最新閲覧日:

中小企業と大企業の違いをイノベーション能力と組織構造の違いから説明してください

A 回答 (1件)

イノベーションと組織構造を研究している者ですが、まず基本的なこととして、イノベーションは研究所とか、研究開発部門だけでは起こりにくいということがあります。

つまり営業とか、デザインとか、工場関係とか、いろいろの部門の人たちが6-7人集まって、かんかんがくがくやると、新しいアイデアが浮かんできます。(これをcross-functional teamといいます。)

つまりこれは、通常の組織の壁を乗り越えて、チームが結成される必要があるわけで、中小企業・大企業かぎらず、それができない官僚的な組織、柔軟性がない組織、リーダーシップのない組織は、だめだということになります。例えばアサヒビールがスーパードライという全く新しいドライビール(味のイノベーション)を創り出したときに、樋口社長の前の、村井社長は、それまで口も聞かなかった研究所と営業の間の壁を、打ち破ったと言います。これによってスーパードライが生まれる素地ができました。

こうしたイノベーションの起きる組織的な条件は、すぐわかるように、大企業よりも中小企業の方がととのっています。大企業ですと組織ががっちり出来ているので、経営者から正式の通達がないと、自分の業務規定を超えてcross-functional teamに参加することが難しいです。でも大組織の中にも、「写ルンです」を生み出した富士写真フイルムとか、レーザービームプリンターを世界で始めてつくったキヤノンのように、柔軟なところはあります。でもほとんどは、イノベーションの当事者が組織の壁を超え、会社の正式の枠を超えて、動き回っていますよ。つまりそれだけのコダワリや情熱が必要なわけです。またこれを見て見ぬ振りする上の人も、えらいといえばえらいですよね。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人が検索しているワード


このカテゴリの人気Q&Aランキング

おすすめ情報

カテゴリ