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1950年代以降・・特に最近の作家で読んでおくべき本を何か勧めてください。
日本の作家でも外国の作家でもどちらでも構いません。
たとえば、
「ある男の聖書」高行 建(ガオ・シンジュン)
「われらが時代」大江健三郎
「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ(密告者だというので問題ありか・・・?)
「文明の衝突」フランシス・フクヤマ
「私を離さないで」カズオ・イシグロ
など、
知らない、とりあえず読んでいないとまずいと思われるものを中心に、
その本の魅力を紹介してください。

A 回答 (7件)

他人に,自慢できる本は如何ですか? ほとんどの人は読んだことが無いと思います.



これ以上,凄い小説は,無い!! と私が感じている海外文学の1つです.ご紹介しましょう.


★ 『ペスト』 ダニエル・デフォー/平井正穂 訳/中公文庫(中央公論社)/1973年・初版


デフォーと言えば,あの「ロビンソン・クルーソー」を書いた作家です.

デフォーの『ペスト』は,小説と言うより,むしろ,実録に近いです.

小説「ペスト」と言えば,やはり,一般的には,カミュの「ペスト」を思い出す人が多いでしょうが,デフォーの『ペスト』の方が,気味が悪いくらい凄い小説です.

私は,カミュの「ペスト」は,既に読んで知っていましたが,デフォーの『ペスト』を,偶然,ブック・オフで見つけ,105円で買って読んだところ,ヘドが出るくらい気味悪く,凄い内容でした.何しろ,デフォーがロンドンで ”ペスト”の街に暮らしながら体験した実録ですから・・・.

これを読んだ人は,あまりいないと思いますから,是非,読んでみて下さい.
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#3です。



きちんと言っておくと、前の回答で挙げた「10代で読んでいないと恥ずかしい必読書」のリストの内、私はプラトンの国家とリップマンの世論くらいしか読んでいません。
アリストテレスの形而上学とJ.S.ミルの自由論は読み途中、
手元にあるのがマックス・ヴェーバーの社会学の根本概念、和辻哲郎の風土、アリストテレスの弁論術、ルソーの人間不平等起源論、などなどあとは数冊読み途中ですが、リストアップが面倒なので省略。

恐らくはemlleismanさんよりも全然勉強してないですよ。暇な時に読書するくらいなので。哲学の系列なんて全然分かりません。

あくまで先のリストは古典を網羅したしたガイダンスがあれば便利なので紹介しただけなのです。
私としては時間的余裕があれば全て読みたいつもりなのですが、如何せんこうした古典というのは読むのにとても時間がかかり、大体一月に一冊ペースになる為、あと10年間読書したとしても古典は120冊しか読めないのです。
岩波文庫全部読んだ人っているんでしょうか? 羨ましいです。

そうした中、先の回答で挙げた佐藤優さんの論述は非常に分かりやすいガイダンスとなっています。

ヘーゲルの「精神現象学」で書店から足が遠のいたとありますが、私もヘーゲルが何を言っているのかさっぱりです。きっちり正確に言いたいが為に難解な論述になっているようなのですが見事に弊害が出ていますね。
上記の「社会学の根本概念」から引用すれば「無制限の通俗化という要求と極度の概念的正確の要求とは、いつも調和するとは限らないので、そういう場合は、どうしても、後者を重く見ることになろう。」との事で私もこれに同意ですが、できれば平易な言葉で書いて欲しいですよね。ミネルヴァの梟とかいきなり言われてもちんぷんかんぷんです。

ですので、比較的分かりやすいギリシャ哲学(おっさん同士がああでもない、こうでもないと言っているだけなので分かりやすい)から聖書、そしてイギリス経験論とかに進めば性に合うかな、と思っているのです。あとできればタルムードも読みたい。
ちなみに私はキリスト教徒ではないのですが、世界で動いている人達の判断基準はどうなのだろうと言う観点から読んで見たいのですね。古事記とコーランも同様です。

