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 「空」という意味がわかりません。

日経朝刊4・29 最終面(文化)広告 右下 新潮新書 傷ついた日本人へ (ダライ・ラマ14世)

・嫌いな人を「空」としてみる
と書いてありました。この意味がわかれば私もいやな思いをすることがなくなり本当に楽になります。
なんだか難しそうで、本を買って読んでも理解できないと思います。 ぜひこの意味を教えてください。

A 回答 (11件中1~10件)

『この意味がわかれば私もいやな思いをすることがなくなり本当に楽になります』とお思いならば、この新書を購入されて、何度かお読みになるのが良いと思います。


http://www.shinchosha.co.jp/book/610462/
この本を読んでも難しくてわからないのであれば、こうしたサイトで説明されても、sacgooさんの理解に役立つことは少しもないと思います。
 
「この意味がわかれば」という言葉で何を意味されようとしているのかわかりません。
多くの人の中には、「意味がわからないので嫌な思いが起きる」「意味がわかったので楽になる」ということもあるようですが、「空の意味がわかる」ことで、嫌いな人に関して自分が楽になるのは大変だろうと思います。
 
ダライラマの説く[空]は、大乗系チベット密教系の「空」です。
空にも色々ありますが、特定個人を嫌ってしまう情動が強すぎて自分が困っているというだけなら、[空]がわからなくても、他に対策はいくつもあると思います。
 
とりあえず、新書を購入して全体を2,3度読んで、さらに気になった部分を数回読み直すのが良いと思います。
読みやすいと言っている人もいます。
http://twitter.com/#!/Magx_xsaG/status/195836580 …
それでも手がかりは得られるはずです。 その手がかりを頼りに、自分を見直していくことによって、特定個人を嫌ってしまう情動で困る状態を改善できるでしょうし、「空」の理解に近づく一歩にもなるかもしれません。
嫌いな人を嫌わないですむ方法や好きになる方法を探すとか、無視し遠ざかる方法などもあるようですが、結構有効な方法、欠くことが出来ない方法は、自分の在り方についての基本スタンスのようです。
自分を磨くとか、自分をレベルアップするという姿勢で臨むのかどうかが、基本的に重要なようです。
http://www.yokoyama-dental.com/blog/?p=200
http://ameblo.jp/mamenayatsu/entry-10365249087.h …
 
空それ自体の思想を調べる、研究するつもりなら別ですが、「空の意味、中道の意味がわかれば、、、」という方向に思っても、えるものは少ないと思います。
本を読んで、何かの手がかりを得て、人生に対する自分の視線や姿勢を直すのが良いと思います。
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この回答へのお礼

自分自身の問題なのだなと思いました。今日から修養を積んでいきます。

お礼日時:2012/05/17 22:19

「空」はサンスクリット語śūnya(シューンヤ)の訳語です。

「欠如」という意味ですが、何かが欠如しているという場合、そう判断している人は存在する、つまり欠如していないわけです。同時に、その判断は欠如しているものがあるからこそ成り立つのですね。

「嫌いな人を『空』として見る」というのは、嫌いな人をいないものとして見なさいとうことではなく、自分がある人を嫌いだと思えるのは、その人がいる、つまり欠如していないからなのです。最初から欠如している人に対しては、好き嫌いという思いすら持つことができませんからね。ですから、例えば貴方がAさんを嫌いだと思う時、そう思う貴方の存在はAさんによって成り立っており、同時にAさんの存在も貴方によって成り立っているのです。こういう、「我あれば彼あり。彼あれば我あり」という相互関係のことを仏教では「縁起」といいます。そして、「空」とは「縁起」を別の言葉で表現したものなのです。
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この回答へのお礼

模範的なご回答ありがとうございました。「我あれば彼あり。彼あれば我あり」循環していますね。正しいと思います。

お礼日時:2012/05/17 23:38

>嫌いな人を「空」としてみる



ダライ・ラマが日本人の国民的お経である般若心経の「空」になぞらえて
とらわれのない心を持ちなさいと言った言葉だったのかもしれません。

しかしですが・・・
「空」と言っても、私達一般人には高尚な概念の世界にしか感じられない
嫌いなものは嫌いだし、好きなものは好きに決まっているのです。
物事にとらわれっぱなしの俗界に生きている身からすれば、馬の耳に念仏としか聞こえない。
それを承知で言ったとするならば・・・ですが

