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現代世界では民主主義が絶対に正しいと思われています。

だから政党の名前は、民主党とか自由民主党となっています。

しかしその中身については、考えが定まっていない、と思います。

私は、「正しい選挙」があれば、民主主義と言って良い、と考えています。
(正しい選挙と私が考えるのは、選挙の過程で不正が行われないことを言います。不正の度合いが問題ですが・・・・。)

ところが現在の日本に民主主義が無い、という言い方を良く聞きます。

例えば、国民の大多数が原発に反対しているのに、議会ではそれが反映されていない、などという考えです。

また戦前には民主主義が無かった、と言う人も多いようです。

こういう風に使われることを考慮して、民主主義の定義を提案してもらえないでしょうか?


因みに私は日本は、戦前も現在も、十分民主主義だったと考えます。

A 回答 (6件)

”現代世界では民主主義が絶対に正しいと思われています”


   ↑
そんなことはありません。
民主制というのは、数千万の人間が声高に不平不満を
わめき散らす制度です。
民意を反映しますから、あれが欲しい、これも欲しいと
際限の無い欲望の政治になります。
極めて下品な政治体制であります。
現在の財政赤字は民主制の結果です。
現代では、民主制をとっている国々が経済力と軍事力に
優れている、というだけです。

”しかしその中身については、考えが定まっていない、と思います”
  ↑
それはある程度当たっています。
北朝鮮の名称は朝鮮民主主義人民共和国です。つまり自分たちは
民主国だと思っているのです。
中国の名称は、中華人民共和国です。やはり民主国なのです。

”私は、「正しい選挙」があれば、民主主義と言って良い、と考えています。”
     ↑
その正しいの内容が問題ですが、これはある程度本質をついている
と思います。
民主制というのは、簡単に定義すれば、表現の自由と
選挙制度が保障されることだからです。
北朝鮮や中国は、名前は民主国ですが、これが保障されていません
ので、明確に区別できます。

”ところが現在の日本に民主主義が無い、という言い方を良く聞きます。”
例えば、国民の大多数が原発に反対しているのに、議会ではそれが反映されていない、
などという考えです。”
    ↑
民主制にも色々な種類があります。
英国や日本のように君主?が存在する国もあります。
日本は議会制民主主義を採っていると考えれば、この指摘は
民主制の否定にはなりません。
民主制だからと言って、常に民意に従う必要はありません。
もしそうなら、法案は総て国民投票で決めればよいことになってしまいます。
国会など無用の長物です。
しかし、情報も、知識もない国民に、正しい判断ができるとは
思えません。
だから、議会制をとっているのです。

”戦前には民主主義が無かった、と言う人も多いようです”
    ↑
戦前でも、表現の自由も選挙制度も保障されていました。
その程度が現代の日本ほどではない、ということです。
この意味で、民主制だが、不十分であった、ということです。
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この回答へのお礼

お答えはすべて理解しました。

賛成です。

ありがとうございました。

お礼日時:2012/07/05 22:44

回答しませう



まず、民主主義という概念を考える前に、デモクラシーという外来語を思慮するべきだろう。

語源は、古代ギリシャで、『デモス』(人民・大衆)+『クラティア』(支配・権限)を合わせた『デモクラティア』という概念である

ここで考えるべきことは、デモクラシーを単純に『民主主義』と邦訳することの妥当性である

実は、デモクラシーとは、用語としては、『民主制』の意味では一致しえるが、『民主主義』その直訳には些か疑問が付けられるだろう
『主義』は、普通は、イズム(ism)であるから・・である

日本の歴史用語としては、”大正デモクラシー”が著名だが、この場合でも、あくまでもニアンスは「民主制」であり、「民主主義」とは言えないだろう。大正デモクラシーは普通選挙権獲得の政治闘争であることから、政治の民主化の意味が強く、広い意味での意思決定権が人民にある民主主義とは範囲が異なるのである

簡単に民主制・民主主義の相違性を言及すれば、
民主制は、政治の意思決定権の所在の問題であるが
民主主義は、政治のみならず、文化・経済などの多くの意思決定権が人民に所属しえること余地があることであろう
つまり、意思決定権の範囲が、民主制・民主主義の相違であろう

外来語としての、デモクラシーは、吉野作造によって日本的な思想として『民本主義』なる概念でも説明できる
民本主義は、明治憲法が形式的に天皇を主権者とする法的建前論であることから、生まれ出た概念とも言えるが、極論すれば、以下のように定義できるだろう。

『社会の主権の活動の基本的目標は政治上人民にありえる、とする思想』
民本主義が、政治上の概念に留まるか?という話は争論の余地はあるが、今回は割愛するが、
ニアンスとしては、民本主義は、”民本制”と解するのが妥当かもしれない