私が紹介した書籍の中で「学問のススメ(伊藤正雄校注版)」「ゲーテ」「繁栄」「100年予測」「激動予測」の他、「聖書」「コーラン」「古事記」を読めばOKでしょう。
あと、世間体的に話しを併せる上でシェイクスピアと司馬遼太郎でしょうか。
個人的に山岡荘八の豊臣秀吉(数行しか読んだ事なかったが物凄く面白かった)と塩野七生のローマ人の物語は面白いと思うのですが、一般的な話題に全然登りませんね。
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単に感動したというのではなく


時代の流れと今日的な問題に痛いほど触れて
安易な生き方や批判的なだけの姿勢を
内から吹き飛ばしてくれる力を感じたものとして

J=M・G・ル・クレジオ 『海をみたことがなかった少年』
クリストファー・プリースト 『双生児』

W・G・ゼーバルト 「ゼーバルト・コレクション」 白水社
 『目眩まし』 『移民たち』 『土星の環』 『アウステルリッツ』
ジョン・バンヴィル 『ケプラーの憂鬱』 『コペルニクス博士』 『無限』

スティーヴン・ミルハウザー 『エドウィン・マルハウス』 『ナイフ投げ師』
 『マーティン・ドレスラーの夢』 『イン・ザ・ペニー・アーケード』
スティーヴ・エリクソン 『ルビコン・ビーチ』

ミロラド・パヴィチ 『ハザール事典』 『風の裏側』
イスマイル・カダレ 『夢宮殿』 『誰がドルンチナを連れ戻したか』

パスカル・キニャール 『アプロネニア・アウィティアの柘植の板』
 『舌の先まで出かかった名前』
ジャン・エシュノーズ
 『われら三人』 『ぼくは行くよ』 『ピアノ・ソロ』 『ラヴェル』

グレイス・ぺイリー 『最後の瞬間のすごく大きな変化』
ローリー・ムーア 『アメリカの鳥たち』

コニー・ウィリス 『航路』
マーガレット・アトウッド 『昏き目の暗殺者』

ジェフ・ライマン 『エア』
リチャード・ビアード 『永遠の一日』
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この回答へのお礼

どれも、幻想的だったり子供みたいな目線で題材を描いていたりするものが多いようですが、
こういうジャンルはあまり読んだことがないです。とても現代を描いているとは思えないようなものばかりで、作者たちは何を目的として書いているのか・・はっきりしません。(「幻影師アイゼンハイム」なんか・・・)ラヴェルの伝記みたいな作品の文章をちらっと見たのですが、表面的な描写しかしていないのに筆力がないのかあわただしい感じしかしなくて、読むのがちょっと・・・。破損している落丁を読んだわけではないですよね。ぜーバルトに関していうと読んだことはないのですが、一見すんなりはいってくる文章で読みやすそうですが、ああいう風に「カフカの旅」とかいってほかの文豪の名前を出して乗っかっているように見えるのは、ありですか?

お礼日時:2012/04/29 13:10

emlleismanさん、こんにちは。



>「読まないと時流に乗れない」「教養を疑われる」などという考えで質問しているわけではありません。
 読書経験が豊富な世間の人はどういうものを読んでいるのか (#1さんへのお礼)

で、いいのですね。
ならば、私のベスト10を
・「マクベス」 シェイクスピア
・「薔薇の名前」 ウンベルト・エーコ
・「そろそろ登れカタツムリ」 アルカジィ&ボリス・ストルガツキー
・「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹
・「われ逝く者のごとく」 森 敦
・「田神有楽」 藤枝静雄
・「同時代ゲーム」 大江健三郎
・「骨餓身峠死人葛」 野坂昭如
・「方舟さくら丸」 安部公房
・「夢十夜」 夏目漱石

>1950年代以降
シェイクスピアと夏目をはずして
う~ん、K・イシグロは挙げられているので・・・
・「幼年期の終り」 アーサー・C・クラーク
・「マシアス・ギリの失脚」 池澤夏樹

明日になったら変わっているかもしれません(笑)

>ミラン・クンデラ(密告者だというので問題ありか・・・?)
ないと思います。大江さんも否定していなかったと思いますが。
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この回答へのお礼

