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「千びき皮」の解釈について、良いアドバイスがありましたらお願いします。

A 回答 (4件)

こんばんは。



難しいですねぇ・・・結局、何故父親から結婚を迫られて、それを一旦は拒んで家を出たはずなのに、身を隠す為に驢馬の皮をかぶって下女にまで身をやつして帰って来て、更に思わせぶりな態度を取った上に、最後は父に見を任せたか・・・それが分からないのでしょう?

若しかしたら学者さんたちが、ユングなどに照らし合わせてそれなりの解釈を出しているかも知れませんが、それは置いといて、私見から言うと「実は姫も、父王の事を深く(異性として)愛していたのではないか」と言うことです。しかし、近親相姦はキリスト教の戒律から言っても、倫理的観点から言っても許されざる行為なので、一旦家を出て身を隠す事によって、「親子である」と言う事実を隠蔽してしまおうと思ったのでは無いでしょうか。
そして、全く別の人間として城に戻り、思わせぶりな態度を取る事で、自分の存在をアピールしていたのでは無いでしょうか。それだと、あの不可解な行動も、何となく理解できる気が致します。

因みに昔、澁澤龍彦の著書の中で、動物の毛皮を纏う事によりその動物の霊力を我が身のものとする悪魔崇拝・魔女のサバトの儀式があると読んだ事があります。多数の動物の毛皮をはぎ合わせることにより、沢山の動物の霊力が宿るとありますので、「千びき皮」の由来もその辺りから来ているのではないのでしょうか?

あくまで、私見ではありますが・・・如何でしょう?的外れならごめんなさい。
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「千枚皮」のことでしょうか?王妃を失った不幸な王様が王妃よりも美しい女を再婚相手に選ばなければならず、王女に白羽の矢を立てる話です。


「イギリス民話集」では「猫の皮」「とうしん草のずきん」として親しまれた話らしいです。フランスのペローはこの話を1694年に韻文の形で、当時としては画期的な発表をしたそうです。ペローの場合には、最後に父も結婚式に招待されてめでたく和解しますが、16世紀のイタリアのストラパローラの再話では、父がタンスの中に隠れた娘をイギリスまで追いかけて、娘とイギリスの王子との子供を殺し、父自身も八つ裂きにされてしまうという怖い話になっています。イタリアにはこのほかに、娘が木のかけらを口に含んで熊に変身する「熊娘」という話が「ペンタメローネ」にあります。ジェイコブズの「とうしん草のずきん」は父親が三人の娘に「自分をどれだけ愛しているか」とたずね、「肉の料理に塩が大切なほど」と答えた末娘を家から追い出してしまう、有名な「塩のモチーフ」があります。これはシェイクスピアの「リア王」にも共通するエピソードです。日本の「鉢かづき」や「うば皮」もすでに室町期に知られた物語ですが、「ろばの皮」と細部に至るまで、共通性があるそうで、伝播論上、興味深い謎を含んでいるそうです。また、娘が家を出るきっかけが、ヨーロッパの場合と違って、継母との葛藤であることも、おもしろい研究テーマになると思います。
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こんばんは!#1です。



あれから何となく気になって色々検索をしたところ、直接関係は無いのですが、下記のような興味深いサイトが見つかりました。どうぞご参考にされてみてください。

千枚皮の持つ意味も、あれからちょっと考えましたが、やはり先に言ったような「秘力」による『生まれ変わり』を現してるのではないかなぁ・・・あとは、『理性』を現しているとか。最後にその『皮=理性』を脱ぎ捨てる事で、背徳のハッピーエンド・・・と言う意味合いがあるのではないかと思うのですが・・・如何でしょう?

参考URL:http://www.shosbar.com/grimm/grimm0.html
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話の解釈か、「千匹皮」だけの解釈かがわからなかったのですが、


確か以前受けたグリム童話の講義では、
(王女としてお城にいる時に千匹の動物の皮を使った毛皮を作らせたんですよね?時間稼ぎだったような気もするんですが…)
幾多の動物を身に纏うことによってその動物の霊力が得られる(一種の保護、保身)

話全体の解釈は城を出ることにより、一旦死んだという暗喩、王と王女という親子関係から解き放たれ、再び王妃として迎えることに背徳倫理は存在しない…(王様が娘を娶るのに反対したのは家臣)という意味だったと思うのですが、他のグリム童話のような社会的教訓も入っていないし、読んでいる観点からは近親相姦は消えてないんですよね…
何でこれがグリムに入ったのかはナゾです。

よくわからない説明になってしまいましたが、参考までに…

参考URL:http://enkan.fc2web.com/minwa/tenasi/column.html
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