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お世話になります。
オーディオ中級者(機種的にも)です。

早速ですが、
背景
MM/MC対応のアンプ(トランジスタ)を処分してしまい、MM入力アンプ(真空管)のみを使用してますが、
カートリッジも同時に処理してしまい、MCカートリッジしか持っていません。
現状のレコードの音には、新しい真空管アンプも含めある程度満足していますが、
欲が出て来た為に、アドバイスをご意見をお願いします。

欲とは、同じアルバムをSACDとレコードで効き比べた際に、確かにレコードから出ているがSACDに比べると弱い音源(楽器等)が確認出来るため、MC昇上トランスを使用すれば、もっと音が鮮明になるのでは?、アルバムのオリジナルがレコードであればアルバム制作者の思う音に近づけるのでは?
と探求したくなります。
反面、現在のオーディオシステム自体にも自分的には満足している為、下手にMC昇上トランスを入れる事による音の劣化を気にしています。

質問:以下のMC昇上トランスを検討していますが、音の鮮明差に期待が出来るのでしょうか?、また音の劣化は発生しませんか?
もしくは音的にこの価格帯製品なら購入の必要性なし。
(決め事:これ以上の価格帯の物であれば将来トランスを購入して自作したいです、その前にPCハイレゾ系のシステム導入も進めているもんで、現在コスト的に無理)

DENON / 300LC
Ortofon / ST-5
オーディオテクニカ / AT-PEQ20
Pro-ject / Phono Box SE II or Phono BoxII SLV
(但し、Pro-ject製品はイコライザー機能も有るので次点です)

中古
DENON / AU-320

参考:使用機材
針:DENON / DL103R (他のカートリッジに変更する気はありません)
プレーヤー : Pro-ject RPM6.1 SB(トーンアームは純正9c)
アンプ:トライオード / TRV-A300SER 
(真空管は一段目GE or electoro-harmonix、以降はelectoro-harmonixに交換)
比較しているCDプレーヤー : DENON / DCD-1500SE

以上、先輩がたのアドバイスをお待ちしております。
では

A 回答 (2件)

現在アナログレコードを聴く環境にありませんので、候補の製品を試すことはできません。


基本論ですが、以下に述べることに例外はないでしょう。
 
MC昇圧トランスの役割は2つあります。
 
一つ目は電圧を高めること。
二つ目は、発電コイルに負荷を掛けること。
 
二つ目は意外と知られていません。
負荷インピーダンスによって針先の動きに(逆起電力による)制動が係り、負荷インピーダンスが低いほど針先を動かす為に力が必要になります。
レコードの溝は針先を動かしているだけではなくアームも動かしています。針先が動かなければアームが動く、このバランスが変わりますので、低音の出方が変わります。
また、慣性力によって動き過ぎるのを制動力が抑制します。これにより負荷インピーダンスが低い程輪郭がはっきりした音になります。
コイルは音域によってインピーダンスが変わり、MC型一般に高音にインピーダンスの山があります。このため負荷インピーダンスを低くすると高音が少しでにくくなります。
 
MCをMMの負荷インピーダンス(50KΩくらい)で聞けば、全くと言ってよいほど制動がかかりませんので、だらしない音に聞こえるでしょう。
一つ目の電圧を高めることで、ノイズとシグナルの差がましてコントラストが広くなるのはもちろんですが、
二つ目の負荷インピーダンスによって、音のピントや色調が(カメラに例えています)変わる訳です。
昇圧トランスの役割は劣化という言葉とは、次元の異なる現象です。
MMモードの接続するほうがむしろ劣化していると言えるでしょう。
 
DENON DL-103R の出力インピーダンスは14Ω
これに対し昇圧トランスの負荷(入力)インピーダンスは
DENON / AU-300LC は40Ω
DENON / AU-320 は40Ω,3Ω
Ortofon / ST-5 は 3Ωオーディオテクニカ / AT-PEQ20 は100Ω
Pro-ject / Phono Box SLV は100Ω
Pro-ject / Phono Box SE II は17,18,20,22,69,100,200Ω
 
この中では、Ortofonは明らかにインピーダンスが低すぎます。低音高音とも出にくくなるでしょう。
適正なのは、やはり同一メーカーのDENONの40Ωで、AT-PEQ20やPhono Box SLVは次点。Phono Box SE IIは最適負荷インピーダンスを変えて最適な(好みの)音を取り出そうという二つ目の役割を重視した設計と言えます。
 
DL-103Rの襟を正させるには、昇圧トランスは必要で、抑制しすぎても、緩すぎても能力を発揮させる事にはなりません。
 
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この回答へのお礼

ご回答、有り難うございます。
悩みが解消しました、特に二つ目の役割については全く知りませんでした。
早速、明日からDENON製の300LCか320を物色してみます。
また、各トランスのインピーダンスの比較もありがとうございました。
何気なくスペック表を眺めていましたが、キチンと理解できました。

では

お礼日時:2012/04/02 00:14

使用カートリッジがDL103Rなら、ミドルインピーダンス向けのDENON / 300LCかDENON / AU-320でしょう。

トランスはヘッドアンプに比較すれば故障の確率が低いので中古でも、信用できる店ならありだと思います。
少なくとも、MM対応のフォノ入力そのままで、ボリュームを上げて使うよりは、いい結果が得られると思います。

Ortofonはローインピーダンス向けであることは明らかですし、AT-PEQ20はフォノイコライザー機能がメインで、ゲイン調整でMC対応をおまけでつけたような感じがします。
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この回答へのお礼

早速のご回答有り難うございます。
中古ショップも含め、DENON製を検討してみます。
では

お礼日時:2012/04/02 00:08

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