ウィリアム・シェイクスピアの「マクベス」と夏目漱石の「夢十夜」が50年代以降の作家に含まれているのがちょっと気になりますが、あとはどれも一度は読んでみたことがあるようなものばかりです。
でも、「そろそろ登れカタツムリ」とか藤枝静雄という人の作品は読んだことがないので、チェックしてみます。

お礼日時:2012/04/29 12:30

私自身は本を年10冊程度しか読まない(読めない)ですし、文芸は全く読まないので、ご参考にならないかもしれませんが回答します。



小説などの文芸作品を読書する、という行為は、人が考えている集団意識や、その背景を読み取るという点において、ある種一定の効果が得られます。
社会人同士での話しの合わせのほかに、その時代のその社会においては何を大切にするのか、何を元に行動するのかというのが読み取れるからです。

また、上記の他に、現在という社会を判断する為のスタンダードな基準とは何か? と言った感覚を自己に吸収する際に読書するのも有効ですが、これらの書籍は、殆ど岩波文庫などで出版されている古典に集約されると見て間違いありません。
あるいは、新書にもそうした書籍はありますが、ある種一定のガイドが必要でしょう。

「文明の衝突」フランシス・フクヤマは出版年数が比較的近年ですが、古典的なクラシカルスタンダードに属すものだと思います。と言いながら、私はこの文明の衝突を購入してはいるものの、まだ未読の状態でして・・・。

ただ、上記のロジックに従った場合、読むべきものは下記のものだと思います。
私が未読であるのも含めご紹介しておきます。

・学問のすゝめ(福澤諭吉/伊藤正雄校注)
http://www.amazon.co.jp/dp/4061597590
一万円冊でおなじみ福澤諭吉の書籍。私自身は生涯の読書はこれ一冊でいいと思っているくらいです。ちなみに出版されている形態は全部で五種類くらいあるのですが、伊藤正雄さんの校注版を薦めています(心に沁みるので)。昔の文体が苦手なら、齋藤孝さんの全訳版を。

・ファウスト ゲーテ
http://www.amazon.co.jp/dp/4003240626
文芸における古典中の古典。必読。

また、人の意識やあるいは共通認識、判断基準となるものを吸収したい場合には、その根源の書籍を読了するのをオススメしています。
・古事記
・聖書
・コーラン
なお、私はまだ上記の書籍を読んでいません。日本書紀に手をつけているのですが、文体や表現がまどろっこしくて投げている状態です・・・(古事記から行けば良かったか)。


<私が読んで面白いと思ったもの>
繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史-マット・リドレー
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091649
http://www.amazon.co.jp/dp/4152091657

100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図-ジョージ-フリードマン
http://www.amazon.co.jp/dp/415209074X

激動予測-「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス-ジョージ・フリードマン/
http://www.amazon.co.jp/dp/415209219X

上記他、古典に突き進めるのであれば、下記を参考にしてみて下さい。
↓ちなみに2chでこんなんが貼られていますが・・・絶句。
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51333361.html

