A 回答 (11件中1~10件)
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No.11
- 回答日時:
なぜ我々が読書をするのかというと、それは我々の人生をよりよくする為です。
同じ悩みをかかえている人が書いた書籍を読めば、解決策が書いてなくとも何となくすっきりしたりしますし、解決策が書いてあればもっとすっきりします。
また、遠い場所で起きた事や、遠い昔に起きた事を知る事ができれば、現在の我々の生活の判断でもよりよい決断ができたりします。
そして全ては読んでいる個人の人生を良くする道具であり、そこには「この悩みをどうすれば良いのだろうか」というような個人的主観における疑問を持っていなければ、その書籍を読む事による解決策を見い出す事は出来ません。
そしてその疑問となる思考の補助線は、各個人によって異なります。
人によって「この書籍はここが良かった」という箇所が一致する場合もあれば、微妙に異なる事もあったり、果ては感動する・しないで意見が分かれたりします。
功利主義的に言えば、人によって書籍に記載されている内容の内、役に立つ箇所・気になる箇所・同意する箇所・心情的に肯定する箇所というものが違うのであり、更に言えば、その書籍に書かれている文章が100%全て役に立つわけではありません。
人が読書をする際には、その文章から自分の人生に必要な要・不要を仕分けて記憶しているのだと私は考えています。
この回答も然りであって、私はできるだけこの質問に則した回答をしようと心がけているのですが(分かりにくかったらすみません)、普段読書をしない人からすれば「なんのこっちゃ、お前の言っている事は本当にわけ分からんわ」という感想になるのではないでしょうか。あるいは求めている答えにマッチングしない部分・印象に残らない部分があれば、それは不要だと判断されているわけですね。
尚、「王様の速読術」
http://www.amazon.co.jp/dp/4478733295
という書籍によれば、人が読後に覚えているその書籍の内容はおおよそ2%しかない、との事で私はこれに納得しています。
ほぼ全ての文章が自分の人生判断における有用な道具である書籍もあれば、その他の大概は2%以下の道具しか拾えないものもあります。
(その2%の要素をパパッと拾えればいいんじゃないか、と言うのが上記の書籍の主旨なのですが、私はこれに不同意です。)
書籍とは人の意見の集約です。
読書をしているという事は、人に会って意見を聞くという擬似行為です。
あるいは人の体験談や創作を聞いて、代理経験を行う行為でもあります。
ドライな目で見れば、そうした人の意見とは100%役に立ったり、あるいは感銘を受けたりする事は非常に希でしょう。自己の人生がメインであり、それを良くする為の道具が読書であるならば、その人生での疑問や、必要となる解決策はその時々で異なってきます。通常の読書で印象に残らず、スルーしてしまう部分があるのは仕方無い事なのではないでしょうか。
良書であれば再読を必ずします。その時に拾えれば良いのではないかな? と。
質問に戻って
>しっかりと肥やしになる読み方ってあるんでしょうか??
を考えた際に、疑問を提起するような、自分の読書に必要と思われる思考の補助線をいくつか用意しておく事が良いと思います。
そうした網を用意しておけば、文章の海に向かって網を投げた後、良い魚がかかってくれる可能性は高いと思います。
「眼光紙背に徹する」という向きもあります。眼光紙背とは「書物を読み、字句を解釈するだけでなく、その先、その奥にある深い意味をも読み取ること。行間を読むという行為のみならず、紙の裏まで目の光を通らせ、その哲理を自己哲学に組み込む。乃至はその裏に潜む背景・事情をも推測し、自己行動への尺度に盛り込む。」と私は理解しています。
上記の海の漁の例えで言えば、網を投げるのではなく海にプールを投げ込んでそれを持ち帰って全てを逐一検査するような無茶をする人なのですが、これもこれで魚を取る以外にも、「どの海水温度には魚が沢山いるか」「どのような漁獲高の時にどのプランクトンがいるか」「どのような海水成分であったか」などを知る事ができたり、あるいは「どのような潮流であったか」「季節はいつか」「どこか」「どのような海底地形であるか」などもその時の記録から追えたりします。
そうしたい場合にはこのような本の読み方も良いのでしょうね。
余談ですが、私はこのタイプではありません(むしろ真逆で文章が分かりづらければ真っ先に文句を言うタイプ)。しかし、この一字一句どころかその行間、更に紙の背までもを執念で追う人を私は尊敬します。
