プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

現在学部の4年で来年度2013年9月からイギリスの大学院の留学を考えています。

イギリスの大学院を考え始めたのは、半年くらい前からで学部時代に交換留学を希望していましたが行けずどうしても諦められずに勉強をしていた時に英語の教授に勧められたことがきっかけです。

私は現在大学院に直接入学できるスコアはありません、そこでBeoという留学のサポートサービスを考えています。Beoのプログラムでは約一年の大学院準備コースを日本で受け、成績次第でマンチェスター大学が中心となっている英国大学連盟の大学院(11校)のどれかの大学院に入学できるというものです。その大学院準備コースのメリットとしては、準備コース入学により大学院入学までが保証されている事です。準備コースに入るためにはIELTS5.5あるいはTOEFL71が必要で、この条件はクリアしています。

もともと英語は苦手意識があったため、スコアの事で手いっぱいで大学院について調べる時間がなかなか取れませんでした。しかし最近分かった事は、イギリスの大学院は一年で卒業できる人が非常に少ない事(私が教授や先輩に聞く限りでは大体クラスの3割程度)等からもう少し冷静に考える必要があると考えました。私が不安になるのは交換留学の選考の際もそれまでベストを尽くしたにも関わらず落選してしまった事などから、失敗のリスクをとても考えてしまいます。

学部では社会学系が専攻でしたので、イギリスでも共通する分野を考えています。

今回質問させて頂いた事は、自分と同じように迷っていた人・大学院留学の経験者の方のお話を伺いたいと考えたからです。自分の状況説明が長くなってしまいましたので、質問は簡潔にさせて頂きます。

1.一年で卒業した同級生はどのくらいなのか(大学によっても違うと思うので)

2.日本の大学とのギャップについて(授業のスタイル)

3.論文が終わらずに一年半で卒業するという人がいたが(agosに勤めていた方)、一年半で卒業という意味がよく分からない(半年延びるという事なのでしょうか?)

4.専門知識と英語力のどちらで現地の学生との差を感じたか

長くなってしまいましたが、何かあればぜひ教えていただきたいです。何卒宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

数年前にロンドン大学の某修士コースを卒業した者です。



まずご質問の1.一年で卒業した同級生はどのくらいなのかですが、私のコースは9割がたネイティブでしめられており、全体でたしか100人程度だったと思いますが、落第は1割でした。ちなみに学校自体は45%が留学生(含米国出身)で構成され、コースはネイティブの出身校にはオックスブリッジやハーバードが普通にいました。そのコースは毎年だいたい1割が卒業できないと言われていましたので、平均というところでしょうか。ただ、落第の中にはディサテーションが終わらなくて卒業をのばした人もいますので、全員が全員成績が悪かったわけじゃないかと思います。

次、2.日本の大学とのギャップについてですが、ほかの方も回答されているように、私が通っていた学校では1つのレクチャー(大教室講義)に週1のセミナー(ゼミ)がありました。ゼミは講義を深めるものですが、2つでワンセットですので、どっちかだけを選ぶことはできません。レクチャーには通年と半期の2種類があって、通年なら3つまで、すべて半期なら6つまでとれます。エッセーも試験もレクチャーベースでいきます。私は通年2つ、半期2つ取っていましたので、試験は計4つ(試験は5月にまとめて一発ものです)ありました。1つの試験につき、通年授業なら3時間3問の論述問題、半期なら2時間2問論述でしたので、私は試験が全部で4つ、3時間3問が2つと2時間2問が2つでした。

3.の件は私の知ってる人ではいなかったので、別の方に回答を任せます。

4.専門知識と英語力のどちらで現地の学生との差を感じたかは、うーん、、、私は学部(日本の大学)のゼミで勉強したことのある分野を2つ、まったく勉強したことのない分野2つ取りましたが、結論から言えば、背景知識のない分野はきつかったですね。専門知識なんてだいたい世界共通のことですので、専門用語を英語でなんというか覚えるぐらいですかね。英語力は「現地の学生との差」では語れないほどぼろぼろでした。上述のように、私の通っていたコースは9割がネイティブでして、当時の私の英語力はアイエルツ7.0(入学にあたってぎりぎり)でした。背景知識のある授業はまだしも、知識がない授業ではまったくといっていいほど歯が立ちません。英語もダメだし専門知識もない、という状態ですからね。

ただ、英語力が欠けていても、ある程度の予備知識があれば、発想勝負でつたない英語で伝えることはできるかと思います。自分の英語がつたないということを初めにセミナーの先生やチューターに打ち明けておけば、つたない英語でも自分の考えたことを発言すれば先生に認められると思いますよ。
逆に、背景知識がないと本当にきついです。

リーディングアサインメントはかなりの量で、私は全部をこなせませんでした。とりあえずチューターに重要なリーディングは何かと聞いて、それだけ最低限読んでおくようにしました。

