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回転機の実験をする際、予備実験として巻線抵抗の値を測定するというのがありますが、室温によって抵抗値はかわるということで、75度の時の値に換算しますよね。

友人が『なぜ75度か?』というのを考えていたようなのですが、『回っているうちに温度があがって75度ぐらいになるのではないか』という仮説で終わったようで、それを聞いて、本当はどうなのだろうか知りたいと思いました。

なぜ『75度』なのですか?

A 回答 (2件)

回転機の巻線がその温度以上になると絶縁不良を起こすからです。



回転機の温度を75度と仮定するということは、その温度になる時が連続定格最大出力ということです。それ以上の負荷をかけると温度上昇により巻線の絶縁が保てなくなり壊れます。
抵抗は温度と共に上がりますから、低温時の抵抗値で計算すると温度上昇にしたがって電流が下がり、定格に達しません。したがって、定格内で最も抵抗値の高くなる「75度」で計算するのです。
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この回答へのお礼

お礼がだいぶ遅くなりました。

抵抗値が温度の上昇とともに上がること、高温では絶縁不良を起こすことは理解しやすいですが、75度が連続定格最大出力だということははじめて知りました。

お礼日時:2003/12/16 20:57

通常の電気機器は連続定格で75℃になるように設計しています。


機器の試験をする時には連続定格を想定して行ないます。
従って巻線抵抗は75℃に換算するのです。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました。

今日の授業で『連続定格』という話が出てきて、そういうことかとわかりました。

回っているうちに75度になるというのもまんざら間違いとはいえないのでしょうね。

お礼日時:2003/12/16 20:49

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