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現在 2台の毛髪式の湿度計を5年使っていますが、2台の数値の差が大きくなりました。どちらが正確かわかりません。同じところにおいても+-8%程度違います。毛髪式の湿度計は精度が低いと聞きましたが、家庭などにある一般的な乾湿温度計による湿度の方が精度が高いのでしょうか?

A 回答 (3件)

前の回答でカタログのURLを書き忘れていました。


それにしても,「困り度3」といいつつ,2ヶ月もたってまだ締め切られていないとは。
siegmundさんのご回答で納得されてしまったということでしょうか。それならそれでいいんですが…

参考URL:http://uno.co.jp/cgi-bin/byteserver.pl/seihin_in …
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気象庁のマニュアル(「気象観測の手引き」1998年,「地上気象観測指針」1993年)を見てみました。


それによると,毛髪湿度計は「良好な状態で用いた場合は誤差が±3%程度の精度が得られるが,低温・低湿時の精度はこれよりかなり悪い」そうです。
一方,乾湿計は「注意深い観測をすれば高い精度の観測が可能であり…特に温度計球部に風を常に当てる通風装置を備えた型の乾湿計は,±1%程度の精度での観測が可能…このため乾湿計は,他の方式の湿度計の基準の湿度計として使用できる」とあります。
毛髪湿度計は,siegmundさんのご回答にもある通り,いろいろな原因で狂いが生じます。アンモニアにも弱いので,お手洗いとか,近くに家畜がいるところでは使わないほうがいいようです。
(実際,測候所など気象庁の観測地点では,毛髪湿度計は原則として使わず,通風型乾湿計か,塩化リチウム露点計(数十万円する)を使います。後者は連続観測ができますが,週に1回は乾湿計と同時観測して数値を較正しています。)

ただし,以上は業務用の計器の話です。業務用の乾湿計では「湿度50%のとき,どちらかの温度計に0.1℃の読み取り誤差があったとすると,気温20℃で0.5%,0℃で2%,-20℃で5%の誤差が生じる」とあります。いいかえれば,そのくらい温度を正確に読み取ることができるようになっている,ということです。
(温度計の目盛りは精密なものでは0.2℃刻み,おおざっぱなものでも0.5℃刻みで打ってあります。)
(また,この精度を維持するために,湿球をおおうガーゼは半月に1度程度取り替えたり,一旦煮沸して糊や油気を取り除くなど,きめこまかいメンテナンスが必要になります。)
一方,家庭にある乾湿計は,たいてい1℃刻みです。また,器機の公差として,最大±1℃程度の誤差が認められています(説明書に書いてあるはず)。
これを考慮すると,乾湿計でも±3~5%程度の誤差は生じると考えたほうがよさそうです。
しかし一方で,毛髪湿度計も家庭用のものはもう少し精度が落ちるかもしれませんので,多少は乾湿計のほうが有利かもしれません。
(毛髪湿度計でも自記式でしたら一応業務用の精度があるといっていいと思います。)
また,狂いが生じにくいという点でも乾湿計のほうに一分の利がありそうです。
ただ,メーカーさんの言われるように「乾湿計のほうが劣っている」とまでは言えないような気がします。(もしそうなら,そのメーカーは毛髪湿度計の精度をどうやって点検しているのでしょう?)

通風の問題ですが,毛髪式であれば無理に風を当てる必要はないと思います。もし,「風を通さないと,毛髪湿度計の周りの空気が,観測したい空間(室内)の空気を代表しない」と考えられるような場合は,設置場所を変えたほうがよいでしょう。
乾湿計の場合は,風を当てないと湿球の周囲だけがすぐに飽和してしまい,そのまわりの湿度と異なった値を示します。飽和した空気もいずれは拡散しますので,最終的には湿度の値も落ち着くのですが,時間がかかります(10分とか20分とか)。このため,観測された湿度がその時刻の値といっていいのかどうか問題になってくるので,気象庁では通常,通風乾湿計(小さな換気扇を回して風を通す)を使っています。

なお,毛髪湿度計を長期間,低湿度状態に置いた場合は,一旦毛髪を濡らしてなじませるとよいそうです。

ちなみに通風乾湿計のお値段ですが,カタログ(URL参照)を見ていたら11ページ目に「アスマン式通風乾湿計」が57,000円(気象庁の検定合格証つきだと10万円)とありました。
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湿度を精度良く測定するのはなかなか難しいようです.



質問にもあるように毛髪湿度計はあまり精度が良くないと言われています.
また,一度湿度がかなり低い状態(どの程度か忘れました)に置いてしまうと
狂ってしまうことが多いと記憶しています.
冬はかなり乾燥しますから,そういう事情で狂いが生じたのではないでしょうか.
また,何かの原因で毛髪に強い力がかかると,やはり狂いが生じるでしょう.

多分,乾湿球湿度計の方が正確と思いますが,
これも湿球に当たる風によって水の蒸発割合が変化しますから,
風の影響を受けます.
ちゃんとした測定で使うものは,通風型と言って一定の風量を当てるように
なっています.

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。やはりそうですか。
もう少しお聞きしてよろしいですか?
この湿度計は締め切った環境で使っています。
風があたっているというかあまり空気の動きがないところです。
そういう場合は精度が下がるのでしょうか?

補足日時:2001/05/09 14:02
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この回答へのお礼

ありがとうございます。メーカーに聞くと乾湿球湿度計の方が劣っているというのです。ちょっと???です。

お礼日時:2001/05/09 16:17

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