10代で読んでいないと恥ずかしい必読書

プラトン『国家』 アリストテレス『形而上学』 ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』 
ヘーゲル『精神現象学』 デカルト『省察』 パスカル『パンセ』 ライプニッツ『単子論』 
カント『純粋理性批判』 キェルケゴール『死に至る病』 バーク『フランス革命の省察』 
ジェイムズ『宗教的経験の諸相』 ニーチェ『道徳の系譜』 ベーコン『ノヴム・オルガヌム』 
フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』 メルロ=ポンティ『知覚の現象学』 
ハイデッガー『存在と時間』 アーレント『精神の生活』 ヨナス『責任という原理』 
サルトル『存在と無』 ベルグソン『時間と自由』 レヴィナス『全体性と無限』 
フロイト『快感原則の彼岸』 ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』 
フォーダー『精神のモジュール形式』 ヤスパース『精神病理学総論』 エレンベルガー『無意識の発見』 
ラカン『精神分析の四基本概念』 フーコー『言葉と物』 ソシュール『一般言語学講義』  
ヴェイユ『重力と恩寵』 ディルタイ『精神科学序説』 ブーバー『我と汝・対話』 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』 
ミンスキー『心の社会』 ライル『心の概念』 バタイユ『エロティシズム』 アガンベン『ホモ・サケル』 
ラッセル『西洋哲学史』
ルソー『社会契約論』 スピノザ『エチカ』 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』  
リップマン『世論』 オルテガ『大衆の反逆』 マンハイム『イデオロギーとユートピア』 フロム『自由からの逃走』 
ミルズ『パワーエリート』 リースマン『孤独な群衆』 パーソンズ『社会的行為の構造』 デュルケム『自殺論』 
イリイチ『シャドウ・ワーク』 M・ポランニー『暗黙知の次元』 バレーラ、マトゥラーナ『知恵の樹』 
ルーマン『社会システム理論』 ブルーム『アメリカン・マインドの終焉』 シオラン『歴史とユートピア』 
ハバーマス『晩期資本主義における正統化の諸問題』 ロールズ『正義論』 ブルデュー『ディスタンクシオン』 
オング『声の文化と文字の文化』 アドルノ&ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』 フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』 
サイード『オリエンタリズム』 ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』 アンダーソン『想像の共同体』 
シンガー『実践の倫理』 マッキンタイア『美徳なき時代』 ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』 カイヨワ『遊びと人間』 
フレイザー『金枝篇』 モース『社会学と人類学』 レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』 ギアツ『文化の解釈学』 
キャンベル『千の顔をもつ英雄』 ブローデル『地中海』 ウォーラーステイン『近代世界システム』 
クラウゼヴィッツ『戦争論』 アダム・スミス『国富論』 ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』 
ベンタム『道徳と立法の原理序説』 ミル『自由論』 マルクス『資本論』 アルチュセール『資本論を読む』 
シュンペーター『経済発展の理論』 フリードマン『資本主義と自由』 ハイエク『法・立法・自由』 
ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』 ヴェブレン『有閑階級の理論』 ポランニー『大転換』 
ボードリヤール『消費社会の神話と構造』 セン『貧困と飢饉』 ベル『資本主義の文化的矛盾』 
ドラッカー『「経済人」の終わり』 サイモン『経営行動』 

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恐らく、上記の書籍は人生の中で全て読みきる事はできないでしょう。
ですので、一定のガイドが必要となります。
現在、文藝春秋で連載されている佐藤優氏の「古典でしか世界は読めない」というコラムがガイドを果たしてくれると思います(元々中立的な立場での古典紹介だったのですが、昨今はイラン情勢の悪化に伴い、思いっきり親イスラエルの意見を書いていますね)。

また文芸作品のガイドで言えば、下記の書籍が大変面白く、参考になります。
文学賞メッタ斬り!
http://www.amazon.co.jp/dp/4891946822

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あとは事実関係の確認でしょうか。
最近は韓国からの歴史認識による攻勢が続いているのですが、強制連行などの有無が新聞などのメディア媒体による印象操作によりほぼ「ある」という一般認識になっていると思います。あるいは東京裁判のA級戦犯がいけないんだ! という中国側の主張への反論もきちんとしておかなければなりません。

共同研究 パル判決書(上)
http://www.amazon.co.jp/dp/4061586238

お恥ずかしい話しながら、自分は上記を購入してまだ未読です・・・(ですがいつかきっと読む)。

韓国関連については残念ながら基準とすべきスタンダードな書籍が見つかっていません。
日本ではコリアンによる言論と、日本の旧来保守の言論が共通の認識点を見つける事ができずに、事実は別として基準の認識が固まらない状態にあります。
コリアンの主張としてはテレビ・ラジオメディアと新聞・あるいは週刊朝日などの大衆雑誌や最近ではインターネットでの主張が、保守としては主に新潮などの保守大衆雑誌や、最近ではインターネットでの主張があり、ほぼフェアに議論を戦わせて同じ土俵に載っているのが一般的にはインターネットだけになっている状態ですね。
ただ、インターネットには一次情報の保証が存在しないケースが多く、あってもテレビや新聞などの既存メディアに頼っているので、こちらも何が真実なのかを注意深く探って行く必要があります。

それでも面白い情報があるのは確かなので、こちらも紹介しておきます。
http://mirror.jijisama.org/page1.htm
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この回答へのお礼