5月の試験前は1カ月、1日12、13時間は勉強していましたね。リーディングと、その授業の大切なところをまとめて、試験問題は各テーマ(私の時は7つぐらいだったかな)に沿って10問ぐらいあってその中から3問選ぶというものでしたので、得意なテーマを5つぐらいつくって、各テーマについて自分の意見をまとめ、さらに論述で書く流れを覚えました。非ネイティブの友人には論述模擬答案をつくって丸暗記した人もいましたが、私は、暗記が得意ではなかったし、予想どおりの問題が出るとは限らないと思って流れだけを覚えるようにしました。

試験は手が疲れますね。飲み物と飴は持ち込み可だった気がします。辞書は先に届け出ていればOKでした。あっという間に終わりました。

ディサテーションは1万語でしたが、こちらもなんとか終えました。学期中にさまざまな試験・ディサテーション・エッセー対策講座があって、そこで言われたことですが、イギリスのディサテーションと試験は非記名式で、よその学校の先生が採点します(そのため、イギリスのどの大学を出てもBレベルならB、AレベルならAと全国共通のお墨付きになるらしい)。非記名なので、全員ネイティブ扱いとなり、文法ミスや綴りミスも減点対象になります。そのため、試験はできるだけ簡単な文章にし、ディサテーションは提出前にインターネットでネイティブが文法や綴りをみてくれるサービス(有料、いろんなサイトで展開)を利用したほうがいいと言われました。

なので、私もディサテーション〆切りの1週間前ぐらいに仕上げて、チェックサービスに出し(3日ぐらいかかったかな?)、戻ってきた文章を修正し、〆切り1日前に提出したと記憶しています。

しかも、イギリスは盗作に非常に厳しく、私の学校の場合は、ディサテーションをデジタルで1通、印刷したものを2通(2人の先生が採点するため)提出することになっていました。デジタルで提出したものは盗作監視ソフトにかけられ、万が一ひっかかったら落第となります。

さらに、試験をパスしないとディサテーションすら提出できなかったと思います。試験を終えて何日かたって、ネット上に「パスしましたディサテーションを提出できます」と出たらようやくディサテーションを書く権利を与えられる感じです。

ネット写し放題、試験問題を先に言ってくれる日本の大学なんかと全然違いますね。

だらだらと書きましたが、総じていえば、とりあえず背景知識と英語を少しでも多くつけ、向こうでの授業は背景知識のあるものを選ぶ、というところでしょうか。
    • good
    • 4

3年前に英国ロンドン大学大学院を卒業した者です。

専門は政策学です。私も日本の学部卒業後にそのまま留学しましたが、日本の学部に在学中、10カ月ほど交換留学でロンドン市内の大学で勉強した経験があります。その時はTOEFLで540ほど、修士入学時はIELTSoverall7.0でアプライしました。


1.一年で卒業した同級生はどのくらいなのか
Ozekichiさんの周りの方々が言っているほど、実際のパス率は低くないです。7割は修了できると思います。が、注意したいのは、フェイルするのは大抵非英語圏の学生、特にアジア人です。やはり英国の1年で修士取得は、ネイティブでない生徒にとって想像以上にキツイものがあります。ちなみに、私もIELTS oveall7.0取得してから自信を持って修士に行きましたが、コース中は図書館が第二の家で、思い出と言えば、図書館でリーディングとペーパーワークをしていた記憶しかありません、時には泣きながら。残念ながら事実で、精神的に辛い日々でした(苦笑)


2.日本の大学とのギャップについて(授業のスタイル)
英国は、レクチャー(日本の大学の講義のようなもの)とセミナー(日本の大学のゼミのような感じで、ディスカッションベース)で構成されています。両授業の前には、必ず大量の読み物を読んでから授業に参加します。これが辛いです(泣)。とにかく読む、読む、読む、大学院の初めのうちは、ごはんを食べるか寝るか読むことしか出来ないほど、読み物が多かったです。
授業は基本的に前期後期に分かれています。期間中、1つの授業に対しエッセイが1,2本あり、学期末にはペーパーテストが行われるものもあります。講義によっては、ペーパー一本で勝負のこともあり、これはこれで辛いです・・・。エッセイの字数としては、3000~5000wordsがほとんどでした。


3.論文が終わらずに一年半で卒業するという人がいたが(agosに勤めていた方)、一年半で卒業という意味がよく分からない(半年延びるという事なのでしょうか?)
これは大学やコースによって違います。修士論文の締め切りを引き延ばすことが出来、卒業を半年延長できる大学・コースもあるようです。一般的には、9月末に授業開始で6月頭には全講義終了、その後9月頭までに(各自)論文提出のスケジュールです。


4.専門知識と英語力のどちらで現地の学生との差を感じたか
英語力は、正直、7.0あっても全然足りないです。英国人やヨーロピアンは議論好きなので、英語以前に発言力の差をまずは感じました(発言内容の質は別として)。そしてとにかくリーディングが多いので、読みの力を今から鍛えていくと留学後泣かなくて済みます。あとは、ライティング力。文系学部でしたらエッセイが多いのも英国の特徴で、書きも多いです。正直、英語が話せなくても、この2つの能力+リスニング力があれば修士でやっていけます。


その他、BEOで1年間の受講を考えているとのことですが、イギリス国内にもPre-Master Programmeのコースがたくさんありますよ。滞在費はかかってしまいますが、検討してみましたか?
    • good
    • 6

