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伝統派空手の組手試合を見て、気になったのですが、優勝や準優勝、ベスト8など、成績上位の方々に「左利き」の方が多い事に気が付きました。
つまり、「左利き」構えなのです。
全国大会で上位に入る師範クラスの方々は、右構え、左構え、どちらの構えもできると聞いています。
日本人の3割は左利きで、7割は右利きという話しも聞き、「左利きの人のみ空手をやる」という事でもないと思うのですが、「左利き」の方のほうが組手試合では有利なのでしょうか?
左利きの方のほうが数的には少ないので、右利きの方の場合、相手が左利きだと「鏡向かい」のようになるので、試合しずらいけど、左利きの方は常に右利きの方と試合をするので、「鏡向かい」は慣れているから、試合しずらいという事がないので、有利なのでしょうか。
それとも、もっと違う理由があるのでしょうか。
伝統派空手の優勝や準優勝などの成績上位者に、左利き構えの方が多いのが、気になっています。
ご存知の方、ご回答下さると嬉しく思います。

追伸
柔道でも、西郷四郎師範は、左利きと聞いています。

A 回答 (3件)

伝統派は、最初から左右どちらでも同様の力量の技であることが求められます。

従って、右でも左でも、まあ、関係ないという建前があります。実際、殆ど、右の技も左の技も同じにできます。しかし、基本動作や型は、右用ですから、左利きの人は、当初の指導時、体を勝手に動かすと言うより、慎重に動作を確認することになって、その分、あとあと、一つ一つの技の理解が深まると言うことがあるかもしれません。
また、受けのタイミングがどうしても間に合わない時、左構えにして、より機敏に動く右の利き腕を前にするということも良くあります。実際、こうすることで、受けに対する不安が薄れて、恐怖感が少なくなります。それに、空手の基本が順突きだとしますと、後ろ足を一歩踏み込む本来のものより、カウンター気味に前足だけを半歩踏み出すだけで済む右前の構えの方が速いですね。そういう理由で、右の順突きが得意だから、左構えという人も居るのです。
更に、実体験から言いますと、生来の左利きという人は、細身で動作が機敏であったという印象があります。多くの人たちの中で、特に、前後に、ひっきりなしに動き回るN体育大学空手部員を思い出したりしました。私は他大学でしたが、一年次にたいした選手にはなるまいとタカをくくっていましたら、三年次に恐ろしく強くなっていて、試合で当った時に、随分驚きました。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。「左利きの方が運動神経が右利きよりも良い」という理由でもなかったのですね。でも、左利きの方にスポーツや武道の成績上位者が多いのが結構気になりました。

お礼日時:2012/04/19 22:45

なかなか良い観察眼を持っていますね。



まず左構えは本来中国(大陸)的な構えであって日本人にはなじみの少ない構えです。
ではなぜ左構えか。
中国に「蜂の千手より熊の一手」という格言があります。
これは右利きが最大限に力を発揮するために、左を前に出した結果の構えです。
左手の初動作で防御、若しくは牽制用パンチ、
その後隙をついて腰が入る右のパンチをお見舞いするという形です。
当然腰が入るからパワーは乗りますが、
動作が遅くなります。

そして先ほど言ったように日本人にはなじみが少ないというのは、
日本人は右構えの動作がとても多いのです。
例えば鍬を持つときは左手が手前で右手が前方、
当然足の位置も左足が後ろで右足が前方です。
剣道も右足、
柔道も右構えです。(これは人によって異論があると思います)
合気道も右構え。

何をいいたいかと言うと日本人は多くの合戦から、
右側(構え)が有利というのを知ってるのです。
喧嘩になった場合、「ぶっ殺す」と言ってローキックやボディーブローを
狙う奴はいません。
イの一番に顔面を狙います。一度でも喧嘩をやったことがある人なら分かりますが、
大振りした場合には案外パンチって当らないものなのです。
相手が冷静だったり、場数をふんでいれば踏んでいるほど。
そういう場面で、一撃で、しかも最大パワーで、狙いを外すことなく当てられるのは、
右利きであれば当然右パンチなのです。
左であれば威力は落ち、一撃で力を込めたパンチはできないのです。

従って逆も真なり、左利きの人にとっては左利きは非常に有効な構えなのです。
ボクシングのようなラウンド制ではなく、
3分以内に一本というような試合では利き手が前方にあるというのは、
スピード、パワー、スタミナ両面から見ても非常に優れているのです。

ブルースリーのジークンドーは右構えなのですが、
これは実践から生れた結果です。
ブルースリーが学んだ拳法は非常に多くの技と構えで多彩なものでしたが、
実践では出せて2つ3つの技しか出ないと気づき試行錯誤の結果、
ジークンドーが生れたのです。
より実践に近いジークンドーが右構えなのは、
はからずも日本の古武道が右構えだったことを証明することにもなります。

結論として右利きは右構えが有利であって、
左利きは左構えが有利ということです。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。左利きに成績上位者が多いように思ったのですが、左利きの方が運動能力に優れているという事ではなかったのですね。

お礼日時:2012/04/19 22:53

 空手に限らず、格闘技では慣れない相手、予測できない相手と戦うと虚を突かれ実力をだせないままに敗れることは多々あります。


 左利きということは、相手に「やりづらい」という感覚を抱かせることができる、という一点において、相手よりも有利である、といえます。

 剣道でも、上位の方は上段を得意とされる方もいますし、二刀流が試合で上位に食い込むことも珍しくありません。
 要は相手の虚を突けるかどうか、ですから。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。右利きと左利きだと、右利きの方は鏡向かいになるので、動きづらいというのはありますが、左利きは、右利きの人と対戦する事が多いので、鏡迎えの対戦に慣れているという点では有利なのですね。左利きの方が、運動神経が優れているという事でもなかったのですね。

お礼日時:2012/04/19 22:50

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