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文章中にいつも「否めない」を使い人がいます。おかしいなと思うのですが、どういったときに「否めない」を使うのか、教えてください。

A 回答 (4件)

否めない = 否定はできない という意味です。



文例1 : 横綱昇進がかかってる場所ですから、相撲は落ち着いてとっている様に見えます。しかし、表情を見てるとやはり緊張感があるのは否めないですね。

~である。しかし・・・・否めない。

肯定文の後に、持って来るのが「否めない」です。

文例2 : 覚醒剤所持で逮捕された犯人は、外国人から覚醒剤を入手していると自供しています。しかし、その外国人以外から入手した可能性も否めません。捜査本部はそれも視野に入れて、入手ルートを更に厳しく追及しています。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。頭の中がすっきりしました

お礼日時:2012/02/12 02:44

「否めない」は修辞法であることは、先行回答の通りです。


 
「飲み屋だと盛り上がるじゃない」の「じゃない」は、否定をしているのではないです。
「私は草食系じゃない」の「じゃない」は、否定しています。
「あの子素敵じゃない」の「じゃない」は、多くの場合否定ではなくて肯定ですが、場合によっては否定で使うこともあります。(「あの子、タイプじゃない」は否定です。
言葉は生き物で、使い方も色々です。 
状況や会話、文の流れなどの全体の感じで、意味を想像するのが良いと思います。
 
「なくはない」という言い方はいかがですか。
「美人じゃなくはない」 ⇒ 美人という分類に入るけれどもな~、、、
「楽しくなくはない」 ⇒ 楽しくないとは言えないけれども、それほど楽しくはない
「お金あります」「なくはない」 ⇒ あるけれども、使える金は少額だ
「時間がないわけじゃない」 ⇒ この言い方には、二通りの使い方があります
(1) 少しなら時間は割けるけれど、あまり時間はないよと婉曲に言っている
(2) 時間はあるのだからということを強調している
 
「否めない」も、二重否定であることは確かですが、発話者、文章の書き手が、どのような意図を持っているかは、簡単にはわかりません。
例えば、
「緊張感があるのは否めないですね」
⇒ 猛烈に緊張感が出てはいない。しかし、緊張感は表れている。
  (程度が小さいことを表現)
「練習不足は否めない」「古ぼけた印象は否めない」「突っ込み不足は否めない」
⇒ 明らかに練習不足です。 明らかに古ぼけています。 もの足らない。
  (と思っているが、正面切って断言するを避けている表現)
「彼の希望を否めない」
⇒ これは言葉通りの例です。希望や要求を断ることができないという意味。
 
色々な使い方があるので、実際の例を多く経験して慣れるのが一番です。
 
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「文章中に“否めない”をいつも使う人」がいたら、それは「妙なくせ」がついてしまったのでしょう。そのようなくせはつけないようにするのが良いです。
くせで“否めない”をいつも使う人の文章を読む場合は、単純に「否めない」を削除して読めばいいです。
「無理矢理こじつけた感の否めないものがたくさんあり」
⇒ 「無理矢理こじつけた感のものがたくさんあり」
 
修辞的な言い方・表現は、「時たま、要所で使う」のが良いです。
「緊張感があるのは否めないですね」
⇒ 「緊張感が少しありますね」 
これでも良いようだったら、こうした言い方の方が、分かり易いです。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。いろんな使い方があることがわかりました。

お礼日時:2012/02/12 02:46

一種の修辞法です。


言葉どおりであれば、「であることを否定できない」ですが、一般によく使われる例としては、この二重否定によって暗に肯定的印象を与えようとする場合があります。すなわち「Aの犯行であることは否めない」は、単純に「Aの犯行である可能性もある」ですが、多くの場合、発言者は、Aが犯人である疑いを強く持っており、それを二重否定によって主張しているものと考えられます。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2012/02/12 02:46

否めない=否定できない



です。おかしくありませんし、私もよく使います。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2012/02/12 02:46

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