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腰痛や肩こりなどでよく「楽になった」などと聞く整体や接骨院での施術ですが、医学的に見てその効果はあると言えるのでしょうか。
法的には医療類似行為とされ医療ではないような印象を受けます。

また、整体に関しては公的な資格も存在せず、私は懐疑的に見てしまいます。
しかし簡便さや費用を考えるともし効果があるのなら便利だなと常々思います。

整体や整復術においても学会はいくつかあり研究されているようですが、医学として認められるエビデンスが示された資料は見当たりません。
(整復術に関しては、理学療法としてのエビデンスは除きます)

整体と整復術を同じ括りで話してしまっているのは失礼なことかと思いますが、同じ印象を両方に受けます。
いずれにしろある程度の歴史があり、かつ本当に効果が認められるならばエビデンスが出揃っているはずではと思います。

私の今の気持ちはこうです。

整体:医学的根拠に乏しく、効果があるとはいえない
整復術:一定の効果は認められるが理学療法の一部であるか、整体と同じようなものが混在

このような考えは西洋医学偏向かもしれませんが、信用に足るエビデンスが乏しくなかなか信じられません。

整体や整復術に関する理論的な効果・エビデンス、あるいは反証があれば教えてください。

A 回答 (4件)

No.1です。

補足ありがとうございます。


>しかし接骨院は資格が整備されているにも関わらずその効果はいまいち明確に分かりません。
そこが最も興味があります。

ということは柔道整復師固有の技術についてのご質問ですね。


困りましたね。


鍼灸やマッサージなど他の国家資格はちゃんとした技術に基づいている資格ですが、柔整は違います。私は過去、柔道整復師の方に 「柔道整復術の定義を教えてください」 とお願いしましたが、その方は大変まじめで正直な方だったので 「ありません。柔整はそこが問題なのです」 とはっきり仰っていました。

ですから、議論をするも何も彼らが日本全国で日常に行っていることは、彼ら自身の裁量に委ねられているので、柔道整復術という共通認識を持つことは不可能なのです。共通認識がなければ当然エビデンスはありません。


そもそもですが柔道整復師とはケガを治療する資格なのはご存知でしょうか?ケガとは打撲、捻挫、挫傷に限られ脱臼と骨折に関しては応急処置のみ認められています。ですから彼ら本来の仕事は、電気治療、テーピング、固定、アイシングなどです。これらに対してはしっかりエビデンスがあると思います。

しかし現実はそうではありません。街の接骨院は毎日多くの常連客であふれかえり、腰痛や肩こりの治療をしています。

毎日毎日多くの方がケガするでしょうか?
ケガで何年も常連ということはあり得るでしょうか?

腰痛や肩コリの治療(要するにケガ以外の治療)は 「歯医者で眼の治療」 をするようなものです。しかし、全国の接骨院はこれを平気で犯し、慢性腰痛を 「腰のねんざ」 など嘘の受傷理由を添付したり、施術部位数・治療日数の水増しなどの手口で健康保険を偽装請求し荒稼ぎしています。全国に約4万件と整骨院はあり、不正は業界ぐるみで行われております。政府管掌系の社会保険から約400億円、老人保険系から約800億円、保険はさらに数種類あり、2007年度で約3000億円、直近の試算では4000億円かかっています。わずか数年で約1000億円という急増ぶりです。言うまでもなく、保険料は我々の毎月のお給料から払われているものです。しかしそのほとんどが、不正請求ですから、医療費、消費税が上がるのも妙に納得です。ちなみに病院から患者を追い出し、自宅で介護する制度にして浮いたお金が3000億円です。


ですから彼らの日常業務(腰痛のマッサージなど)にはエビデンスなんてありませんし、それを求める理由も、モチベーションもないわけです。それだけお金儲けのラインセンスに成り下がっているのです。誤解がないように書いておきますが柔道整復は東洋医学ではありません、西洋医学です。 「我々は整形外科の縮小版」 柔整師の方が仰っていました。東洋医学はちゃんとした学問ですのでエビデンスはあります(切り口が違うだけ)。また近年では西洋医学的に東洋医学を実証するという試みも続いております。WHOもツボ(経穴)や鍼灸の適応疾患を定めております。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。まさに私が聞きたかった内容です。

柔道整復師が打撲や捻挫に対する処置のみを行えるのは以前に調べて知っていましたが、漠然とそう知っていただけでした。
言われてハッとしたのですが、打撲や捻挫に処置を行うのであれば正に冷やしたり固定したりという処置が真っ先に思い浮かびます。

昔柔道を習っていたころの先生は柔整学校の先生でもありましたが、生徒が怪我をしたときは上記のような処置が主で揉んだり捻ったりという処置はほとんど見られなかったと記憶しています。
おそらく必要がないからと思われますが、となると私が抱いていた「柔整=東洋医学」は仰られるとおり間違いで、柔整は整形外科の一部でありその部分に関してはエビデンスを見つけることも難しくなさそうだと理解できます。
(当時は柔道に目が行き柔整に対して疑問を持つことはありませんでした)

健康保険を悪用した現在の接骨院業界にはとても残念な気持ちにされられますが、捻挫や打撲など「気合だ」なんて乗り越えそうなものを適切に処置してくれたかつての先生を思い出すと、救急救命士のように医師ではないが医療の一端を担う人たちとして適切な活躍の場が増えないかと思う次第です。

お礼日時:2012/02/24 13:38

No.1です。

補足ありがとうございます。


>昔柔道を習っていたころの先生は柔整学校の先生でもありましたが、生徒が怪我をしたときは上記のような処置が主で揉んだり捻ったりという処置はほとんど見られなかったと記憶しています。

