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高速道路で、また痛ましい事故があったようです。トラックが、後方から追突して来て中に居られた方、数名は死亡されたようでした。毎回思うのですが、頑丈なシャシーの車なら、多少はマシなのかと考えますが、よく言われる車に、ボルボがあります。見た目たいした感じはしないのですが、やはり、ボルボは頑丈なのでしょうか?買うならV40のような安いボルボでもいいと考えます。また、以前、知り合いの自動車修理工場にBMW(現行3)があり、フロントフェンダーが外してありました。覗くと、そのドアヒンジを見て、驚いたのですが、とにかく太く(ぶ厚く)日本車のヒンジなど子供のオモチャに見える程、重厚な感じを受けました。「これは、勝てんわ!」と言うのが、正直な感想でしたが、ボルボに限らず、BMW、ベンツ、アウディ等も、やはりそれなりに強度はあるのでしょうか?規格が根本から違うのでしょうか?

A 回答 (6件)

ことしの N-CAP(ヨーロッパ安全テスト)でボルボは高い評価を得ていましたね。



http://www.euroncap.com/bestinclasscars2011.aspx

日本のメーカーも高い評価を得ていますよ。

2006年の安全テストでは、スバルレガシーに完敗したので、
VOLVOは自身のホームページに謝罪文のような広告を掲載しています。
http://www.volvocars-japan.com/contents077.htm

VOLVOは特殊なマーケティングをする会社です。
大型トラックを得意とするメーカーなので、操縦性より頑丈さが売り物のようなところがあります。
日本で商品展開するとき、その頑丈さに目をつけた商社が、安全性を前面に打ち出して、富裕層を取り込んできた歴史があります。

N-CAPの中で評価が低いのはJEEPなどの頑丈な車体を持つモデルです。
このタイプは、不正地を走行するために頑丈な車体構造、
ラダーフレーム(ハシゴ型)トラックやダンプに使用される構造になっています。
衝突実験の動画を見れば判ると思いますが、車体が変形することで衝撃を吸収するようになっています。
コンパクトカーの衝突テスト
http://minkara.carview.co.jp/userid/474823/blog/ …

高いところから飛び降りる場合を考えてみてください。
柔らかいマットレスのほうが、硬いコンクリートより安全に着地できます。
同じように柔らかい車体のほうが、衝突時の安全性が高いのです。

バイクのヘルメットの中にも白いスポンジが入っていますが、これも衝撃を吸収するためのものです。
成分的にはスーパーの食品トレーと同じものです。食品トレーの上に重いものを落とすと、跳ね返らず静止します。これはスポンジの部分が変形してエネルギーを吸収しているためです。

欧州車、特にドイツの車のシャーシーは、日本車に比べ重たい傾向があります。
走行速度が高いので、重たいほうが有利なのです。
150km/h以上では、バイクでも、2ストのNSR TZRより、ハヤブサなどの重量級のほうが安定していますし、安心してブレーキを握れるのと同じです。
これは、戦後の自動車産業が戦時中の航空機産業から技術を受け継いだ影響もあるのですが、
頑丈で、撃たれても落ちない機体に強力なエンジンを積んだアメリカ
ガソリン直接噴射と加給機を使用(現在のダウンサイジングエンジン)急降下速度高いドイツ
非力だけども燃費の良いエンジンと軽量な機体、急降下すると運解する日本
それらの特徴が、今の車にも受け継がれています。
しかし、今後炭酸ガス排出量の規制から、欧州車もだんだん軽量化されてくるでしょう。
車体の軽量化では、まだ日本がリードしていますが、ドイツでは革新的な研究が進んでいます。

この10年 ドイツ自動車産業の技術革新は大きく進歩し、大幅なコストダウンと品質の改善が進んでいます。
バブルのころのドイツ車とクラウンやカローラを比べると、カローラのほうがドアやボンネットのつなぎ目が精密にできていました。車体の精度も日本車のほうが数段上でした。
(黒い車に写りこむ風景を見れば判ります)
しかし、現在、アウディやVWの車を見ると、トヨタと同じかそれ以上の精度で作られています。

ドイツ車のボディの精度を大きく改善したのは、レーザー加工技術です。
この分野では、現在ドイツが最も進んでいます。
パソコンのMACBOOKの電源ボタンや、液晶の上にあるマイクの穴などはレーザーで加工されています。
髪の毛も入らないような精密な加工です。
レーザーでは精密な加工を高速度で行うことができます。
http://www.laser-concierge.com/kakou/kakou008.php

アウディなどでは、レーザーを使用した溶接で車体を組み立てていますが、スポット溶接ではなく連続して溶接するので車体の強度が高くなります。
三菱のコルトラリアートが車体強度を出すために連続シーム溶接を施していますが、それをレーザーで行っています。
http://response.jp/article/2008/04/23/108551.html

レーザー加工技術では、日本ではトヨタが最も進んでいますが、ドイツには遅れています。

そのほか、車体の軽量化のためにアルミニウムやマグネシウムを使ったり、プラスチックと金属の強固な接着技術の研究が進んでいます。
特にマグネシウムの技術では日本は大きく遅れています。

車体の強度が高い車と柔らかい車では、ボディの寿命は柔らかいほうが長持ちします。
硬いボディでは走行中の衝撃や振動を吸収できないので、金属疲労や電装品の耐久性などの問題が生じます。
硬いボディはフルマラソンを下駄で走ると同じで、膝や腰を痛めます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ヨーロッパはさすがですね。てっきり伝統的なものに固執するほうかと思っていましたが、意外に柔軟に対処してますね。精度が上がると日本車も安閑とはしておられません。トヨタ一極集中だけは、避けねばなりませんので、ボルボかアウディにしようと思っています。

