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はじめまして、以前何度か質問させていただいた者です。その節は多くの方に回答していただき助かりました。本当にありがとうございます。
今回の質問内容なのですが、タイトルにありますように警察官になるための試験についてです。私は今大学3年生で春から4年生になります。大学に入ったころから、将来は国家公務員試験2種を受けて警察官になろうと考えており、習慣的に勉強を進めていました。といっても土壇場で学力面に困ることのないように若干緩くではあるのですが。そこで大変情けない話ではありますが、試験の申込方法など事務的な手続き等についておろそかにしてきてしまったのです。警察官になるのだから、この程度は自分で調べようとネットや今年度の警察官試験の本などを買って目を通しました。それでもよくわからないことがあり、こちらでアドバイスをいただきたく投稿させていただきました。
まず、国家公務員試験2種はなくなり、国家公務員一般職という名前に変わったんですよね?
つまり一次試験が平成24年度の6月17日、2次試験が7月18~8月6日にあるこの試験を受ければ警察官の採用候補者名簿に載るということなのでしょうか?
どうも自分がどの試験を申し込んだらいいかわからない状況にあるのです。警察官になるための試験は複数あるのでしょうか?
以上が質問内容です。できれば専門家の方に回答いただきたいです。
中傷などの書き込みは遠慮していただければ幸いです。

A 回答 (3件)

警察官になるための試験は、沢山あります。



キャリア、準キャリア、ノンキャリ枠等があります。

キャリア、準キャリアは、採用人数が極わずかです。

一方、ノンキャリアの採用枠は、かなり広いように感じます。そもそも、警察官の約90%は、巡査、巡査長、巡査部長、警部補であると言われています。(参考:「警察官という生き方」:洋泉社MOOK)
その上は、「警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監→警察庁長官(階級ではない)」
という順に昇格してゆきます。

警部は、全体の約5%、警視は、2,5%、警視正、警視長、警視総監は、3%であり、ほとんどの警察官が、ノンキャリア枠で、採用された警察官であることがわかります。

警視庁の採用にいたっては、採用人数が、他の県警よりも、多く、採用試験も、回数が多いのが特徴です。

他には、事務職員、技師職員、科捜研、皇居警察、等があります。

警察関係の仕事は、どの試験の枠で入るかによって、今後の給料や、出世事情が、変わってきますので、細心の注意が必要です。

例えば、「警察官」と「事務職員、技師職員」は、全く異なる職種です。

例えば「警察官」は、危険が伴う故、給料が高く設定されているのに対し、「事務所員、技師職員」は、いわゆる「裏方」として、「警察官」をサポートしていくのがメインです。
現場で、被疑者をとらえたりする危険が少ない分、警察官よりは、若干、給料が少なめです。
採用時には、警察学校にそれぞれ配属されるので、「同じなの?」と、誤解を招くことが多いですが、習うことや、通う警察学校が、異なっていたりと、今後は、大きく異なる道を歩んで行きます。

また、有名な例だと、「キャリア」、「ノンキャリア」のどちらで採用されるかによって、出世事情が、大きく異なってくるのは、代表格だと思います。

ノンキャリアは、巡査から、地方公務員として採用されるのに対し、キャリア、準キャリアは、警部補、巡査部長で、スタートを切ります。

警察官は、出世事情が、ドラマ等で、頻繁に「ネタ」として、描かれているが故に、「キャリア」「ノンキャリア」の入口で入ることばかりに、注意がむいてしまい、入ったあとのことは、軽視されがちです。