打撲や捻挫、挫傷というケガは簡単に言えば、切り傷や擦り傷が体の中で起こっていることを言います。例えば捻挫とは別名 “靭帯損傷” といい、度合いによっていくつか分類されますが、靭帯の部分損傷のことを言います。

包丁で切った傷を揉むと、傷口が広がり出血がひどくなりますよね?捻挫や挫傷とて同じことです。要するに目に見えるか見えないかの違いだけです。ですから打撲や捻挫などのケガの処置に、マッサージは全く必要ないどころか逆効果になってしまうのです。挫傷つまり肉離れなら、ある時期から治癒を促進させることもできますが、受傷直後のマッサージは禁忌です。


>救急救命士のように医師ではないが医療の一端を担う人たちとして適切な活躍の場が増えないかと思う次第です。

貴方の恩師はとてもいい先生だったようですね。昔、整形外科がそこらへんになかったときは、柔整師がその役目を果たしていたという背景があります。しかし、現在では整形外科クリニックが街にあり、段々今の時代にそぐわなくなってきているのだと思います。医学的に見てもレントゲンを撮らないで打撲だとか骨折の判断は難しいわけです。ヒビも骨折なのですが、捻挫でも骨折を伴うこともありますし、肘の上の骨折では折れてから骨がくるっとひっくり返ることもあるのです。この骨折はレントゲンでさえも見落とすことがありますのでとても注意が必要です。今の医学で見るととても適切とは言えない処置により、ある年齢以上の方では、関節が曲がらないなどの動きに異常を抱えている方が結構多くいます。

ここからは私の持論です。時代にそぐわない柔整師はマッサージ師とすべて統合し、優遇されすぎている柔整の保険制度も全てマッサージ基準にすればいいと思います。こうすると視力障害者の団体からクレームが出てきますが、全てを立てることは無理な話だと思います。しかし今の状況は患者目線ではありがたいが(数百円でマッサージできますので)、国民目線で言えば反社会的、鍼灸や整形外科から見れば不公平(保険点数やシステムが優遇されすぎている)なのです。正に “泥棒に追い銭” 状態なのです。学のない柔整師をなぜここまで優遇するのか理解に苦しみますが、せめて他の類似資格との格差を埋めてほしいと思います。


長文、乱文失礼しました。ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
捻挫を「外傷」と呼ぶのはそんな理由があったからなんですね、つい揉んだりしてしまうのでこれから気をつけようと思います。

昔の先生が柔整の先生だったので多少心苦しくもありますが、私もo120441222様のご意見に賛成です。
医療ではないのに保険を悪用しマッサージを受けることは言語道断です。
そしてそうでなく治療を求めている方にとっても、現代医学から見ると必ずしも適切ではない柔整という治療を受けるのは患者としてメリットがありません。
それならば資格を整理し、捻挫などは整形外科で適切な治療を。マッサージを受けたいのであれば本来の対価を支払い受ける。これらを実現するにはかなりの労力を必要とするでしょうが、膨れ上がる医療費問題の観点からも、期待したいところです。

末筆となってしまいましたが、運営からわざわざ回答の掲載を打診していただいた旨をお聞きいたしました。とても有用な回答をいただけて感謝しております。ありがとうございます。

お礼日時:2012/02/27 17:46

エビデンスて、西洋医学の考え方だと思うのですが…



東洋医学は、身体のバランスを整えていくという考え方ですよね。
自分は整体に通っていますが、効果は絶大です。

この回答への補足

なるほど、確かに西洋医学と違い同じ事をしているのに効果は人それぞれ、まるで量子力学のような神秘的なところが東洋医学の面白さでもあり、とするとエビデンスが取りづらくて当たり前ですね。

ところで、効果は絶大というととても興味を引かれるのですが、どんな絶大な効果がありましたか?

通わなければ維持できない「楽になったな」では効果として絶大とはいえないと思うのですが、それ以外に大変な効果があったのでしょうか。

補足日時:2012/02/24 09:32
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>整体:医学的根拠に乏しく、効果があるとはいえない


>整復術:一定の効果は認められるが理学療法の一部であるか、整体と同じようなものが混在

その前に 「整体とは何ぞや」 という “整体術の定義” がなければ話を進めることはできないと思います。仰る通りこの業界は無資格なので、誰彼かまわず整体と称していろんなことをしているのです。あるものはマッサージ、あるものはストレッチ、あるものはスラストなどです。

私は整復術というのをはじめて聞いたのですが、骨折・脱臼以外の整復とは具体的にどのようなものかご存知でしょうか?


>法的には医療類似行為とされ医療ではないような印象を受けます。

医療類似行為とは鍼灸、あんまマッサージ指圧、柔整のことを言います。整体など無資施術は民間療法に分類されます。

この回答への補足

柔道整復術を略して整復術と書いたのですが、柔整と言うのですね。失礼しました。
そして俗称と聞いたので使用は控えていましたが、整体よりも接骨院・整骨院(柔道整復師術所)に興味があります。
整体は思いつきで書いてしまいました。

従って、整体が医療類似行為ですらない事は了解しています。

整体に関しては有効性も認められず、なんら資格も整備されていないため怪しくて当然と考えています。
しかし接骨院は資格が整備されているにも関わらずその効果はいまいち明確に分かりません。
そこが最も興味があります。

と、はじめから書くべきでした。反省です。

補足日時:2012/02/24 09:26
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