こんにちは。


イギリス在住者です。
私は日本の大学院で修士課程を終えてからイギリスの博士課程に進学
したのですが、修士の授業もいくつか受講しましたので、分かる限りで
回答させて頂きますね。

1、1年で卒業できなかった人を何人か知っていますが(留学生だけでなく
イギリス人も)、3割という数字はさすがに少なすぎるような気がします。
学部にもよるのでしょうけど、私のいたところ(社会科学系)では7、8割
は1年で卒業できていたのでは、と思います。質問者様の行きたい大学院が
決まったら、直接問い合わせてみてはいかがでしょう。

2、たいていの授業は、講義とゼミがセットで週1回ずつ、12週にわたって
行われます。成績は、個人またはグループでの発表+4,000ワード程度の
エッセイで付けるのが一応、基本だと思いますが、担当の講師によって
変わります。最初の授業でリーディングリストが配られると思いますので、
それらの文献を参考にしつつ授業やゼミに参加する形になります。

3、日本の大学院では2年かけて論文をまとめますが、こちらでは春学期の
エッセイや試験が終った6月頃から短期決戦で論文を書く人が多いようです。
もっと早くから準備をしている方もいるでしょうけれど、学期中はかなり
忙しいため、本格的に取り組むのはどうしてもそのぐらいになってしまう
ようです。ですから、締め切りに間に合わなかったり、提出しても内容が
不十分であったりして、落とされる場合があります。卒業式は、年に2回、
冬と夏にあるので、順調にすべてが終れば冬に卒業、ダメなら翌年の夏に
卒業ということになります。

4、私の場合は英語力ですね。英語の論文等は、日本の大学院でもかなり
読まされていたので、専門分野に関する知識はそれなりにありましたし、
読解は問題なかったのですが、書く方に苦労しました。

あと、私は社会科学専攻でしたので、イギリスの政治や社会に関する理解が、
やはり現地の学生に比べて足りないな、と感じました。専門知識というより、
一般知識の問題ですが、社会科学系の分野では結構、重要なんですよね。
このあたり、事前にちゃんと勉強しておけばよかったな、と思っていました。


まとまりのない回答ですが、少しでもお役に立てば幸いです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

講義とゼミがセットなのは知りませんでした。やはり、日本に比べると積極的な生徒が多いようですね。勉強のハードルという意味では、今の大学とは比べ物にならない程の差があると思うのでとても心配ですが、とても参考になりました。

3割は少ないと思いましたが、学校によって多少違うのかもしれません。私も現在社会学を学んでいるのですが、差支えないようでしたら大学院選びの参考にさせていただきたいので。その大学院を教えていただけないでしょうか。突然のお願いで申し訳ありません。

お礼日時:2012/08/18 16:46

大学院は学部ではないので基本的に自分で研究を計画し、まとめ(論文)て試験に合格すること。


修士コースは9ヶ月(1学年)ですがリサーチ修士コースですと博士コースを目指すので2年間。

1学年で終了する学生の中で留学生に限ると結構比率が低いようです。
語学力の関係で非英語圏の学生で英語力が低いとかなり厳しいです。

日本の大学は比較的受身型のようですが欧米は自主的に進めるので待っていると何時までも取り残されたままです。
自分から積極的に授業に参加したり、調査活動をしてクラスや担当教授などにも積極的に討論などをすることです。

卒業は時間が経ったら(1学年)出来るということではなく、課題を消化して論文や試験に合格しないとならないです。
論文が出来上がらなければ卒業判定も出来ません。
卒業時期はそれぞれ人によって違います、日本のように一斉に卒業式をしません。
「見込み卒業」は無いと、卒業レベルの判定があるので「見込み」ではまだ判定されていないということです。 (卒業までいかない)

論文(課題)の提出日に間に合わないと受け取ってくれなかったり、原点になります。

専門知識を英語で理解できるかに掛かってきます。
つまり英語力も専門知識も同じくらい必要です。
現地の学生は言葉のハンディがなく、大学院を合格しています。

大学院の英語力はIELTSで7.0です、学部よりも高度な学問を研究しますので当然です。
ただ、入学基準ギリギリの英語力ですとコースをこなしていくのが大変と聞きます。
社会学は文系ですからエッセイや討論があるでしょう。
エッセイは字数が指定されていますから中身の濃いエッセイを求められます。
日本語の文章構成力があると良いエッセイが書けます。
討論などで発表するに当たって意見の裏づけはしっかりと調べておく習慣をつけること。

現地の学生を始め大学院にはいる人たちは学部在学中に研究計画をしっかりと立てています。
研究内容を明確にしておくとどのコースが最も適しているか判りやすいです。
同じコースでも大学によってレベルが違いますのでよく調べるように。

くれぐれも大学から無条件入学をとること!!
条件付入学の場合条件を満たさないと入学できません、特に現地で補習コースを受けると滞在費・学費も余計に掛かります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
確かに英語のスコアをとれたとしても、専門知識に差が出てしまうと単位を取る事も出来ませんよね。

とても参考になりました!

お礼日時:2012/08/18 16:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!