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コードのCM7(6)とCM7(13)について教えてください。

CM7(13)とは「ド・ミ・ソ・シ・ラ」
だと思うのです。これは何の疑問もありません。

CM7(6) とは「ド・ミ・ソ・ラ・シ」
となると思うのです。しかし、コードとして考えた場合
「ソ・ラ・シ」と音が重なってしまうと、「ラ」の音が埋もれてしまい、付加音としての効果が薄くなったり、響きも綺麗にならないように感じるんです。
「C6→ ド・ミ・ソ・ラ」とセブンスがないなら「長6度」を加えても効果的かなと思うのですが、セブンスを含む「M7」コードに「ラ」の音を加えたい時は、あくまで“常識的”とでも言いましょうか?“特別でない”考えからすると、「長13度」を加えるのが当然。

と、考えていいのでしょうか?また、私の持っているギターコードブック(かなり以前に出版されたものです・・・) には、「CM7(6)」と言うコードが載っているのですが、これはコードとしての押さえ方としては「CM7(13)」と同じ・・・と考えていい!!

と、自分で勝手に結論付けているのですが、なにせ独学で身に付けた知識を寄せ集めた結論なので、とっても曖昧ですし、不安です・・・

明確な回答をお願い出来ませんでしょうか?
宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

こんばんは。

 コード理論のご質問だと、どうも回答したくなってしまって…。
理屈っぽいオヤジだと思って、お許しください。 m(_ _)m 

さて、CM7(6)とCM7(13)の件ですが、私はベース弾きなので、基本的にテンションコードは
あまり勉強しませんでしたが、理解している範囲、あるいは基本的な事柄でお答えしたいと
思います。

貴殿のご質問の本丸は、CM7(6)とCM7(13)の場合の「ラ」の使い方だと認識して回答します。

私が若い頃に勉強した理解ですと、「テンション」の意味は「張り・緊張」であり、コード
(和音)においては、基本的なコード構成音を高く積み上げた(高層化した)もので、その
高く積んだ音を「テンション・ノート」、その和音全体を「テンション・コード」と呼ぶ…と
理解しています。

そして、テンション・ノートは「R音から完全八度(オクターブ)の間に入れない=九度以上
離す」ことが基本だと認識しています。
注意点として「九度」の理解の仕方ですが、「長九度(ド⇒オクターブ上のレ)」は通常の
9thとしてOKですが、「短九度」(ド⇒オクターブ上のド♯=レ♭)は「九度以上離す」の解釈
には含めないということです。
これは「短九度」はR音のオクターブ上(完全八度)の音と隣り合う音(半音)になり、不協
和音となるからです。
つまり、「九度以上離す」は「長九度以上離す」を意味するということですね。

因みに・・・、
1オクターブ(半音12コ)の中における不協和音は、5コか6コあったと記憶していますが、
例えばR音が「ド」の場合、最大・最強の不協和音は「増四度(ファ♯)」です。短二度
(R音の半音上)=短九度は、次点に位置付けられる不協和音だったと記憶しています。
他の3コか4コの不協和音は忘れました…。 m(_ _)m 

ですから、CM7(6)の長六度にあたる「ラ」は「R音より九度以上離す」という考え方に合致
していないので、CM7(6)はテンション・コードとは呼ばないと思われます。
一報、CM7(13)の長十三度である「ラ」は「九度以上離す」に合致しますので、テンション・
ノート(コード)と呼んでよろしいかと思います。

また、CM7(13)は長十三度の「ラ」を鳴らしますので、そのオクターブしたの「ラ」、つまり
R音からの長六度の「ラ」の音は入れないのが原則です。
テンション・ノートは1つだけにして、オクターブ下の音で重複させないということですね。

それにしても、貴殿がお持ちのコードBookにCM7(6)がテンション・コードとして記載されて
いるのは、ちょっと?????って感じです。

マッ、音楽の理論は完璧、完全無欠に受け止めがちですが、実は後付け理論であり、いい加減と
言うか、どうにでも解釈できるというか…という側面もありますね。

例えば、ハ長調において「ラ・ド・ミ・ソ」があった場合、Am7と表現するのか、あるいはC6と
表現するのか? 議論は色々あろうかと思いますが、結局のところ、どちらでもイイのです。
大切なことは、実際に演奏した(音を出した)時に「どう聞こえるか?」が最も重要であるワケ
で、その意味からすると、今回のご質問は的を射た良い内容だったと思います。

※「的を得た」と言う人が多いですがNGです!正しい日本語は「的を射た」ですネ。「的」は
  得るものではなく、矢で射るものです。

以上です。 また、余計なことまで書いてしまいました。
楽しい音楽Lifeを! 毎度の長文で失礼しました。
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この回答へのお礼

john-eagle様。いつもいつも本当に有難う御座います。本当に、本当に助かっております!!!
私は「理屈っぽい」ことを希望しております。なにせ

>>なにせ独学で身に付けた知識を寄せ集めた結論なので、とっても曖昧ですし、不安です・・・

↑ほとんどの音楽知識がこんな感じなので、
「これは、こういう理由で、こうなんです!!!」
と誰かにハッキリ行っていただかないと、本当に不安です。

なので、長文でこれだけ詳細に解説してくださることが本当にありがたいです。自分の思っていたことと同じであったり、全く新しいことも知ることが出来ているので、繰る返ししつこいですが、本当に参考になっております。
その分新たね疑問もどんどん湧いてきているんですが、ただただ聞くばかりでなく、自分なりによく熟考し、考え抜いてもわからない時は・・・・
申し訳御座いませんが、またよろしくお願いします。
いつもいつも本当に助かっております。
有難う御座います<m(__)m>

お礼日時:2012/03/14 21:10

確かにソ・ラ・シが隣り合ったボイシングはそれこそその「音の塊」の効果を狙う以外使うことはまれで、普通はラは高いところで目立たせるものです。

その意味では13を書くのが正しいのですが、一般的には(あくまで一般的にということですが)2桁の数字を使わない簡略的な表記がよく使われます。

ギターコードブックは構造上の制約から音の並びよりも構成音が合っていればよい的な表示はよくあります。ソ・ラ・シを隣り合わせる押え方は実用的でないので13とするべきところを6としているのでしょう(ソを省略したド・ミ・ラ・シは簡単ですが6thよりシが目立ってしまいます)。もっとも、上記のような効果を狙うときはギターなどコード楽器はM7だけを鳴らしてラは別のパートが単音で鳴らす方が効果的です(全体で結果的に CM7(13) となる)。
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この回答へのお礼

回答有難う御座います。

>>ギターコードブックは構造上の制約から音の並びよりも構成音が合っていればよい的な表示はよくあります。

↑これ!ありますよねぇぇぇ。構造上の制約があるんでしょうけども、どれだけこれで混乱させられているか。
ま、コードのこと勉強した人が読むようなコードブックばっかり買っている初心者の私にも責任は多々あるんですけど、でもそれなりの説明欲しいです
「C #4」なんて書いてるコードブックもありますよね。どんなけ悩んだか!!!
音楽は自由なんで何をやってもいいとは思っていますが、闇雲に何でもやると何をどうしたいのか自分もわからないし、聞き手にも伝えられないような気がするんで、ちゃんと基本は押さえておかないと・・・
と最近思うようになり、このような質問をさせて頂きました。
アレンジの例も教えていただき、大変参考になります。
有難う御座いました。

お礼日時:2012/03/14 21:03

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