A 回答 (8件)
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No.7
- 回答日時:
イタリアですが、南部のナポリに原子力空母の運用ができる海軍施設を維持しています。
第六艦隊の基地です。また、ナポリには南部欧州連合軍総司令部があります。この司令部の下部組織が、スペインのマドリッドに南部欧州連合軍陸軍司令部、トルコのイズマイリアに南部欧州連合軍空軍司令部と存在します。冷戦時代、地中海も非常なホット・ゾーンでした。
トルコがまずソ連と国境を接しており、ソ連黒海艦隊がどうしても通過しなければならない、ダータネルス海峡という重要拠点があります。
1979年まではエジプトは親ソ連で、スエズ運河を支配しています。イスラエルという中東唯一の親米国家は親ソ連のシリアとエジプトに隣接しており、シリアのタルトスにはソ連の海軍基地があります。
地中海のソ連潜水艦は全てムルマンスクに司令部を置く北方艦隊の所属で、シブラルタル海峡を通過して、地中海に展開していました。
ナポリの真向かいにあるリビアは、ソ連から軍事援助をうけてカダフィが独裁しています。
冷戦最盛期の80年代、地中海はこんな感じでした。狭い海域に20以上の国と地域が面して、にらみ合っていたのです。
その真ん中にイタリアは存在します。地中海のどこでどんな事件が起きても出動しやすいわけです。
つまらない答えですが、基地を置くのに絶好の場所だったから、米軍は二次大戦後イタリアに基地を起きました。
なので、沖縄と同じようにイタリアにも基地問題があります。
蛇足ですが、二次大戦で英国は海軍力の核といえる軽巡洋艦を22隻失っていますが、内15隻が地中海での損失です。
イタリア半島に存在した枢軸国の軍事基地が、地中海においていかに大迷惑だったかの、参考になるかと思います。
No.6
- 回答日時:
かつて冷戦時代、西ドイツは再軍備されましたが
参謀本部の設置は許されませんでした
西ドイツの陸海空三軍(ドイツ連邦軍)は平時は西ドイツ国防相に指揮権がありますが
有事には陸軍の野戦軍と海空軍の指揮権は米人のNATO欧州統合軍司令官が掌握し
唯一、西ドイツ国防相に指揮権が残るのは予備役召集により部隊編成完了する国土防衛隊しかありませんでした
日本は憲法により国際紛争の解決に武力行使を放棄していますが
実はイタリアも憲法で国際紛争の解決での武力行使は放棄されているのです
つまり三国とも有事に近い状況下に陥ってもそれぞれの国の独自行動にかなりの制約があったのです
また西ドイツの場合はナチの再来を近隣諸国が恐れていたこともあります
他に中立国のオーストリアは独立を回復した1955年の米ソ英仏との国家条約によりミサイル兵器の保有を禁じられ
対空、対戦車ミサイルを保有しない脆弱なオーストリア軍は防衛力がないに等しいこともありました
冷戦後は欧州駐留軍はやはり旧ユーゴ紛争や中東に対し介入し易い位置にありました
日本(韓国も含み)駐留軍は朝鮮半島、台湾の防衛、特に北朝鮮に対するプレゼンスを示し抑止力として機能しています
No.5
- 回答日時:
簡単に説明するべき話ではないが、簡単に
イタリアの南方には、マグリブ地域(サハラ以北のアフリカの地域)が存在する
はい。ここで思慮するべきは、このマグリブ地域の情勢は最近まではどうだったか?
次に思慮するべきは、戦後のイタリア近隣諸国の情勢
アルバニア・ユーゴ・ギリシャなど
イタリアの駐留米軍の所在地を確認してみれば、その地域を警戒対象にしていた、しているのか?というのは見えてくるはず
>あるいは、米国は、まだ、日本、ドイツ、イタリアを完全に信用していなくて、悪いことをしないようにこの3国に睨みを利かしている意味もあるのでしょうか?
現実的は集団的自衛権行使上の利便性・およびイタリアはNATO枠の軍事活動の利便性が大きい
特にイタリアはドイツ以上の地政価値があるのは、周辺諸国の状況及びNATO関係からも大きい、と言えるだろうし、理解できるだろう
以上
No.4
- 回答日時:
因みに・・・
イタリア国内の基地は、地中海の対岸(つまり、リビアからエジプトあたりの北アフリカ地域)に睨みを利かせるのに便利で、実際の作戦でも重要な中継拠点として使われている(エルドラド・キャニオンのように、政治的に微妙な作戦でイタリア国内施設の使用を拒否されて大回りしたケースも・・・)。
No.2
- 回答日時:
既得権は手放さない。
基本的に外国の軍隊を国内に置くのは嫌うのです。
これはどこでも同じで、フランスがイギリスを信じないのは、
「何だかんだ言って、アメリカ軍をたくさん駐留しているイギリスは、ヨーロッパでくっつくより、アングロサクソンでまとまりたいんだろう?」という疑念があるからです。
一度手放したら、再度権利を獲得するのが大変だから、かつて占領したところの既得権は手放さないのです。
No.1
- 回答日時:
国連では未だに「敵国条項」が生きているらしいですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B5%E5%9B%BD% …
なので日本は未だに常任理事国にはなれません。
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