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前に「韓国はなぜ首相の靖国参拝を問題にするの?」と質問した者です。
首相参拝に関しては、賛否どちらも一理あると思うのですが、反対側の「靖国参拝には軍国主義的雰囲気が否めない」という意見はもっともな気がします。兵器を神社に展示しているのも変だし、裁判が正当かどうかは別としても、国際的建前上、戦犯合祀というのは無理があるのでは。
調べてみると合祀は昭和53年と比較的最近の話です。いったい誰がどんな理屈で合祀したんでしょう? 一宗教法人の独断でしょうか? 

A 回答 (6件)

えーっと・・・質問者さんがとりあえずと棚にあげてる部分が中核ですのでそこを除いて無理があるのかないのかなどの質問自体に無理があると思うのですが。



まぁひとまず質問に回答しておきますと。
まず講和条約には日本国独自の判断による戦犯たちの勝手な釈放を禁ずる「戦争裁判受諾規定」というものが存在していましたが、独立後には彼らを釈放すべしの一大国民運動が起こり昭和30年台前半にはABC級全員の出所が実現したという経緯があります。
これと連動して改正遺族援護法というものが昭和28年に成立しています。東京裁判その他で戦犯となったものを通常の戦死者と同様に扱うことを(社会党・共産党を含む)全会一致で決定されています。すなわち「軍事裁判で命を奪われた軍人は戦争で命を落としたもの」と認識されていた訳です。

物理的に釈放されて法的にも許され最後には名誉も回復(神社合祀)の話が出たという流れです。
まぁ靖国の合祀予定者リストの原簿となるのは遺族援護法・恩給法の対象そのもののことですから、上記改正によりここに名前が載っている以上、この人はダメとか特例扱いは出来ない訳でしょうが。
でそして昭和34年から戦争裁判受刑者が逐次合祀され、53年にA級14名が合祀されてようやく完了したということです。

別にこの時点では中国様もお怒りではなく、あの57年の「進出→侵略」書き換え大誤報事件の時もさらりと流されました。が60年ぐらいからメンツ回復の為に躍起になってる某アカヒ新聞が両国を煽って問題化させることに成功。そしてこの時以来、この干渉の成功に味をしめた中国は、以降も内政干渉を活発化させることになります。90年中盤以降の中国愛国運動の盛り上がりもあり今では国民感情レベルまできている感がありますね。
対立を徹底的に煽ったアカヒの関係者も大喜びなことでしょう。

閑話休題
というわけで合祀の犯人としては、釈放を要求し数百万もの署名を集めてしまった尻軽な国民、全会一致で可決した時の大衆迎合主義な国会、200万人を越える戦死者リストを独自の調査で一から作ろうとしなかった手抜き神社あたりを断罪しておけばいいのではないでしょうかね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
教えていただいた「戦争裁判受諾規定」というキーワードで調べると、政府は条約を破ったわけではなく、関係国に釈放容認を働きかけたとありました。でも共産化後の中国とは国交もなかったわけですね。国内に外交上国益を損なうような活動をとる勢力があることは承知していますが、民主国家ならある程度仕方ないことで、これを押さえるならそれこそ中国のような言論統制が必要です。要は政府が彼らに無用な隙を見せないことです。それでも何かほじくりだすんでしょうが。

お礼日時:2004/01/07 15:07

大東亜戦争が正式に終結するのは昭和27年4月28日です。

それ以前に敵によって殺害されたのだから戦死者であって、何か問題があるでしょうか。

軍事法廷といっても、戦争は終結していないのですから、あれは戦争行為です。

もちろん昭和20年8月15日というのは、戦争当事国の一方が内部的に戦闘行為を停止することを全部隊に指令した日に過ぎません。国際法的に意味を持つものではないのです。

したがって連合軍がその間にやったことは、憲法制定にしろ、財閥解体にしろ、農地改革にしろ、すべて戦争行為です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
講和条約発効までは戦争だったということですね。でも、No.3の方が指摘された11条を飲んだ以上、日本はA級戦犯の平和・人道に対する罪での有罪を認めていると思います。それでも戦死だ!という解釈もあるかもしれませんが。

