したころは、企業の債権とかを対象にしていました。そして重要な企業のリスクはその投資銀行の長年の5万件以上データを分析して決めていました。しかしサブプライムローンは始まったばかりで数年後に金利が上がるというもので詳細のリスクに関するデータがなくCDSをつくり売り出したので今までの企業を対象にしたCDSと同じ様に安全と勘違いして暴走していきました。
つまり使う側が安易にリスクを評価して使ったことが原因です。
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経済という学問に意味があるか無いかで言えばあるでしょう。



問題なのは多数のマスコミ、政治家などの知識人たちが、経済論が確固たる根拠に基づかない非常にあやふやなものであり、理念によって結論や方向性が大きく変わってくる内容のものである事を全く理解できていないという事です。そのため経済関係のそれらしい肩書きや単語がちらつかされるとそれだけで話を鵜呑みにし、操られるように行動してしまうという事です。

肩書き、権威ある言葉、情緒に訴える物言いを多用されると、つい振り込んでしまう人々が沢山いますが、図式としては全く同じですね。
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経済学って、純粋学問と応用学問の垣根がほとんどないので、理学などから見ると、基礎研究が不十分な気がする。

良い素材を見つけたら、いきなり高層建築に使う、という感じが。
ご質問者さんの、「実地に役立たない、悪影響がある学問は不要」という立場は変です。むしろ、学者がそのまま国政などに影響を及ぼす社会システムがおかしいと思った方が良い。「学問」は、世の中のすべての事象に対しての研究という意味ではどれも必須です。ただ、不十分なまま基礎研究をおろそかにして世に出る技術が不幸をもたらすので、そういうことを抑止できるだけの基本的な知恵が国民すべてに備わっていないとダメなんです。原子力発電 とくにプルサーマルなんて、その最たるものでしょう?

ただ、経済学者の「予想」は外れるのが当たり前でしょう。競馬の倍率と同じで、皆が同じ方向を向いたら、儲からない方向に傾くわけですから。
もし、ホントに実践的な当たる予想があったら、大衆の元には晒されないはずです。晒したら外れるわけですから。

また、出たがりの予想屋さんは、井崎脩五郎さんを見習ってほしい。なぜ外れたかを説明してくれたら、次の予想からは自己責任で聞けるようになるので。
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私も常々疑問に思っていました。


経済学って役に立っているの、何か意味有るの? と。

理論てのは予測をする為にあります。
インプットが同じなら、同じ結果が出る、
てのが理論です。
自然科学ではこれは一応守られているようです。

しかし、
経済学てのは人間の心理によるところが大きい
のでしょう。つまり予測が非常に難しいのです。
だから、後付理論というか、経済学理論てのは無様な結果を招来
しているのだと思います。

ただ、自然科学でも、時代とともに理論が変わって
くることは普通です。
要は程度の差なのでしょうが。

ある哲学者が経済学を批判しているのが日経に載ったことが
ありました。
それは、やはり経済学は予測に役に立っていない
というものでした。
そして終わりにこう締めくくられていました。

「それでも我々は、経済現象を解明するには経済学に
 よらねばならないのである。

 これこれだから、こうなる、という経済理論は
 非常に説得力がある。

 そして外れた時の説明は、もっと説得力がある。

 我々は経済学のお陰で理論的に投資をすることができ
 理論的に損をすることができるのである」
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 質問者はG.ソロスの『ソロスは警告する』(原著2003年刊)を読んで感銘を受けられたようですが、彼が次に書いた『ソロスの警告2009』をご存じないようです。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062155 …

 この本で、ソロスは前著の予言がほとんど外れたことを潔く認めています。
http://www.tachibana-akira.com/2011/08/3070

 それはさておき、経済学者ではないソロスを読んだだけで、経済学不要論を唱えるのは大胆過ぎませんか。司馬遼太郎を読んで、明治維新を論じるようなものです。

 いくら医学が進歩したとしても、不老不死は今のところ不可能です。質問者の意見は、だから医学部を廃止し、病院も医療保険も無駄だから止めようという意見と同じではないでしょうか。

 誤解があるようですが、国の委員会など、1回の会議で貰う謝金は税込みで1万円そこそこです。参考文献を数冊買い込んだだけで赤字になります。

 理学部には気象学や地震学の講座があります。天気予報や地震予知はこうした学問分野の知識を応用していますが、短期予報が外れた、地震予知ができないなどの理由で学問としての価値がないという人はいないでしょう。

 テレビで経済について語っている人は、いわば天気予報士です。よほど痛い目に合われたのだろうと同情しますが、経済学の知識なしに日本を舵取りすることはできません。八つ当たりする前に、高等学校の政治経済の教科書を復習されることをお勧めします。また、OKWAVEには「経済学」というカテゴリーがあります。

 なお、ソロスの本は、どちらもアマゾンの中古で1円で入手できます。読むなら、値段の下がらない本を選ぶべきでしたね。

この回答への補足

お礼に数箇所誤字がありました。

罵詈増減→罵詈雑言 など

お詫びいたします。

補足日時:2012/01/04 07:28
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この回答へのお礼

かなり大胆でもっと罵詈増減的な回答がくるだろうと思って投稿したんですが、まじめに回答してくださり有り難うございます。

さて、高等学校と大学初頭レベルの政治経済の教科書を一応読んだ上で投稿しました。

大胆すぎることは認めますが、ただ地震学や気象学の学問の」対象は客観的な自然です。それらを対象に研究し、自然への理解は深まり、結果として例えば天気予報だと40年前に比べて精度はあがってきました。地震学についても、これから研究進展いかんによっては精度が上がる余地はあると思います。それに対し、経済学の場合、それを対象として研究することでいかなる成果があったか、また今後それがありえるのか私には理解できないのです。

王政から資本主義にはいり(アダムスミスの世界)、共産主義と修正資本主義の世界に入り、今世紀市場原理主義の世界に入り、そして次は・・・?

なお、当方株等には手をだしておらず会社の給料の減額等は除きダメージゼロです。ただ、会社の経営者の方の多くが経済学に依拠して経営しているとも思えません。まじめに回答していただいた誠意に期待して引き続きご回答いただければと思います。

お礼日時:2012/01/04 06:56

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