No.8
- 回答日時:
小生自身は神社の近くで神道の墓地を見たことはありませんが、No.7の回答者さんが御指摘なさっておられるのですから事実存在するのでしょうし、存在しても少しも不思議ではありません。
小生自身が仏教徒ですから墓地と言うと、どことなくお寺、即ち仏教の墓地を連想しがちですが、神道とお墓地は決して無関係のものではありません。
貴方の疑問を勝手に「神社と墓地」ということに解釈して説明しますが、神道にも墓地はあります。ただ、日本人のほとんどは祖先祭祀と神の祭祀を区別しているようで、神道の信者でありながら仏教の信者でもあるということから、祖先祭祀は墓地も含めて仏式で行う人がほとんどです。
「ほとんどです」と書いた根拠は、家の中に神棚がありながら葬儀や法事をお坊さんに頼むことが当たり前のようになっているからです。
では神道の墓地はどうなるかといいますと墓石の形は仏式の墓石と変わりません。ただ墓石に刻まれるのは例外なく「☆★家之奥都城」という言葉です。「奥都城」は「おくつき」と読んで、神道の墓地です。大きな霊園などに行くと、「☆★之墓」みたいな仏式の墓石が並ぶ中にポツンポツンと「☆★之奥都城」という墓石を見かけることがありますから注意して見られたらいいでしょう。
神道の墓石が仏教の墓石と変わらないのは、恐らく神道には仏教のような教義がないからです。仏教にはお釈迦様の教え、阿弥陀様の教えの阿弥陀経、観音様の教えの観音経というような経があり、それが仏教の教義です。またイスラム教にはコ-ランに書かれた教義があり、キリスト教には聖書という教義がありますが、日本の神道には教義がありません。つまり、日本の神様たちは「あれをしなさい。これをしてはいけない」というようなことを一切言わないのです。神様が何も言わない代わり、人間たちが勝手に考え想像して「ああだ、こうだ」やってるわけです。
日本の神様が教義というものを持たないために非常に面白い現象があります。これは誰も気がつかないことで小生だけが言ってることですが、暴力団映画を見ると彼らの事務所(と言うか、溜り場と言うか)、そのような場所には必ず伊勢神宮の神様を祀る神棚がありますね。ご存知のように伊勢神宮の祭神は天皇家のご先祖です。その天皇家のご先祖を日本人が敬愛して止まない皇室ご一家と、その正反対にある暴力団が共に祀るという不思議な現象があるのです。皇室は何も言いませんが、自分たちの先祖神を反社会的存在とされる人たちが祀るのを迷惑に思われているのではないかと小生などは推察しています。
どうして天皇家と正反対の人が天皇家の先祖神を祀るという不思議なことがおきるのかと言うと、それは伊勢神宮の神様が「暴力団に祀られるのは迷惑だ。止めてくれ」と言わないからです。つまり日本の神様は何もいわないため教義という拘束されるものがないからです。蛇足になりました。
No.7
- 回答日時:
あるいは品川神社の周辺を良く観てください。
山の下の方にお墓があります。(今もあるかどうかは不明)江戸時代に神社も檀家として登録されたことから神社に墓を併設する風習は生まれませんでした。
しかし、境内を良く見ると神主の墓は普通にありますし、そもそも祖霊社というのは『廟』のことです。
神社のちょっと見えない場所に墓があることもあります。
死=穢れというのは歴史的大誤解です。イザナギはイザナミが死んだことで穢れたのではありません。生きながら死の世界に入り込んだことが穢れなのです。しかしこの認識を持った人は少なかったんでしょうね。
イザナギ伝説にかかわらず、昔の人は祈りの場と弔いの場を分けていたのかもしれません。
太陽が東から昇り、西に沈むように神社に限らず、ハレの場と、カレの場は分離していて対極にあるものです。
神を祀るハレの場と、死を弔うカレの場は穢れの議論に関係なく対極におくという認識はあったと思います。
また神社というもののイメージも邪魔をしています。
私たちがイメージする神社は鳥居があって参道があって、拝殿や神殿があるやつですが、実は墓石のようなものもあります(写真)
これも神社の一種なんです。
ひょっとしたらこのような神社のそばに墓があるかもしれません。
神社神道より、修験道や山岳信仰の影響を受けている神道を探せば見つかるかもしれません。
No.6
- 回答日時:
今の形での墓地制度(埋葬地に墓石を立てる)が出来上がったのは、仏教が入ってきた近世、特に江戸時代に出来上がったそうです。
それ以前では、火葬であったり、埋葬地に埋葬し、別の場所に「お参り所」のような死者を祀る場があったりしていました。
江戸時代になると、「檀家制度」というのが政府の政策として行われました。
この制度は、政府が認めた宗教以外を排除する目的から行われたと考えられています。(主にキリスト教が槍玉にあげられますが、必ずしもキリスト教に限ったことではない)
この制度では、民衆はかならずどこかの寺に登録しなければなりませんでした。
そして、死後は自分たちが所属する村や寺の領地などに墓地が作られるようになりました。
今でも、神道式よりも仏式の葬儀の方が多いのも、こうした歴史的結果ともいえます。
で、時代は下って戦後になると大規模な「霊園」などが作られるようになっていきます。
こうした「霊園」は、寺などの宗教団体が所有する土地か、地方自治体が整備したものが殆どです。
神社もこの例にもれず、自分たちの土地に霊園を作って運営している場所も多々あります。
東京都荒川区の石浜神社が運営する「石浜霊園」や、東京あきる野市の稲足神社 「神道霊園」などがあります。
石浜霊園
http://www.ishihamajinja.jp/reien-main.html
稲足神社
http://business1.plala.or.jp/inatari/
ただ、やはり日本では圧倒的に仏式が多くなかなか神道式というのは広まっていませんね。
もう一つ考えられる理由としては、仏教と神道「死」に対する考え方の違いですかね。
神道の重要な思想に「穢れ(ケガレ)」という思想があります。
「死」というのも、穢れの一つです。
そうした「穢れ」の象徴とも言えるお墓を、神の鎮まる聖域である神社にはお墓は作られません。
ただ、間違ってならないのは、神道の「穢れ」というのは「不浄・不潔」ということではないということです。
神道の「穢れ」というのは「生を枯らす」ようなマイナスの力を持ったものを指します。
こうした「穢れ」の思想から、あまり神社の近くに墓地を作らないのかもしれません。
ではでは、参考になれば幸いです
No.2
- 回答日時:
奈良の寺院(南都七大寺)になく京都の寺院にあるもの、それが「墓地」でした。
日本に伝来した仏教は元々「教典」の考究を目的としたため、奈良(平城京)には墓地を有する寺院がなかったのです。一方、神社には「奥都城」そして「奥津城」と記される墓所があります。前者はその神社に従事した神官・氏子や先祖にその職掌に携わった人がいる場合の墓所であり、後者は一般的な信徒の墓所とされます。
そして神社には原則として墓所はあっても墓地はありません。もし神道の方が墓石を建立しようとするならば、その場合には民間の墓地を購入し神道形式に従って埋葬、供養する形となります。
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