では、回答しよう

>私は、「正しい選挙」があれば、民主主義と言って良い、と考えています。
(正しい選挙と私が考えるのは、選挙の過程で不正が行われないことを言います。不正の度合いが問題ですが・・・・。)

小生は 選挙を要件とする必然性を感じない

理由は、簡単で、
あくまでも民主主義は、社会行動の意思決定権が人民に存在するだけで十分である、という定義に因る

選挙という行為は、意思決定において、複数の選択肢が存在しえる場合において行われ得る意思決定過程であるに過ぎない
仮に、人民が十分に議論して、選挙を経ずして、統一した意思決定が行われれば、選挙なしに民主主義・民主制は実現可能である。
同時に思慮するべきは、選挙という行為による意思決定が、必ずしも人民の意思を保障しない危険性がある
例えば、多くの人民が推薦するAという人物が存在したとしても、A当人が選挙に立候補しない可能性は十分にありえる。
この場合は、選挙という制度によって、人民の意思が損なわれえる事例であろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ここで民主主義を多数決原理を認識するだろう諸氏に対して、明確なるアンチテーゼを指摘しておこう

ある政治事案について、4つの素案があると仮定しよう

素案A:支持率40%
素案B:支持率10%
素案C:支持率20%
素案D:支持率30%

多数決原理には、二種類存在する
ア:過半数を確保することで成立しえる、とする多数決原理
イ:もっとも多数の支持によって成立しえる、とする多数決原理

イの多数決原理ならば、素案Aに決定される
しかし、アの多数決であれば、過半数になるまで採決を繰り返すことになる
マイノリティである素案B~Dが妥協点としてCで連帯した場合においては、素案Cが多数として支持されることになる
果たして、どちらの多数決原理が適切であろうか?という問題が簡単に生じえるのである

・・・・・・・・・・

そもそも、正しい選挙というが、投票の逆理を解決しえる投票制度は存在しないのである
つまり、どこまで制度整備しても、「正しい選挙」は存在しえないのである
(もっとも、正しいと暫定合意した選挙を「正しい選挙」とする意見なら、尊重するが)

・・・・・・・・・・

さて、結びだが

そもそも、民主主義とは主権者である人民によって自戒できる制度・・とも言える
では、主権者が意思決定権を放棄し、独裁者・超人的な賢人なりに意思決定を委ねた場合には、それは民主主義と言えるのか?という問題は生じる
同時に意思決定権が人民に存在するとして、権利が大きく制約される状況を民主主義と解するべきか?という問題もある
官僚体制(賢人政治)への批判は後を絶たないが、官僚という人民の政治も民主主義とも言えるだろうことはあまり思慮されない。

最終的には、民主主義とは、それを語る(騙る)人間の恣意的な定義に過ぎない
最低限の一致が見られるのは、人民に意思決定権が存在することだろうが、権利の返上をもって民主主義の崩壊とも言えない現実を思慮すれば、建前において、社会主権が人民に存在する体制という表現が妥当だろう

ちなみに、吉野作造の民本主義の概念は、日本的なものだが、この民本主義という思想が故、天皇機関説などの問題が有耶無耶になっているとも言えるだろう
小生個人は、”民主主義なんぞ糞くらえ”である。
多数決原理でマジョリティがふんぞり返るような状況を民主主義とは思えないし、独善的な価値観で主権の範囲を捉え、それを民主化として押し付けるような価値観なぞは、身勝手な民主主義でしかない。
あるべきは、あくまでも当事者間で合意・契約しえた状況であろう

まぁ、大阪府民が、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という生き様に何も感じないように、空気と多数原理の概念を強要するような民主主義観のエゴイストの現代史を俯瞰するに、民主主義ほど危険な共有幻想はないように思う

日本の場合は、民主制を獲得した経緯があるわけではなく、与えられたものだからこそ、民主主義の中身が軽薄だと感じるが、仔細は割愛しよう
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この回答へのお礼

お答えありがとうございます。

多数決原理に、不合理がある、というご指摘のようですが、人民の意志がそもそも不合理なものなのですから、多数決程度で我慢すべきではないでしょうか?

なおイズムの問題に関心があります。

私はイズムというのは単なる現実ではなくて、未来に向けての意志(つまり価値観)を含んだものだという区別をしているのですが、いかがでしょうか?

