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 旋律的短音階の下降形は、何故シャープがとれるのでしょうか?反対に、何故和声的短音階の下降形はシャープがとれないのでしょうか?御回答よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 「和声的半音階」は、その名の通り「和声を構成する音での短音階」ですので、和声を構成する音には上行も下降の区別はないので同じになります。


(短音階の和声とは、「ラドミ」「レファラ」「ミソ#シ」ですね。「ミーソ#ーシ」も「シーソ#ーミ」も同じ)

 「旋律的短音階」は、旋律として順番に並べるときを想定しています。ここで「シャープがとれない」という見方は逆です。もともとは「シャープがない」、つまり「ミーファーソーラ、ラーソーファーミ」というのが基本です。このうち「ミーファーソーラ」はメロディの最後に持ってきたとき、終止感がほとんどありませんよね? 終止感を強くするには最後を「ソ#ーラ」という動きにしたくなりませんか?(これは和声的短音階と同じ感覚です) これを取り入れ「ミーファーソ#ーラ」にすると、「ファーソ#」の跳躍が不自然で(ちょっとアラビア風)、これをなめらかな旋律線にするには「ミーファ#ーソ#ーラ」とすればよいことが分かりますよね。これは理論とか何とかというより、人間にとって自然に聞こえるか、という経験的なものです。
 下降する方「ラーソーファーミ」は、終止感などを特に考慮する必要がないので、そのまま#も♭も付ける必要がない、ということです。もちろん、短調の旋律で「ラーソ#ーファ#ーミ」という動きを使うことはあり得ます。ただ、上昇のときほどの#を付ける必然性が小さい、ということだけです。
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この回答へのお礼

 有り難う御座いました。とても分かり易い説明で、十分に理解出来ました。本当に有り難う御座いました!!

お礼日時:2012/05/31 19:52

 


 音のあとさき ~ 上にすがり、下におりる ~
 
── 主音につづく半音を“導音”と呼ぶ。カザルスの“上昇音程”で
は、導音Bが主音Cに向かって、すがりつくように、せつなく迫る。
 EがFにつづく場合は、それほど接近しない(うわずらない)。
 
 その逆に、主音CからB、FからEへの“下降音程”も接近しない。
 親鳥が、卵を産みおとすように、なだらかに下降する。
 これらは、和声法とは関係がなく、旋律を主とする慣用らしい。
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070527
 時のあとさき ~ 音の上り下り ~
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7254155.html (No.2)
 
── ここでいう「シ#」は、主音(ド#=C#)の導音(B#)です。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7086782.html (No.4)
 楽譜と音符 ~ もっとも論理的で優雅な記号 ~
 
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この回答へのお礼

 御回答有り難う御座いました。でも、私には少し難しかったかもしれません…。詳しく説明して下さり、有り難う御座いました。

お礼日時:2012/05/31 19:54

なぜというよりは、そういう音階をそういう風に名づけているだけなので、そういうものだと思って覚えるしかありません。



りんごはなぜりんごと言うんですか?という質問と同じです。(^^;
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この回答へのお礼

 御回答有り難う御座いました!!

お礼日時:2012/05/31 19:49

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