こんにちは。私は販促ツールの企画制作をしています。
ある企業向けの企画で、太陽光発電住宅を建ててもらった
ご家庭のお子さま向けに「たいようこうはつでん日記(仮題)」
というような冊子またはシールのようなツールを配り、
夏休みの自由研究などで活用してもらう企画を提案できないか考えています。
今日一日自分の家がどれくらい電気をつくって、どんな電化製品が
動かせたか、記録してもらおうという物です。
形はまだ決まってませんが楽しく使ってもらって、結果
夏休み中に家がつくった電気でどんな電気製品を動かせたのか?を
見えやすくする記録の為の補助ツールのようなものを考えてます。
そこで質問なのですが、
この手の企業が提供するツールを使って提出する自由研究って、
きちんと自由研究としての評価の対象になる物でしょうか?
そのような物を配ってお子さまに楽しく楽しく使ってもらっても、
休み明けに提出したら「不可」のような評価を学校からもらってしまっては
本末転倒と思い質問させていただきました。
何卒宜しくお願い申し上げます。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
「お礼」を読ませていただいての感想です。
>ツールを使ってもらう事で「ぼくの家・わたしの家」がどういう家なのか、
どんな役割をもっているのかををまずは知ってもらう、というところが着想の元でした。
もう少し素直に言えばお子さんがそういう部分に興味を持ってもらう事で、施主である親御さんにも
あらためて「この家を建ててよかった」という「満足度の向上」という部分まで到達できればベストかな。
ここから感じたこととして「そのツールを使う主体」が誰であるのか、との疑問です。質問者様の目線が結局の所、子供をダシにして「施工主である親御さん」を意識しているのではなかろうかとの率直な感想です。
かつて『科学』と『学習』といった教育雑誌に付録として付けられていたモノはテキストの中身と連動する性質を有していました。それはテキストに記された文章やイラストからでは「理解」が不十分であり、テキストの内容をより具体的に理解させるといった「目的」が明示されていたことに起因します。
企業が提供するツールといっても多様です。新聞社ならば「新聞の記事でどこに興味を持ったか」との問い掛けをする材料にもなれば、「新聞が作られる過程」を実際に見せて、訪れた見学者に「その日の見学の様子」を記事としてできた新聞をプレゼントするなども実際にあります。
太陽光発電によって得られたエネルギーがどのようなプロセスを経て利用され、最終的にどのような形のモノになるのか。この「最終的に」が子供達の「学び」にとって最も大切な部分です。
大人の立場では「太陽光発電」を利用した結果「今月はどれ位の節電ができたか」が家計として一つの指標として意味を持ちますが、子供にそれが理解できるかは疑問です。
むしろ「モノの変化」を対象領域とする理科教育の素材として朝顔や松葉牡丹の種と小さな植木鉢をプレゼントすれば、「植物の成長過程」を記録することで「モノが変化する過程そのもの」に興味を持ってもらえると思います。
太陽光発電によって蓄えられた電気エネルギーが最も有効に活用されている場所の一つに病院がありますが、病院にはなぜ季節の草花が数多く植えられているか。患者に季節の移ろいを五感で感じていただくと共に植物の持つ、しなやかではあるもののその根本にある逞しさから何かを感じ取ってほしい、との医療側の願いもこめられています。質問者様はそろそろ若手から中堅に差しかかる頃の年代の方でしょう。でしたら「全く違うスタンス」からものごとを観てアイデアを練る時期にも達したとお考えになっては如何でしょう。このままでは疲れてしまいますよ。
TANUHACHIさま、ご回答ありがとうございます。
前回のお礼にも書かせていただいた通り大元の着想は
>そもそもの発想が「販売促進」に根ざすもの
というところが偽らざる事実です。で、
>施主である親御さんにもあらためて「この家を建ててよかった」という
「満足度の向上」という部分まで到達できればベスト
という所謂CSの向上をクライアントさまには説明しようと考えてます。
ですので表現は別として
>子供をダシにして「施工主である親御さん」を意識
ということも否定はできません。というよりも明確に意識はしています。
そこがはやり企業が実施する販促活動において子どもさんに働きかけるものとしては理解を得るのが