ちょっとだけでいいから執着を離れてみなさい
という意味だったのではないでしょうか。

嫌いな人を好きにはなれないけれども
自分と同じく無常の身であると思ってみなさい
という意味だったのではないでしょうか。

「空」そのものを言葉や知識だけで理解しようとするのは難しいように思います。
知識という外面から理解しようとしても限界があるような感じがします。
いわば体験情報みたいなもので、座禅や瞑想を実際にしてみないと本当のところは分からないのではないでしょうか。
逆にいえば、知識だけで分かったというのは危険かもしれないという事です。
般若心経は瞑想の体験の内容の描写、だとも言われていますから
「空」も体験情報として考えた方がいいと思います。
そのへんは経文の言語表現に一般的表現ではない無理や矛盾や飛躍があるところから感じ取れます。
体験情報として見れば簡単なことなのに、知識情報に変換しようとすると難しくなってしまう
といったことかもしれません。

基本的に「空」とは体験情報として見ることが必要だと思います。
それらの情報の共有がない限り「空」を理解することは不可能・・・
共有できれば簡単・・・
至極簡単・・・
少し歯がゆい感じもしますが、そんなところではないでしょうか。
「空」を理解することにおいて、言葉や知識は疑似情報だとも言えそうです。
いわゆるヒントみたいなものでしょう。
縁起とか無我とかいう偉大なヒントも「空」そのものではないと思います。

だいたいこんな感じです。
参考にしてください。
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この回答へのお礼

瞑想や座禅をやってみたいのですが、そこまでの気持ちが高まっていません。そのレベルに達して体験してみたいです。参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/17 23:29

空というのは、以下のような認識から成り立っています



1:あらゆるものは、他のものによって現象が起きる
2:あらゆるものは、いつまでもその形を留めることはできない

たとえば、あなたという人間は、あなたとして存在していると思ってしまいますが
元はと言えば、ご両親によって生まれたものです
そしてそのあと、様々な教育、環境、人間との関係によって、あなたを形成していきます
そのどこに、あなた本来のものとしてあるものがありますか


もともとのあなたである遺伝子も、考え方の形成も、すべて他者によって作られています。
そしてそのあなたは、いつか死んでしまい、土に戻ってしまいます

どこにも、不変なるあなた、というものは存在しません。
あなた自体は存在しないのです。
すべては関係性の中で成り立ち、そして消えていきます。
私たちは世界の一部の現象としてほんのつかの間現れた泡のようなものです
どこにもその存在の本質などありません

彼もこの世界がつくったひとつの現象にほかなりません
現象という意味では、あなたと同じ、ビルゲイツとも、乞食とも同じです
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この回答へのお礼

私も、自分がふわふわしてすぐ破裂してしまいそうな泡だと思っています。が、今は一生懸命に生きようと思っています。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/17 23:15

・嫌いな人を「空」としてみる


と書いてありました。この意味がわかれば私もいやな思いをすることがなくなり本当に楽になります。

○空はないという意味ではないですよ。そうであれば学校で集団で無視する「いじめ」と同じになってしまいますからね。高僧はそんなこと考えないですよね
空は空観といって皆、仏性で繋がって同じという意味ですね。「自他は別個にあらず一体なり。」ということですね。
嫌いな人は他人ではなく自分の一部だと観ることで自分にもあのような嫌な部分があると捉えると、反省材料にしかなりませんね。
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この回答へのお礼

とても簡潔でわかりやすいご回答をいただきまして大変ありがとうございました。反省していきたいと思います。

お礼日時:2012/05/17 23:03

ま、ね。



青い空、白い雲、緑の大地。

白い雲、緑の大地は解ります。

青い空というのは、何にも無いんですけど、空なんですね。
空っていうのは、あるんですか、ないんですかってことかな。

青い空、オレンジ色の空・・いろんな空を見ますが、空は空でありますね。でも、空なんてない。空をみているあなたが空を空にしているってこと。

「空」もなにもないという見かたですね。

嫌いな人を「空」としてみる・・・・嫌いな人は、肉体として、仕草として、発せられた言葉として、行った行動として確実にありますね。でも、その中身は、なにもなくってあなたの反射にすぎないってことです。
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この回答へのお礼