ものすごいですね・・。このリストを全部チェックするだけでも大変です。
どれも、サルトルやドゥルーズ以外は50年代以降の作家のものではないですけれど・・。
ハイデッガーの「存在と時間」なんて難しくて、哲学科の人しか読まないんじゃ?
これ全部読まれたのですか?
年齢はいくつくらいの方か知りませんが、最近こういう本に興味をもたれるようになったのでは?
私も、こういう本を読まなければ・・と書店にいって勇を越して手に取ってみようとしたのですが、
しょっぱなからヘーゲルの「精神現象学」とかいう本を見つけてしまって、脱力感を感じました。
それ以来、なんだか書店から足が遠のいています。
フロイトは「精神分析学入門」ではなく「快感原則の彼岸」なのですね。しかも、ユングではなく
いきなりラカン。ラカンってちょっと怖くないですか? 経済学はフリードマンが入っていますが
フリードマン派ですか?(なんかずれたこと言ってます?) 現代哲学ではデリダなんかも入ってるといいな・・と思ったのですが・・。歴史学でブローデルはちょっと古い感じですね。

お礼日時:2012/04/29 13:32

 読んでないとまずいとまでは、よう言いませんが


私が読んで相当良かったものを紹介させて頂きます。
「供述によるとペレイラは・・・」アントニオ・タブッキ
「インド夜想曲」同上
「博士の愛した数式」小川洋子
「フェルマーの最終定理」サイモン・シン
「暗号解読」同上
「ビューティフル・マインド」シルヴィア・ナサー
「朗読者」ベルンハルト・シュリンク
「停電の夜に」ジュンパ・ラヒリ あたりです。

それはそうと「私を離さないで」良かったですよね。
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この回答へのお礼

タブッキは一時期、話題になっていましたよね。確か「インド夜想曲」は映画化されていたような・・。
あと、「博士の愛した数式」も映画化もされてましたし、
「朗読者」はこの前映画化されてアカデミー候補にもなっていました。
どれも話題の本ばかりですか、読んだことがないものもありますので、書店でみてみます。

あと、カズオ・イシグロの「私を離さないで」はもう一度書店で確認してみたのですが、
私が記憶していたのと結末が違っていました。あれだけ不当な状況にいるのに、主人公たちが
何も懐疑的に感じていないかのように淡々と物語が進んでいくところに怖さを感じました。
(あのエミリ先生とかいうのやめてもらいたいわ・・・)

お礼日時:2012/04/27 20:11

大変申し上げにくいのですが「読まないと時流に乗れない」とか「読まないと教養を


疑われる」という考えから本を読んでも無意味です。

本を読むときに問われる能力は、書いてある内容の理解力ではなく「行間を読む」という、
作者の真意を読み取る能力です。

そして、その能力は「読んでおかないと」という下心では身に付きません。読みたいと思う
本を読みなさい。

ただし、流行の作家(村上春樹など、書店の真ん前で平積みされている単行本)とか、
流行の本(啓蒙書や自己啓発本、幸運になる方法というバカげた本)は読まない方が
お勧めです。内容はないですね、そんなものには。
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この回答へのお礼

「読まないと時流に乗れない」「教養を疑われる」などという考えで質問しているわけではありません。
しかし、最近、私の個人的意見で、読んでよかったとか、読み応えがあって共感できると思うような本をほとんど見かけないので、私よりも読書経験が豊富な世間の人はどういうものを読んでいるのか・・という興味からこういう質問の仕方になりました。
本を読むときに、もう一つ気を付けているべきことは、作者の主観に巻き込まれすぎることなくどこか離れた批判的な視点を必ず持つということです。そのうえで、すぐれた作家の作品であると思えるような
本に最近ほとんど出会っていないので・・・。なんだか自分勝手なことを好き勝手書いているような本が多い気がします。

そういう意味では、おっしゃる通り、「読んでおかないと・・」という考えではいい本に回り逢うことはできないかもしれませんね。と、同時にあまり中身のないマニュアル本なども、おっしゃっているように立ち読みする程度で、じっくり読む意味がないといえるかも・・・・。

お礼日時:2012/04/27 17:57

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