難しい部分ではありますね。しかし経済活動における広告・販促というのは
決して「悪」ではありませんのでまずはプレゼンに向けて動こうとは思っています。
実務に於いてはまず相手にぶつけることが物事の始まりですしね。
留意すべき事は山ほどあるかと思いますし、クライアント様の評価がどうなるかは別ですけども。
ただ仰られるように「違うスタンス」というのは意識して行きたいです。これは何事にもそうなんですが
自分の立ち位置からの発想が基本となるので、どうしても硬直しがちな部分ですものね。
貴重なご意見ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
元校長です。
以前私の勤務していた教委から、そのような宿題が小学生に出されました。
ところが、家の電気の消費量を知るということでは良かったのですが、それを提出させるということになると、家庭内のプライバシーを公開することになるのではないかとの質問が校長の中から多数出ました。
保護者の一部からも、プライバシーの侵害との声もあがり、結局提出は自由ということになり、ほとんどの子どもは提出しませんでした。
参考までに
sarahbeezeさま、ご回答ありがとうございます。
なるほど、今はやはり各家庭ともシビアにお考えになるんですね。非常に参考になります。
個人情報についてはかなりシビアになってますね。特に教育現場で実務を担当されている
立場の方は難しい判断が求められるのでしょうね。様々なニュースでもそのような事例を見聞きします。
様々な意見をいただきましたが、方向性としては「自由研究・宿題」ということではなく、
家庭内で親子で楽しみながら記録・観察しましょう、という方向での表現となるかな?と考えています。
「自由研究・宿題」を意識するとどうしても印象としては「教育」を建前とした「販促活動」という
ネガなイメージでとらえられてしまうかな?と。それはきっと親御さんにも言えることではないかと
考えるようになりました。ご意見ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
もういちど読み返しましたが,もしご提案のようなものを提供するなら,少なくとも天気記録とあわせる形のほうがいいだろうと思います。
なお,電力の単位のワットは,中学校では習わなかったかもしれません。ついでに,>市販のソーラーカーのおもちゃ
まあ,たしかに,ぼくの回答はこれに近いです。しかし,理科教員免許を所持し,電気いじりも好きな者としていえば,適切な教材ではないと思います。
直流モータを回し始めるには,瞬間的に大電流が必要なので,パワーのない太陽電池ではきついのです(モータがうなるだけで回りません)。相当大きな光量があれば,モータは回ります。これは,ぼくがある無人機器を設計したときに苦労した点であり,コンデンサに蓄電する制御回路を組み込みました。
電球のように,単純に熱を発する素子では,こういう問題はありません。だから例としてあげたのです。
指導にあたる者は,こういう細部まで知りつくしているのです。
passersby2さま、たびたびのレスポンス、ありがとうございます。
科学的な教材、という観点では根拠に基づいた振る舞いと結果が得られる
ことが重要なのでしょうね。
そもそも今回考えていた「記録」(観察と言ってもいいのかも知れませんが)
を手助けするツールとはやや異なりますが、ご意見のような装置は例えば
展示場に設置するなどできると、興味を持っていただけるかも知れませんね。
ご意見の中で興味深いのは
>コンデンサに蓄電する制御回路を組み込みました。
の部分で、少し今回の件からは外れてしまうんですが、
これらの太陽光発電住宅も太陽光パネルでつくった電力を蓄電させる仕組みを
持たせ始めています。これは大きなパワーを得る、というよりも
昨今の電気事情を鑑みた、イザという時の蓄電、という意味合いが大きいのですが、
そういう仕組みを俯瞰するには適した物になるような気がします。
大変参考になります。
No.5
- 回答日時:
ぼくも理科教員免許をもっていますが(ただしペーパー),No.3の方とおなじく,ほとんど評価しないでしょう。
秋葉原で数百円も出せば買える太陽電池を取り付け,太陽光入射角や天候などと発電電力(開放電圧ではなく負荷抵抗をつないで測定する)を克明に記録するような研究なら,「科学の心」がありますが。小学生なら,「豆電球のフィラメントが何枚の色セロファンを通して視認できるか」で電力を測定しても大満足。