詩的で素敵ですね。とてもあまくうつくしいです。末文の”反射”という意味が少しわかるような気がしてきました。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/17 22:58

この場合は、その人の事を好きだとか、嫌いだとかの評価を交えずに、ありのままに見なさい、という事になります。



我々は物事に対して、評価や判断を下す事で「理解」をする事が出来るのですが、これは単なるレッテル張りや、一部分だけをデフォルメするのと同義です。しかし、物事に評価や判断を下さなければ、我々は物事を「理解」する事は出来ません。つまり、我々は基本的に物事をありのままには見られない、と言う事です。

基本的には出来ない事だからこそ、意図的に評価や判断を下さない様にする必要が出てくる訳です。だから仏教では物事を空として観なさい(空観)と説いているのです。

空とは、あらゆる物事に固有の実体は無いと言う事。主観や、固定的な見解や、価値判断は真実として在るのでは無く、飽くまでも心の産物に過ぎないという事。心というフィルターを通さずに物事を観るのが、正しい見方(正見)であると言う事。

自我の働きが主観(これもまた認識の歪みに過ぎない)を生じさせ、主観が物事を苦しみとして受け止めさせる。苦の根源が世界の側にあるのではなく、自分自身が苦の根本であったと気づかせるのが、空観という行法の目的です。

つまる所、仏教は、ちっぽけな理解や主観(自我)の中に収まるよりは、それらの正体を看破し、見限り、捨て去って、ありのままの世界(真如)に身を投じなさいと説いているのです。
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この回答へのお礼

どんな人でも好きになればいいのかもしれませんが、意地悪をされたり いじめられたりすると嫌いになってしまいます。無視もできないでしょう。その苦しみに耐えられる強い精神力を身につけ、ありのままで見れるよう頑張っていきます。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/17 22:48

私たちは自分と他人を隔てて見ますがコレを二元と言います  自他を隔てて観ない事コレを一元(空)



自他も生死も苦楽も是非も有無も私たちは二つに捉えますが本来は一つ(空)

私たちは常に何かに囚われて考え行動をしますが何ものにも囚われてない状態。。座禅や瞑想により空を体感できるのかもしれません。

隔てないという事だと思います。。
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この回答へのお礼

”本来は一つ”ということが共感できます。努力します。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/17 22:25

空とは幻のことであり、つまりこの地上世界は夢と同じ性質の世界であるという意味です。

原始仏教の阿含経には次のように説かれています。

**************************************
『一切諸行は皆空、皆寂にして、起こる者、滅する者是れ幻化にして真実有ること無ければなり。』(阿含経)
**************************************
この世は空であり、寂静であり、生まれる者、死んで行く者、これらは幻化であり、実在するものではない。という意味です。


**********************************************
「閻浮地(人間界)の五十歳は四王天の一日一夜なり。その日夜の数を計算すると、三十日を一月として十二月を一歳として四王天の寿命は五百歳である」
(阿含経より)
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四王天の世界は六道の中の一つの世界で、欲天の中では最下位の世界です。それでも四王天の寿命は50×365×500=9125000つまり、地球時間の九百十二万五千年の寿命なのです。
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この回答へのお礼

幻だと自分の存在もなんだかつまらないような気がしました。謙虚に生きていこうと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/01 20:48

この世を縦(時間)に見ると、諸行無常・万物流転


横(空間)で見ると、諸法無我・相互依存です。
この2つを合わせた境地が空です。

つまり、すべての事象は幻想にして、
互いにつながりながら常に流れて変化をし
続け、留まっていないということです。
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この回答へのお礼

イメージは、かわいいワンちゃんですね。
男でしょうか?女でしょうか?私も飼ってみたいのですが世話ができそうにありません。
さて、[互いにつながりながら常に流れて変化をしつ続け、留まっていない]というところが大事なのかなと思いました。ありがとうございました。

お礼日時:2012/05/01 20:35

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