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経済学を学んで思ったことですが、経済学の歴史をみると結局は答えはなく、様々な答えが表れては否定、批判されるの繰り返しだと気づきました。
実際の経済活動で活かせるのかという疑問が出てきました。
橘玲氏は、経済学は統計学からしてみるとオカルトとみられているとも言っています。
その中で経済学を学ぶ意義は何が考えられますか?

A 回答 (3件)

 様々な理論やモデルが示されては批判される、これはどの学問分野で共通する原理です。

それがなければ学問自体が進化しないものとなってしまいます。ヘーゲル弁証法をご存知と思いますが、一つのテーゼに対しそれに対する見解が出されそれを叩き台としてテーゼの内容を再検討する。そして新たな問題提起がなされることで認識そのものが進化するプロセスです。
 ですから発想そのものとして「実際の経済に活かす」のではなく、そこから「何が問題の根源であり、それを解決するには何が必要か」との問題の組み立てとなります。順番を間違っては妥当な答など出るはずはありません。便利主義を排し根本から問う、この姿勢だけは忘れないでください。
 アダム・スミスやマルクスそしてヴェーバーやカール・ポランニーは大きな枠組みをどうとらえるかを問え!と後に続く者への置き土産として遺しました。現代は学問が細分化しそれによって自らの首を絞めてしまう袋小路に陥る皮肉な状にあることをガルブレイスをはじめとする先達が警鐘として鳴らし続けてきましたが、残念ながら殆どの人達がそれに耳を傾けようとしなかったことが今日の状況を生み出したともいえます。
 取り敢えず質問者様ができることから始めましょう。「なぜ便利主義から我々は脱却できないのかと自らの頭と言葉で表現してみることです。、
 身近な事例として「3.11の前と後」に関して、それ以前から喧伝されていた「大量生産・大量消費」の構造が抱える限界と問題に対し、もう一つ加えて考えるべき要素として「大量廃棄」があったことをもう一度思い出してみると理解し易くなるかと存じます。
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 いえいえ、天才が出てこないだけです。



 現れては消え、出ては否定されるという繰り返しがイヤだと言うなら、病気対策・・・ 例えばインフルエンザ対策なんてのもあまり意味がないことになってしまうんじゃないでしょうか。

 ドンドン新型が出たり、流行予想が外れると効かない。

 薬が、その時のウイルスや菌に効くように、タイミングよく分析されタイミングよく出された経済理論は役立つのです。

 台風のように、災害をまき散らすだけのこともあります(例えばマルクス経済学)が、それだって、「効果がない」ということではありません。大きな効果があるから災害になってるわけです。

 良いほうで言えば、例えばケインズが著した「雇用・利子および貨幣の一般理論」で示した有効需要の理論などはすばらしいと言うべきです。

 従来の定説を打破し、当時そしてその後の社会に多大なる貢献をしてくれました。

 ただ今は、社会の状況の複雑化に対応しきれなくなっていて、かつてほどの効果を持たなくなったとは言えますが、公共投資の重要性などはまだ有効な指摘です。

 多用した結果、薬に耐性を持つ細菌が蔓延してしまった社会になったようなものです。

 ケインズに匹敵する、今の時代に有効な新理論を打ち立てる天才が登場すればまた効くのです。

 どんなにピアノの才能に恵まれた人でも、中年までピアノを見たことがない社会では才能を開花させることはできないのと同じで、経済学も先達の到達したところまで学んでなければ才能を開花することはできません。

 イ出よ経済学の天才。そのために、学べ天才候補。
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経済学だけでなく、その手の社会的な学問を学ぶ意義は


「考えていると面白いから」以上のものじゃないです。

もっと言っちゃうと、大学なんて「勉強が面白いから」以上の
意味なんてないですよ。だってドクターなんて要は「やってて
面白いからドクターになった」筈、社会的な意味云々なんて
後付けの理由です。

ですので、意義なんて考える必要なし。面白いと思えば
学んで追求すればいいだけの話、結果として何かに適用
できる理論が出てくればいいし、それが否定されても、
「ああ、それは面白いね」で済む話です。

経済学の「理論」は「実体経済で生かす」ために考えるモノ
ではありません。逆に実体経済側が、「この理論で行けば
行けるんじゃ?」と活用するべきものです。ですので活用
した結果の成功/失敗は、純粋に実体経済が負うもので
経済学はまったく感知する必要が無いですよ。
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