お礼日時:2004/01/10 04:02

下記URLで、過去の経緯があります。


本来、戦犯遺族への人道的な生活保障問題が、
事務的な処理で合祀になってしまい、
新たな問題を作ってしまっていますね。

参考URL:http://www3.ocn.ne.jp/~nskc/top/yasukun-arc.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ご紹介くださったURLでとてもよく理解できました。
合祀された戦犯に関しては、刑に服して処刑された時点で罪は償っており、誰が参拝して敬おうと問題ないという意見も聞きました。もっともな主張ですし、首相も自分の正当性をしっかり説明すればいいと思うんですが。

お礼日時:2004/01/10 04:14

#3です。



>そもそも戦没者慰霊が目的なので変じゃないと思いますよ。

そういえばそのとおりですね。
生き残って戦犯とされ処刑された人が「戦没者」に当たるのか否かがポイントになりますけど、これを「戦没者」ではなく「戦争犯罪者」と定義すればおっしゃるとおりですね。

私の考えには、国のために命を落としたことに変わりはないのだから「戦争犯罪者(戦勝国が勝手にそう呼んでるだけですけど)」も「戦没者」とみなしたいという私見が入っていたようですね。

>それをいうなら、小渕さんが合祀されないことのほうが変です。一応国に命をささげたのに。

えっ、小渕さんは単なる病死では・・・?
首相のストレスに耐えかねて病気が発祥したという可能性は皆無とはいいませんが・・・。一般企業でも労災扱いされる可能性は極めて低い事例ですから・・・。

私の#4の意見は少し訂正して、「通常的な論理思考に基づいた」というのははずします。
その代わり「生き残れば戦犯になるはずだった償還も戦死すれば戦没者、生き残れば戦犯、これってなんか変じゃないですか?」とします。

質問者様がこの疑問に「変じゃない」と思われるのであれば、知識の浅薄な私の出る幕ではなかったということで、失礼いたしました・・・。
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。
確かに小渕さんは病死ですね。首相の激務に加え自由党連立離脱問題に追われ過労死した「殉職者」とみなしたいという私見が入っていたようです。
訂正された#4の意見については、「被疑者死亡であっても犯罪の容疑があれば訴追すべき」という原則で貫けば矛盾はなかったと思われます。そういえば、自決した人は戦死じゃないのかな?

お礼日時:2004/01/10 04:30

通常的な論理思考に基づいた指摘をひとつ。



例えば将官クラスの人でも、戦争中に死んでしまった人は戦死だから祀られて、生き残った人だけ戦犯になって祀られないなんて変じゃないですか?

この回答への補足

そもそも戦没者慰霊が目的なので変じゃないと思いますよ。それをいうなら、小渕さんが合祀されないことのほうが変です。一応国に命をささげたのに。
また、中国が問題にしているA級戦犯は、建前上侵略戦争自体の責任を認められているので、通常的な論理思考に基づくと、他の日本人の戦死の責任も負っていることになります。

補足日時:2004/01/07 15:07
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そもそも戦犯という戦犯じゃないという区分けがちゃんちゃらおかしいので戦犯は祀らないという話はありえません。

また、日本では伝統的に死んだ人は皆仏様という考えがあり、刑事ドラマなどでは死体のことを「ホトケ」と言います。犯罪者であったも、死者は祀られます。菅原道真公も太宰府に配流され、無罪の罪で怨霊になったとまで言われていますが、同時に神様として祀られています。本当に無罪なのかどうかは誰にも分かりません。崇徳院だって流刑ですが神様です。

この回答への補足

A級戦犯にも広田弘毅のように罪があるとは思えない人物もおり、「勝者の裁き」であることは承知していますが、政府が東京裁判の判決に公然と反対しない限り、中国など戦勝国側が、日本にA級戦犯を侵略の責任者として扱うよう望むのは、筋がとおっていると思います。中国が油断のならない国であるということも理解していますが、だからこそ外交上の隙を見せるべきではないでしょう。日本文化においては敗者、罪人も慰霊の対象となり得ることも確かですが、ならばこの理屈を首相自らしっかりコメントすべきでは。

補足日時:2004/01/07 14:42
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