passersby2さん、ご回答ありがとうございます。
お寄せいただいた意見は「科学」の付録に近いものというイメージですね。
私もあれは確かに子どもの頃とても楽しみでした。
以前他の住宅メーカーさんで市販のソーラーカーのおもちゃ
(太陽電池で走り回る物です)を来場のお子さまにプレゼントしていた
のを見た事があります。自分で実際に太陽電池の振る舞いを実感できる物は
本当に面白いと思ってもらえるでしょうし、もっと深く知りたいという
きっかけにもなるんでしょうね。魅力的です。
やはり「記録」だけよりも「物の振る舞い」を実際に見ながら「記録」できるほうが、
楽しいのでしょうねぇ。なにより私自身がそう思います(笑)
参考になります。
No.4
- 回答日時:
「課題」に対するスタンスはそれが使われる場所と対象となる相手によって異なります。
経済活動の場で提供するツールは販売する側と購入する側との交渉の材料との性格が多くを占めますが、教育現場で使用されるツールは「それを使って学童の知的好奇心や関心」を導出する性質があります。
早い話、「たいようこうはつでん日記(仮題)」をユーザーに送ったとして、それによってもたらされる「メリット」がユーザー側により多くあるか、それともメーカー側にとって「今後の商品開発を目的とするサンプル」となるかは評価の分かれるところです。
質問者様が、そのツールにどの様なスタンスで臨んでいるかを考えた時、それは明らかに「メーカーの一員」であることに疑いはないでしょう。しかし質問者様が「もし子供の立場だったなら」、どの様にうけとめるでしょうか?。
エネルギー利用を初めとする家庭での節電教育は確かに大切です。でも子供の成長にとって最も大切なことは実験や観察を通じて「発見する喜びや感動」であり、それが更なる「学びへの導き」であることも一方にはあるでしょう。
今の企画原案でしたら、むしろ「企業の社会貢献活動の一環」として各企業ユーザーにパソコンのモニタリング・プログラムの様な形で提供した方がユーザーからも喜ばれ、販促ツールの意味を適えるには十分と思われます
子供の宿題では「それを使って何がわかるか」を考えさせることが大切な要素です。
TANUHACHIさま、ご回答ありがとうございます。
「発見する喜びや感動」「学びへの導き」という視点ははやり気付きにくかった点です。
仰る通り私はクライアントである企業の販促を担当させていただいてますので、
そもそもの発想が「販売促進」に根ざすもの、というのは事実なんです。なのでどうしても「着地点」を
考えがちになってしまいますね。大人相手の販促活動としては「着地点」は重要ですが、
子どもたちに対しては今回の案件に関しては「着地点」は関係ない部分ですし、
仰られる「発見する喜びや感動」「学びへの導き」という観点なら「出発点」が大切なのではないかと
気付かされました。
今回のツールはすでに家を建てていただいた親御さんのお子さまが対象ですので
「その家(商品)がいかに素晴らしいか」を訴求しその結果として「購入いただく」ことを目的とする物とは
そもそも考えていません。ツールを使ってもらう事で「ぼくの家・わたしの家」がどういう家なのか、
どんな役割をもっているのかををまずは知ってもらう、というところが着想の元でした。
もう少し素直に言えばお子さんがそういう部分に興味を持ってもらう事で、施主である親御さんにも
あらためて「この家を建ててよかった」という「満足度の向上」という部分まで到達できればベストかな、
というところまでを考えています。
それらを考え合わせると「自由研究」というような「学習」に関与させるものより、より自由な「遊び」に
発想のポイントを置いた方がよいかもしれませんね。そちらのほうが親御さんもそのツールを
与えるか与えないか、各自のご判断で柔軟に考えていただけそうです。
ありがとうございました。ご回答に感謝申し上げます。
No.3
- 回答日時:
中学、高校の教員をしています。
私ならば企業のツールを使った自由研究は最低点にすると思います。
何が良くて何が割か、またその理由は何かを探求するのが自由研究です。
業者のツールは都合の良いことしか書かれていません。
科学館なども電通や電力会社の息のかかった展示しかありません。
思い出してください。
「原子力発電所は五重の安全装置があるので大丈夫」
でも、本当に大丈夫だったでしょうか?
そのツールというのは太陽光発電のデメリットについても十分な
検証をしていますか?