資本制の社会はあるけれど、資本主義という言葉には意味が無い、という封に思っているので、民主主義と民主制との違いが良く理解できません。

教えていただけたら・・と願っております。

お礼日時:2012/07/09 09:41

民主主義とは簡単に言ってしまえば、国民主権ということでしょう。


それから考えると、あなたの言う戦前は民主主義ではなかった、ということになりますね。

民主主義と言っても色々有りまして、日本など世界の多くの国が採用してるのが議会制民主主義ですね。
本当は国民全員で話し合って法律も政策も決めていくのが本来の民主主義、つまり直接民主主義の方が
民意を反映しやすいのですが、技術的に不可能なために現在の制度が、よりベターとされています。

しかし現在の制度では、落選議員に投票した票は全て死に票になってしまいます。
今のままでは民意がそのまま反映してる、という状態ではないと思われますね。

まあ、その民意もかなりいい加減なところがあって、例えば選挙の時、各政党の綱領やマニフェストなどを
読み比べたり、その候補者の日常的な政治活動なりを比較して投票してる人が何人居るでしょうか?

今や民主主義とはポピュリズムと言っても過言ではないと思いますよ。
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この回答へのお礼

>今や民主主義とはポピュリズムと言っても過言ではないと思いますよ。

同感です。

ありがとうございました。

お礼日時:2012/07/05 22:41

個人的に,民主主義とは多数決で、負けた方は意見が違っても従う事。

だと思っています。
現在の日本では,どうでしょうか?
国会の場で野党は,与党の公約に素直に賛成しているでしょうか?
野党なんだから,国民の多数決で選んだ政党に反対するのが正しい事だと、無条件で思い込んでますよね。
多数決を否定したら,何の為に選挙をしてるんでしょう。
多数が必ずしも正しいわけでは有りません。大戦前の日本人の多数の意見は戦争を肯定していましたから。
責任を取るのも国民の権利の代償なんだから,キッチリと国民に不都合な事も反映させるべきなんです。

ここからは,選挙制度の話になりますが,人を選ぶから現状の恥ずかしい国会議員が続出するんです。
選ぶのはマニフェストだけを選ばせてもらいたい。政党ごとのまとまった案になってしまうんだろうけど。
とりあえずは,財政の収支にまで踏み込んで提示してもらう。
それを選挙で過半数をとった、党のマニフェストを原則一年で法制化する。
負けた与党は,欠陥を補填する程度に助言するに留まる。反対してはならない。
どうしても国民が不幸になると思われる案件は,後に個別に選挙を行う。
議員や大臣の選定には,決まったマニフェストに従うサインをしてもらう。
こうすれば,党則違反だの離党だのは、発生しなくなる。政策に没頭出来るでしょう。
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この回答へのお礼

ご意見、参考にします。

ありがとうございます。

お礼日時:2012/07/05 22:39

何千年にも渡って変化してきた社会状況の一形態を 4,000 字で回答できるものではありません(笑)。



先ずは

http://ja.wikipedia.org/wiki/民主主義

とその Page にある様々な Link Page を御覧ください。

Wikipedia は多数の人が編集に参加しており、その内容は日々 Note (Page 上にある Tab で開くことができます) で改編されていますので、どのような趣旨で改編されてきたのかを知ることもできますし、日本語以外の言語にも精通されていらっしゃれば多言語 Page を見ることによって海外での考え方も知ることができます。

もっと深く考察されたければ家が埋まるほど多数の書籍が販売されています(汗)。

乱暴な言い方をすれば、民主主義とは「それを民主主義だと主張すれば民主主義」です(汗)・・・朝鮮民主主義人民共和国という国もあるようですし(滝汗)・・・政党の名前にしても「正しい選挙で選ばれたプロ市民(?) であるオレの主張が通ってオレさえ儲かれば民主主義!」みたいなノリにしか見えませんが(笑)・・・。

何千年もの変革史を持つ主義ですので、既にどの民主主義が正しい民主主義だなどと言えるものではないと思いますよ(滝汗)。
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この回答へのお礼

つまり答えは無い、ということでしょうか?

ありがとうございます。

お礼日時:2012/07/05 22:36

>現代世界では民主主義が絶対に正しいと思われています。


 政治学の分野ではそう思われてはいません。
 多くある政治の形態の中で最もマシな政治体系という認識です

>だから政党の名前は、民主党とか自由民主党となっています。
 違います。民主主義を肯定している政党でも民主がついていないのは多々あります

>「正しい選挙」があれば、民主主義と言って良い、と考えています。
 それは貴方個人の考えであり世間一般の常識ではありません

 一般的な庶民の考える民主主義とは多くは絶対的な知識不足からくる勝手な妄想のたぐいです。
 WIKIなど多くの資料がありますので、そこをみることをお勧めします
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB% …
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この回答へのお礼

民主主義は妄想ということでしょうか?

質問に対する回答、参考にさせていただきます。

お礼日時:2012/07/05 22:34

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