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プラズマテレビ工場に勤務して一日10,5時間の勤務をしているのですが、

年内にセル方式と言う生産方式に変えます。
ラインや機械も撤去するそうですが、
セル方式を取り入れると人員整理が起こったりするのでしょうか、
それとも製品の組み立てや包装作業が機械を外ずすわけですから、仕事が過酷になるのではないでしょうか、

会社が目指すセル方式の目的理由が何なのかがわかりません。
実際、会社の人に聞いてもいまいちよくわからない人が多くて、この場をお借りして質問させていただきます。

どなたかご教授下されば幸いです。

A 回答 (3件)

貴殿の勤める工場でライン方式からセル方式にする利点は当方にはわかりません。

(当方にわからないだけです、そうすることに何の利点も無いという意味ではありません)

一般的なメリットを挙げます。
ライン方式では、作業が単調で、作業者の責任感が希薄になる。セル方式では、作業の内容がつかめ、作業者が目的意識をもって作業できるため、作業者の責任感が強くなる。
これがセル工程化を進める最大の利点でしょう。

また、機械自身が取り外されている、というところに、自動車会社で行われていた工場再建のための試みを取り入れたように感じます。
過去には機械を用いて、全自動または半自動で、同一規格品を大量生産する方法でした。
今は、人間の柔軟性を生かして、いろいろな規格の車種がラインを流れて、多くの規格の製品を少量ずつ生産する方式です。昔は、車種毎に工場を建て替えるなどという無駄遣いでしたのに。

その方法に切り替えることによって、日本の労働力を使い続ける事が可能になっています。
言い換えれば、賃金を海外並に引き下げるか、賃金以上の利益を求められている。前者はどうあっても不可能なので、工場閉鎖を防ぐために多種少量生産に切り替えたという感じです。

今の日本国内の大工場は、少々の人員整理ではおっつかないほど、海外の安い労働力との競争になっています。
セル方式への転換は、おそらく工場閉鎖を防ぐ、起死回生の大決断だと思われます。
工場閉鎖のみならず、経営再建への大決断かも知れません。

人員整理はあるかも知れません。
人には向き/不向きがありますので、セル方式に変わり喜ぶ人、セル方式についていけない人いると思います。
作業内容が過酷になる人もいるかも知れません。楽になる人がいるかも知れません。

でも、多分当たっていますが。セル方式に転向できなければ、工場は閉鎖されます。

この回答への補足

個人的にはこう思っております。
まずライン上に製品が流れようが流れまいが、
ラインや機械は動いたままで、
通電された状態で消費電力もかなり大きいのではないか、
一ヶ月単位だと相当量の電力消費量になる、
そして機械がいったんトラブルを起こしたりすると
不良品ばかりをこしらえてしまい、
それを直すのは何を隠そう人間しかいない。
不良品が出ればそれを直すのも人間だし、
破損したダンボールなどは業者へリサイクルに出さなくてはならない、
上記のような時間と金と人と物の無駄遣いが発生する。

現に数週間前には2時間近く製品が流れて来ず、
従業員はぼんやりとただ立っているだけした。

セル方式だと機械と無縁なので作業場所の移動、拡張も自由度が高い、
プラズマテレビは薄型なので倒さないための二本の棒が付いたパレットと言うものでテレビを固定していますが、
そのパレットがかなり重たくて、(30キログラム)
それを積み降ろすのはすべて手作業なのです。
その積み下ろし作業だけでもかなり時間を食ってしまったり、
製品が流れている状態で積み下ろし作業を行うと、人員が足りなくなって来る。
パレットの積み下ろしなどは何の生産性も無い作業なので、
いっそラインを撤去してしまえばその無駄なパレット積み下ろし作業もなくなる。
さらにラインを撤去する事で広々とした作業場が確保できるのではないか。
ライン上だと組み立てラインなどが顕著ですが、
AさんからBさん、BさんからCさんへと組み立てが進んで行くのですが、
ラインの速度に影響され時間が無駄になる、
或いは担当する工程が各々決まっているので、自分はこれだけでやればいいというエゴが生まれて来る、

セル方式だとラインが無い分、機械に拘束されないわけだから、
ワゴンに乗った製品を次の人に手渡しし、器用な人がおれば作業量を増やすこともできる、
創意工夫できればもっと効率のいい作業が可能になるのではないか、

等等、利点はセル方式のほうが多いような気がします。が如何なものでしょうか。

貴重なご意見、またお聞かせ下さい。

補足日時:2004/01/07 22:47
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セル生産の目的は、製造担当者ひとりひとりのレベルアップにあります。



ただラインを動かすだけでは、「絶対に」中国にかなわないのです。なんてったってコストが1/10。すでに日本の製造業は太刀打ちできない状態ですよね。

日本の製造業は、中国の大量生産に対抗して、他品種少量生産を生き残り策としてあげています。そのために、セル生産方式を導入し、個人のレベルアップによって生まれる商品のレベルアップをしたいんですね。

実際現場の人の仕事が増えるのかどうかは良く分かりませんが、私の会社では、これまでわかりにくかった製造担当の能力が明確になり、新しい評価制度のもとで賃金格差が生まれてきています。

会社全体が能力主義にシフトする中、製造担当も能力主義に変わっていくということのようです。
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(全てNHKスペシャルの放送を元に書き込ませてもらいます。

テレビ東京系でも別の事例が流されていました)
それと、ベルトコンベアによる流れ作業ではどうしても、仕掛品が発生してしまいます。それを可能な限り押さえるのも目的の一つと。それによって在庫を抱えるリスク低減にもなるだろうと。
セル生産方式には作業者1人1人の多能工化による技量向上や、目的意識の再確認、責任の明確化、など色々あるのでしょうが、最終的には競争力を持てる工場(雇用)を維持していく上で必要ではないかという事だろうとは思います。

この回答への補足

仕掛け品とありましたが、やり残しと判断してよろしいのでしょうか、
うちの工場では一日400台から700台ものテレビを流しますが、終了時間が来れば、製品はほったらかし、
或いは製品が流れて来ず、
その間も作業員は持ち場を離れることができず、与えられた工程以外は手を出せない。
ラインに自由を奪われているような感じがしてならないのです。

補足日時:2004/01/07 17:35
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