・屋根に負担をかける。
・初期費用が高く、通常の手段では回収しにくい。
・電力買い上げシステムは商業理論を破壊する異常なルールである。
(火力、推力、太陽光のどれで発電しても同じ電力です。
買い付け単価に違いがあるのはおかしいです。
・太陽光発電のコストが一般市民の電気料金に上乗せされる。
Saturn5さま、ご回答ありがとうございます。
仰られる事、確かにそういう一面もあります。突き詰めて行くと
何事も相反する側面が出てきますので、それを言い始めてしまうと例えば「働くクルマ」や
「可能性を広げる機械・世の中の仕組み」などといった事にもネガティブな情報を付与しなければならず
一つのツールとしてはまとまらないと考えますし、ネガティブ情報にも十分な検証が必要になってきます。
そしてそれらの多くは理論として立証されている物は少ないですよね。
内容についてはこれから企画を詰めていくのですが、まずは「しくみ」を理解・学習してもらえるような
シンプルな表現にしなければならないかなぁと考えます。ニュートラルさは重要かも知れませんね。
すこし話はそれますがご意見を聞いてひとつ思い出したのが、私が小学生の頃、隣町に原発誘致の
話があり、電力会社によるPR館が開設されていました。何度か遊びに行った事があるのですが、
原発施設の直近の海岸で家族が海水浴を楽しんでいる写真なんかが展示されてて、
その展示を見たあと、親に「原子力って安全なんだって!」なんていう話をしていたのを覚えてます。
確かに子どもは素直に吸収してしまうので表現には充分留意しなければなりませんね。
ご回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
学校によりけりだと思います。
工作などでも、よくある、材料が全てそろったキットのようなものを使って作るものが沢山販売されていますが、そういうのを特に気にしない学校もあれば、キットで作るものはだめ、となっている学校もあります。
ちなみにうちの子供の学校は後者です。
ただ、ツールとして、自分で自由研究をして、記録などもきちんと自分で考えてちゃんとやる過程を邪魔せず、あくまでも補助的なツールであれば、使える学校は少なくはないと思いますよ。
ノートのようなものだと、ただそれにそってつければいい、みたいな感じになってしまうとどうかなと思うので、もうちょっと子供の創造力を妨げない程度のツールにするといいと思います。
ただ、別に長期休みの自由研究として使えなくても、そういうもので学ぶことはいいことだとおもいますし、楽しいものであれば、自由研究として使えなくても子供たちが自分で家で興味をもってやりたいと思えると思うので、それはそれで学校に提出するものとして使えるかどうかは気にしなくてもいいのではないえしょうか?
子供は学校に出す出さない関係なく、楽しければやると思いますし、もし学校でそういうキット系が禁止なのであれば、自由研究として使うかどうかは、やる前に保護者が判断できると思いますので。
kanau122さま
ご回答ありがとうございます。
仰るとおり、親御さんがお建てになられた家がどんな家なのか、
お子さんたちにも理解してもらえると楽しいかな?というのが発想の元でした。
あまり「自由研究」にこだわらなくてもいいのかも知れませんね。
また「お仕着せ」にならないように留意しなければなりませんね。そのキットを使い終わっても
引き続き「太陽光発電」とかそれを有効に使う為の「節電」なんかに興味を持って
もらえ、家族で節電が共通の趣味、なんていう環境がつくれたら楽しいですね。
参考になります。ご回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
キットにそういったものがありますね。
子ども自体が、発展できる実験の提案とかも必要です。基本的な物は出来るが、それ以上のものが出来ると良いかな。
学研の学習と科学の付録のような感じかな。
子どもが自分達で調べていける部分があるといいね。それと、そういった科学的な楽しみに関しては科学館とかの学芸員さんのアドバイスも良いかもしれません。
シールだけでは面白くありません。簡易測定器とか、身の回りのもので代用できないかとかも大切です。
太陽光だと天気次第なので子どもも天気次第のように気まぐれです。長期間出来るのが望ましいが、一週間とかの短いサイクルも大切かな。
それと、学校によって異なるみたいですので、不可の可能性もありますね。どんなに良くできてもね。それはそのキットだけで完結するのは駄目なんですよ。答えが有る物だから。どんな答えが出るのかが分からないものほど良いかな。
科学大好きな保護者より。
kyo-moguさま
ご回答ありがとうございます。
なるほど。やはりそれ自体で完結してしますようなものですと
自主的な研究という意味が薄れますよね。
学習・科学の付録のようなキットというよりも、専用ノートのようなものをイメージしてました。
計測、というか観測には家庭内の専用機器(専門機器のような難しい物ではないですが)を
読み取る必要がありますので、その読み方やその数字から想定される
使用された家庭用電気機器などがわかるような補助ツールが適しているかもですね。
もう少し案を練ってみます。ありがとうございます。
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