このような読み方をする方を否定はしないのですが、やはり一般の我々には現実的な手法から一つずつ追う事が必要になってくるのではないかな、と思います。
ただ、海にプールをぶちこんで分析する方法も面白いとは思いますので、一つ良書を探し出してきてやってみるのも良いかもしれません。
No.10
- 回答日時:
私も読書は好きで、人文、社会、自然と様々な分野を
興味の赴くままに読んでいます。
私は忘れても良いと思っています。
幅広い分野の本をたくさん読んで知的好奇心を満たす事が大きな喜びですが、
娯楽として考えた場合、覚えておく事よりも読んだ時に感じる新しい知識が増えた喜びや
発見、驚きなどの刺激が一番の楽しさ、快感、爽快感ように感じます。
知識としてしっかり記憶しておく事も大事ですし、理想ですが、
そのための努力や苦労を考えると、
果たして知的好奇心を満たす喜びが得られるか、私は疑問です。
知識の実用の面に関しても、
頭の中に記憶して覚えておく事よりも、
いかにしたら必要な知識を得られるかの方法論の方が重要なはずです。
一度読んでいれば「この事は確か前に読んだ○○の本に書いてあったな。」と思い出す事で
調べ直す事も出来るでしょうし、インターネットや電子辞書、
図書館などで調べる場合も、一度読んで脳に通した知識であれば、
初めて接するよりも理解度は大きく違うはずです。
その意味でも読んだという事実が大事で忘れたという事は重要ではないと思いますし、
必ずしも無駄ではないと思います。
私は、人間は全てを消化するようには出来てないと思っています。
つまり、食べたもの全てを消化しないように、
知識も脳が全てを消化する事は出来ないし、必要もない事だと思います。
そのかわり大切な事はしっかりと血や肉となり身に付くと思っています。
氷山に例えると良いかもしれません。
海面上に現れる部分はほんの一部でその何倍~十何倍もの大きさが海面に隠れています。
海面から出ている部分はしっかり覚えている知識で、
隠れた部分は読んだけど忘れてしまった部分です。
忘れてしまったと言っても本当に忘れたのではなく、
知識や知恵の土台となって役に立っているし、何かのきっかけで表に現れてくるかもしれません。
効率よくエッセンスだけ身につけて立派に見えるけれど、海面下の部分がない氷山よりも、
巨大な土台がずっしりと海面下に隠れている氷山の方が本物だと思いませんか。
何よりもそのように考えた方が読書が楽しめると思います。
No.9
- 回答日時:
忘れます、忘れます。
それで、どうしたらいいものか色々試行錯誤し、このサイトでも何回か質問しました。(後記)
一方では、沢山読みたい、という欲求と必要感もあり、数年前に速読の講習を受け、電車の中で人よりも早くページをめくれる快感と優越感も得て、沢山読んだ気になっていますが(昨年は、50代後半にして、生涯最高の約100冊)、果たしてどれだけ身についているのか心もとないです。
結局、今やっていることといえば、
図書館で借りた本などは、重要と思われた所や気になった所に付箋を貼り、読後に該当箇所の文章をペン式スキャナーでスキャンして、エクセルシートにコピーすることです。
しかし、付箋を貼る箇所も多く、上記作業にも大変時間がかかるので、折角速読しても、内容を理解するために再度はじめから読み直すことも多く、結局、遅読したのと同じ時間がかかってしまうこともあります。
速読の名人に言わせると、内容を理解しながら速読が可能であり、又、同じ時間が与えられるのであれば、ゆっくり1回遅読するよりも、何回も速読する方が理解が早くなるとのことですので、今の処、私はこの「何回も速読する」を実行し、尚且つ前記のスキャンでの内容のまとめを続けています。今後更に読書量を増やし、試行錯誤を重ねるに従い、何とか読んだことがスムーズに頭に入っていく「読書脳」を育てたいと思っています。
(関連質問)
身に良くつく読書の方法は? (小生質問)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2789940.html
読んだ本の内容を身につけるには? (小生質問)
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7049558.html
読書内容を身に着けるためのアウトプット方法
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7221044.html (回答No.1)
この回答へのお礼
お礼日時:2012/02/10 22:42
有益な情報をありがとうございます!
速読のほうが大枠をつかみやすいのでしょうか?それを繰り返すから理解が早いということになるのかな…
速読、奥が深いですね!
