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風と共に去りぬの映画をみました。 
この映画(もしくは小説)の魅力はなんだと思いますか?もちろん様々見方はあると思います。 

私はみたあとに…正直よく分からなくなりました。私がまだまだ未熟なせいもありますが。 
スカーレットはとても芯が強く、本当に困難を乗り越える力に溢れた人です。 
でも、やはり自分のエゴから抜け出せず、最後はレットからも別れを告げられ、悲劇的な結末をむかえます。それでもスカーレットは希望を失わないところに魅力は感じますが、それでもどこかすっきりしません。

この著者の言いたかったこと、伝えたいことは何なのでしょうか。 
いろんな意見でいいので教えてほしいです。

A 回答 (4件)

女性一代記です。



この時代のハリウッド映画の女性はヒーローに華を持たせるための、美しく上品で色っぽく、男性のいいように描かれるのが普通です。

バリバリと男を天秤に掛けながら、自分の人生と家を背負って立つ、畑で迎えるラストシーンにこもる「負けるもんですか」の気迫を感じ取れるのは、実は離婚後の女性や離職後の女性。

男に頼らずに自分の手で人生を切り開く姿に共感を覚える人もいるでしょう。

実は私も20代ではわかりませんでした。人生にいろいろあってから、このふてぶてしいスカーレットの性格に好感が持てるようになりました。勝手な女だな、と思っていたけれどここまで通せば立派なもんじゃないですか。

アメリカンヒーローもののコミックスはその時代まだ「あーれー助けてー」と叫ぶとヒーローが飛んできたというパターンでした。
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>著者の言いたかったこと、伝えたいことは何なのでしょうか。



その時代、その時代を「精一杯生きた」人間。
それを伝えたかったのでは?、とも考えています。
私の場合、映画も観たし、小説も読みました。
そして、質問者様のように「しっくり来ない部分」も多々有りましたね。 

これは、あくまで『アメリカ南部の白人の視点のみ』で描かれた小説。
映画にしても、さしたる違いは無いと思います。

ですから、黒人側から見れば批判されるのも当然でしょう。
小説では、「白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)」を肯定している部分も有ります。
でも、「その時代」の「アメリカ南部」を考慮すれば、「奴隷制度」も「KKK」も「白人至上主義」も無視する訳には行きません。
それが、「アメリカ南部の歴史」で有る訳ですから。

考え方にも寄りますが、万人の読者受けを狙っていない点は、むしろ「潔い」とも思えるのですが。

強いて「万人に向けて」と思える点は、映画のラスト。
スカーレットがつぶやく台詞かも知れません。
★『明日に希望を託して』。
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どんな映画でもそうですが、本>映画なんですよ。


映画では本で読むセリフの5分の1もないんですから。いわばダイジェスト版です。

とは言うものの、映画「風と共に去りぬ」は良かったです。
私は本を1967年に読みまして、その翌年に映画を見ました。

もっとも感動した映画の一つです。映画を見たんでしたらぜひ本を読んでください。買わないでも区立図書館に行けばどの図書館にもありますから。
文学作品はとっつきにくくて面白くないのが多いですが、風と共に去りぬは面白いです。長編ですが、引き寄せられるように全部読んでしまいます。お薦めします。

>この著者の言いたかったこと、伝えたいことは何なのでしょうか。 

考えたことはありませんが、おそらくアメリカ南部の良き時代。南北戦争によってそれが崩壊したが、したたかにそして華麗に生きる美女スカーレット・オハラの半生を描いたものと思います。
あの本は私の人生に影響を与えました。スカーレットはなにか難問に当たると「明日考えよう」と言います。これはなかなか良い方法で、1967年以来ときどき真似しています。もう45年経ちました。
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この映画の真の主人公は「タラ」すなわち、アイルランドから移民してきたヒロインの一家が、なによりも大切にしてきたものです。

映画の中で彼女は「タラ」を存続するために、それこそ犯罪以外のことをなんでも成し遂げていきます。もちろん強盗を射殺するようなこともありましたが、それも「タラ」を守るためです。

 アメリカという国は、オハラ家のような移民で成り立っている国です。もちろん、多くのものがイギリスを中心としたヨーロッパ諸国から追われ・・・そうなんですね、本来なら自分の生まれ育った国で成功すればその土地に根ざすのが人情です。しかし、いわゆる「フロンティアスピリット」という御旗のもとで、祖国を追われ、アメリカという国を作っていったわけです。移民者たちは土地を愛し、撮りに全てをかけてきたわけですね。

 なので、スカーレット自身も、タラとレットを天秤にかけ、結局はやはりタラを選ぶわけです。

 「風と共に去りぬ」は1861年 - 1865年に行われた「南北戦争」を舞台に、1936年にマーガレット・ミッチェルが書きました。映画は1939年に公開されています。

 南北戦争から150年、小説が出て映画化されて75年。75年前に作者が現在のアメリカの姿をどう想像したかはわかりませんが、今もなおアメリカは多くの移民を受け入れ、「アメリカンドリーム」という言葉が現在もなお生きているような夢と希望に溢れた国です。

 
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