お礼日時:2012/04/05 05:18

体験談を書きます。

VOLVOは740とXC70に乗りました。
XC70は、ぶつけた事もなくまたぶつけられた事もないので、解りませんが、740は追突(加害者)が一回、停車時に突っ込まれたことが2回あります。
追突の時は、3台に被害を与え、一台は全損(車がつぶれてくれたため、乗員は、無傷)。その前の車は、2か月の重傷。3代目はバンパーが落ちた程度でした。私は、腕に擦り傷を負った程度で、警察官に乗って帰っても良いと言われました。もちろん車は無傷ではありませんが、自走して自宅まで帰りました。
後ぶつけられたときは、相手の車が気の毒なほどつぶれましたが、軽くへこんだ程度で、警察官からエンジンルームも見せてと言われ、本当に丈夫なんだなと感心されました。
走行性能も大変よく、一日1000キロぐらいは疲れないで走ることができました。
ボディー剛性も、道路のちょっとした突起部分を通過しても、ハンドルだけに感覚が伝わる車でした。
その後に乗ったXC70は、残念ながら、740ほど魅力のある車で無かったです。

日本車も、レンタカーで何度か乗りましたが、安定感という意味では、10年は遅れているような気がします。幸いなことに事故ったことはないので、安全性能は解りませんが、一つ思うことがあります。
ダイアナ妃が事故で亡くなられましたが、助手席に乗っていた人が助かったという事実です。

世界の要人を乗せるのには、ベンツが多いのは間違いない事実でしょう。いくらでも丈夫に出来る、強度を持たせることができるということだと思います。単に高級なだけとは違うことが見えてくると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。文面からも"さすが"と思います。やはりベンツも強いですか。ヒトラーの遺産ですね。

お礼日時:2012/04/05 05:11

既回答に重複しますが、自動車も「エネルギー不変の法則」から逃れることはできません。


未だに「ぶつかっても潰れない車がいい車」という前世紀の遺物的な発想の方も少なくないようですが、車が吸収しなかった衝突のエネルギーは、車内の一番柔らかいところ =搭乗者の肉体に集中することになります。

で、30年くらいまえから、セーフティシェルとして機能するキャビンとエネルギーを吸収するクラッシャブルエリアとして効率的に潰れるエンジンやトランクなど、エネルギーを分散させる構成となるような設計になっています。

近年、公的機関で実施した衝突安全性テスト結果が公開されています。
日本では「jncap」、欧州では「euroncap 」で検索してみましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。検索します。

お礼日時:2012/04/04 17:12

車の衝突安全性というのも、昔と考え方が大きく変わっていまして、一昔前はとにかく変形しないボディー(頑丈な)が良いとされていましたが、他の方が回答されているようにそれでは乗員の保護が出来ないため、現在では壊してショックを吸収する部分と変形させずに乗員を守る部分に分けた構造になっています。


ちょっと面白いのは正面衝突の場合BMWではエンジンが室内にめり込んで乗員を傷つけつのを防ぐためエンジンが下に落ちて、室内にめり込まないような構造になっていたりします。
いろいろ、各社工夫している訳です。
とは言っても、物理的な限界があるので、それを超えた負荷が掛った場合はどうしようもないですね。

ただ、一般的に言えることは、ワンボックスや、ステーションワゴン、ハッチバックタイプの車は構造上強度を保つのが難しいでしょう。リアにトランクと室内の後端にバルクヘッドを備えた3ボックスタイプの方が構造上有利です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/04 11:37

頑丈な車、というのは、外部からの衝撃をボディが吸収せず、内部


にそのまま伝達する車・・・ということでもあります。車が頑丈だと、
ぶつかった時、中の人間は物凄い衝撃を受けるんですね。

頑丈でない車は、外部からの衝撃を「ボディが変形すること」で
和らげますから、実は中の人間はむしろ衝撃が少なく安全なん
ですよ。もっとも、「受ける衝撃」が大きすぎると完全にボディが
つぶれてしまいますから、どの程度「柔らかくするか」は非常に
難しいんですけどね。

どの程度頑丈にするかは、設計者だけでなく、その車が使われる
状況に依存する部分があります。日本では、比較的低速で衝突
することが多いので、日本車は車体をある程度柔らかくしておいて、
中の人間に衝撃が伝わらないことを第一に考えているんですが、
欧州は速度が高いので、車体をそれなりに固くしておかないと、
衝突時に完全につぶれてしまうんですね。

更に北欧は速度だけでなく、凍結路での衝突を考える必要があり、
そのまま滑って道路外に落下、車体が歪んで脱出出来ないと
なると、衝突で生存しても冗談抜きに凍死する可能性があるんで
多少の衝撃より脱出可能性を大きく考えているんですね。

車は丈夫だからいい、という話ではありません。その車が置かれた
状況の中で、如何に車内の人間を守るかという「ポリシー」の問題
になるんですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはり車側で無く、運転手のモラルの低下ですかね?死亡された方は、本当に気の毒です。

お礼日時:2012/04/04 11:40

ボルボが頑丈といわれるのは、衝突耐性ではなく30万kmとか40万kmとか走るという意味の頑丈です。


また先日、Top Gear という番組で、BMWを逆さにして数mの距離から落としたら屋根がつぶれてぺったんこになるが、SAABなら同じ事をしてもつぶれない、というのをやっていました。
ドイツ車が頑丈というのは、ある程度イメージの産物でしょう。今はドイツ車もつぶれることで衝撃を緩和するような造り方をされていたはずです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2012/04/04 11:41

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