たとえば、ノンキャリアの警察官として、採用された事例で、考えてみましょう。

警察官として、採用されたのち、自分の実力が評価される制度が沢山あります。

例えば、警察学校の成績が、あります。

警察学校時代の成績は、警察官として勤務していく上で、一生記録として残るもので、今後の配属や、出世に関わる物といっても過言ではありません。

また、「昇任試験」が、あります。

「昇任試験」は、刑事訴訟法や、刑法がメインとなる、警察実務、法律全般に至る範囲の広い試験です。

私は、大学で、法学部の学生ということもあり、刑事訴訟法、刑法当勉強していました。

その際、警察官の昇任試験に興味を持ち、実際に問題を解いてみたことがありますが、決してむつかしくないのが印象です。

大きな本屋さんに行けば(ex、東京の丸善)「昇任試験対策参考書、問題集」が、販売されています。

ノンキャリアの昇任試験は、倍率が高く、噂では、100倍ほどとも、言われています。

一方で、昇任試験に毎回、一発でクリアし、承認していくノンキャリア枠の警察官がいるのも事実なのです。

ちなみに、ノンキャリア枠で採用されても、順調に試験に受かってゆけば、30前半で、「警部」まで昇任できる計算になります。

私の先輩に、意図的に、ノンキャリア枠で採用を狙い、学生時代から、昇任試験を勉強することで、「警部」順調に出世していったという方もいます。

最後に、「研修制度」があります。
警察官は、「研修」が、非常に豊かであることが有名です。その研修の際、成績が、よければ「表彰」されるそうです。

以上のことより、仮に、ノンキャリアの枠で採用されても、実力があればいくらでも警察の中で道が開けていくことがわかります。

もちろん、科捜研、技師、キャリア組等、狭き門をパスすることが出来るのがベストです。

しかし、もし、本当に「警察官に関わる仕事」が、したいのであれば、ノンキャリアを滑り止めにすることで、立体的な戦略を立てて就職に望む事をおすすめします。

最後に、警察は、仕事の特徴上、仕事内容が不明であったり、閉鎖的な印象を受けるかもしれませんが、公務員ですので、公開できる情報はキチンと公にされています。

キチンと、調べた上で望めば、警察の特徴とも言える実力主義が、報われやすいでしょうが、一方で、自分に合ってないと、悲惨な末路を歩みやすいのも警察の特徴に違いありません。

警察官は自殺が多いというのも、あまり知られていませんが、事実です。

警察をもっと詳しく知るために、参考になると思われる物を、以下記します。

「警察白書」・・・警察の取り組み、現状、抱えている問題がわかる。

「犯罪白書」・・・どのような犯罪が、多発しているのかがわかる。

「警察の進路~21世紀の警察を考える~」・・・現在の警察の取り組みや、動向、課題が詳しく載っている。警察の今後を詳しく考えたいのであればかなりオススメな一冊。

「警察実務六法」・・警察官の職務にまつわる法律が、細かく記載されている。これに目を通すことができれば完璧。刑法、刑事訴訟法、警察法等・・

おすすめの法律

○刑事訴訟法→警察の実務に最も近いと思われる法律。逮捕から、裁判までの被疑者の流れが理解できる。
刑事訴訟法を理解しておけば、警察の職務が、よりイメージしやすくなることは間違いない。

○警察法→警察にまつわる様々な、規定が記されている。制服、組織、人数・・・。読みにくいが、警察を支えるルールが、記載されいている。

○その他
東京法令出版の本多数。
漫画形式のものもあり、理解しやすく構成されている。

○警察を目指す上での私のイチオシ!
「刑事捜査バイブル」・・もっとも詳しく警察内部の事が、記載されていると、個人的に感じる。刑事訴訟法、刑法、警察法、「刑事捜査バイブル」をおさえれば、警察にまつわる疑問は大抵解消出来ると思う。

(アマゾンURL) http://www.amazon.co.jp/%E5%88%91%E4%BA%8B%E6%8D …
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この回答へのお礼

返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。大変参考になりました。特に載せていただいた文献には興味があるので近日中に入手して目を通したいと思います。私的には回答してくださった皆様にベストアンサーを贈呈したいのですが、恐縮ながらDAYSkonnkonn様に贈りたいと思います。

お礼日時:2012/02/18 02:33

・国家公務員一般職を受けて国家公務員としての警察官を狙いつつ、都道府県ごとの地方公務員試験を併願で受けて地方公務員としての警察官も目指せるということでしょうか?



はい、併願可能です。
また警視庁や道府県警察も、試験日重なければ、複数受験可能です。
地元警察本部採用の願書は、警察署で配布してます

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/saiyou/keisa …

警視庁では、遠方の道府県の警察出願者が、地元警察と警視庁併願できるよう
一次試験共同試験制度も行っている

では、がんばって(^-^)/
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この回答へのお礼

返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
そうなんですか!では併願で受験を考えようと思います。
回答ありがとうございます!

お礼日時:2012/02/18 02:18

・公務員試験2種はなくなり、国家公務員一般職という名前に変わったんですよね?


つまり一次試験が平成24年度の6月17日、2次試験が7月18~8月6日にあるこの試験を受ければ警察官の採用候補者名簿に載るということなのでしょうか?

志望先を警察庁として申し出で合格すれば、警察庁採用の、いわゆる準キャリア警察実務幹部の選考対象になりますよ。





・総合職(旧一種)試験に合格すると、警察庁採用のキャリア警察官僚
・皇宮護衛官試験に合格すると、国家警察である皇宮警察本部採用

zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

上記は、国家公務員としての警察官ですが、
ほとんどの警察官は、都道府県ごとに地方公務員として採用されます。
つまり道府県警察本部・警視庁の警察官試験(大卒以上と高卒対象に分かれます)を
受け、採用になります。(まー、これぐらいのことは
警察庁採用の、いわゆる準キャリア警察実務幹部を志望されてるのだから
御存知ですね\(^^;)がんばれ(@^^)/~~~

この回答への補足

すいません。ひとつだけ疑問があったのでこちらに書き込ませていただきます。
>ほとんどの警察官は、都道府県ごとに地方公務員として採用されます。
>つまり道府県警察本部・警視庁の警察官試験(大卒以上と高卒対象に分かれます)を
>受け、採用になります。
とありますが、国家公務員一般職を受けて国家公務員としての警察官を狙いつつ、都道府県ごとの地方公務員試験を併願で受けて地方公務員としての警察官も目指せるということでしょうか?

補足日時:2012/02/17 07:40
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この回答へのお礼

ありがとうございます!これで迷いなく申込ができます!

お礼日時:2012/02/17 06:33

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