No.8
- 回答日時:
忘れないためには、アウトプットが必要です。
覚えた内容を人に話したり、ブログに載せたりですね。
ただ、人に話すのは会話の流れがあったり、相手がその話題に興味が無かったりしますし、ブログに載せるのは著作権の問題がありますので、なかなか気軽にできません。
そこでお勧めの方法は、「読書ノート」をつけることです。
本を読んでなるほどなーと思ったことや、覚えておきたいこと、印象に残ったことをノートに書きます。
思い出しながら書きますので、読みっぱなしよりより強く記憶に残ります。
また、理解があいまいだった部分が出てくると、もう一度読み直したりしますので、これも記憶に残る手助けになります。
そして書き出した内容を見て、そこに自分の感想や、自分だったらこう考えるなど反論も書き加えます。
自分なりに考えることで、本の内容を自分のものにするのです。
出来上がったノートをたまに読み返すと、読書後の記憶が簡単に思い出せますし、時間が経つことで以前とは違う考えや感想が生まれたりしますので、それもまた楽しいです。
読書ノートは続けることが大事ですので、無理をしないことが大事です。
本を読んだら1行2行でもいいので何か書くといいです。
もっと具体的なやり方が、「読書は1冊のノートにまとめさい」という本に書かれてますで、読まれることをお勧めします。
No.7
- 回答日時:
というか、忘れても良いんじゃないですか?
こういうと、無責任に感じられるかも知れませんが、忘れてしまう、ということは所詮、それまでの内容ということです。
本当に強烈なインパクトを持つ本であれば、何らかの形で残るはずです。
勿論、100%、完全に覚えている、ということはないでしょう。
しかし、心の底から大事だと思った本なら、肝となる部分は残ると思います。それを覚えていれば、詳細は再び読み直すなどすればすぐに思い出せるはずです。
忘れてしまうからダメ、という意識そのものを持つ必要がないと思います。
No.6
- 回答日時:
実際は忘れるわけではなくて、思い出す機会がない→思い出せなくなるだけです。
脳のしかるべき場所にあらゆる記憶は仕舞いこまれています。
本を読んだ後、誰かに勧めてあらすじを話したり、
登場人物と同じような人と知り合って「あの本のひとと似てる」と思ったりすることによって、
その記憶は思い出しやすい場所に移動していきます。
思い出す機会の少ない記憶はどんどん奥に押し込まれ、
うえに新しい記憶が積もっていきます。
同じ時期に読んだ本でも何年か経って内容を思い出せる本と思い出せない本があります。
思い出せない本でももう一度読みはじめれば途中からだんだん「そうそうこんな内容だった」と
記憶の層の底からひっぱり出せることもあります。
沢山本を読んでも、人と話したり、色々な経験をしなければ、
その内容は思い出せなくなる・・けれど、読んでも無駄というわけでは決してなく、
本を読んで感じたこと、得た知識は確実に違うところで役に立っているのです。
内容を思い出せなくても。
No.5
- 回答日時:
おはようございます。
●せっかく読んでも実践してない
→ 実践の為に費やすエネルギーが大きいからです。
私もそういう本を読むと、なるほどね~確かにね~
やっぱ金持ちになったりスリムビューティになったり
みんなから好かれたりしなくてもいっか
と、等身大の自分を再発見します。
実践しなくても心の平安の為に役立ちます。
●内容を忘れる
→ 生きる上での指針として全く使えないから忘れるのです。
ものすごくなるほど~とか、うんうんわかる!その通りだよね!
とか思ったら、おぼろげにでも覚えてます。
忘れてしまうものは仕方ないですよ^^
読んだ時点の自分に、真に必要な情報でなかったわけです。
すっかり忘れていたのに、ある瞬間ふと思い出すこともあります。
忘れることも肥やしのうち。
●しっかりと肥やしになる読み方
しっかりと読むものを選別すること、
また、たまには自分に興味ない分野もかじってみること、
難しくて読めなかった本は売らずにおいておくことだと思います。
のちのちふっと思い出して、再度読んで、ものすごい発見をすることもあります。
あとはちゃんと読む習慣を身につけることです。
私はここ十年近く、暇つぶしのナナメ読みしかしてなかったんですが…
今、久々にちゃんと一語一語体験しつつ読んでると、ものすごい苦痛です!
うわ~と思いました(笑)
No.4
- 回答日時:
ネタ帳を作ると良いですよ。
もし、スマートフォンやAndroidタブレット、iPod touchを持っているなら、evernoteなどがオススメです。
たくさん貯め込んで、あとで検索できたり、見返しができたりします。
https://www.evernote.com/
No.3
- 回答日時:
人間は自分がリアルに経験したことでさえ時間の経過により忘れてしまうものなので、読書による擬似経験を忘れてしまうのは、これはもう当たり前のことだったりします。
しかし本の場合、忘れていたとしても読み返すことが可能です。そして、読み返してみると部分部分はやはり覚えているものです。従って繰り返し読むことでかなり強く記憶に定着させることが出来ます。どうしても覚えておきたい内容があったら、これはもう定期的に繰り返し読むしかないですね。
ところで、人間は年齢を重ねていくと読む本の種類や好みもまた変わっていきます。忘れることを恐れずに、その時その時、面白そうな本、好きになった作家を追いかけて行けば良いと思います。
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