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よく「在庫が増えると利益が増える」と聞きます。

大抵、売上原価=期首在庫+仕入額-期末在庫だからと説明がされているのですが、期末在庫が増えてると言う事は、当然仕入額も増えてますよね?仕入が発生しないで、期末在庫だけがボンボン増えるなんて事はないと思うので・・。

となると、「在庫が増えると利益が増える」と言うのは、「今期販売した商品の利益率は上がってたが、在庫は仕入れ過ぎてるので×ですよ」と言う捉え方で正しいのでしょうか?

A 回答 (5件)

 これは、「”在るべき在庫数量”より、”実際の在庫”が増えるとあるべき利益よりも、さらに利益が増える」、ということです。

これは架空利益に繋がる危険性をはらんでいます。

 売上原価=期首在庫+仕入額-期末在庫 の算式の期末在庫とは、期末に実施されたはずの実地棚卸高金額のことです。帳簿で仕入と売上に基づく庫出入記録をきちんと付けていれば、理論上は単純な算数で期末在庫が数量・金額とも算出されます。

 問題は、この理論値である帳簿上の期末在庫数量が、実地棚卸数量と一致するかということです。
よくコンビにで店員が商品の数を数えて、端末タブレットに数量を入力しているのを見かけるでしょう。
結論を言うと、帳簿上の理論在庫数量と実地棚卸数量が一致することは殆ど皆無です。
(期末の数量が正しくても、在庫金額の評価法を変更しても期末在庫金額は変動しますが、これは
またの機会とします)

 帳簿残と実地棚卸高が一致しないからこそ、実地棚卸をどの企業でも必ずやるんです。
なぜ一致しないのか。帳簿残高数量より実際が多くなる理由は、帳簿記帳を間違ったとか、棚卸を間違ったとか、物を売ったのに出荷しないで請求書だけ発行したとか、様々です。
逆に帳簿残高数量より実際が少くなる理由は、在庫が盗まれた場合とか、これも様々です。この不一致の理由だけで結構なボリュームのページが割かれるでしょう。

 帳簿がきちんと記入され、入出庫の記録が正しく、これよりも実地棚卸高が多ければ数字上の利益が増えることになり、架空利益の可能性が高くなります。そしてこの架空利益に対して法人税・住民税・事業税がかかってきます。実地棚卸のやり直しをする必要が出てくるかもしれません。

 こんなところで、宜しいでしょうか。
本論と関係が無いと思いますが、以下の参考URL は製造間接費差異の分析について記している私のBlog です。
 

参考URL:http://simonp.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
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NO3


回答の下から2行目諸経費が正解です。m(__)m
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一般的には仕入れた商品を在庫とした場合,この商品が即売れたら在庫が無くなり,


売上が上がり利益が増えるのです。むしろ在庫は無い方がよいのです。

A        B       C
問  屋 ⇒ 小売業 ⇒ 消費者・・・・・・流れを書いてみました。
販売価格   仕入価格  小売価格
1000      1000
          利  鞘
           300
ーーーーーーーーーーーーーーーーー             
          1300   1300

Bが在庫になっていることは商品が売れていないのです。
Bが在庫になっていないことは商品が売れたのです。
つまりマージン(利鞘)分から諸会費を差し引き,
利益が増えたのです。基本的にはこうです。参考(^・^)
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単なる言葉遊びですが


期首在庫が前期と比べて増えていれば
利益が増えるかもしれませんね。
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現金払いの在庫ならそうですが


通常は手形や2ヶ月後の振り込みでは
このタイムラグが利益として計上されるため、
あえて期末に在庫を増やして、経理操作する会社がありますよ。
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