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65歳の父のことで相談です。
15年前に腎臓がんにより、片方の腎臓を摘出。
以降、定期検診と肉・魚をひかえることで過ごしていましたが、
半年前の定期検診でクレアチニンの値が急に高くなり(数値は失念しました)、食事療法を始めました。
現在は、タンパク質を1日30gにおさえるようにしているようです。
もともと生真面目な性格で、徹底的に自己管理をしているので、その後の検査では数値は上がっておらず(むしろほんの少しですが下がっているようです)主治医からお褒めの言葉をいただいているのですが、体重が激減しています。
食べることが大好きだったので、気分も落ち込みぎみです。
「肉は良質なタンパク質なので1食につき2キレくらい食べて良いと言われ」肉はもともと好きだったので、食べてみたのですが、15年間食べなかったので体が受け付けなくなってしまったようです。
そんな父に、低たんぱく・高カロリーな食べ物(しかも、カリウム低め)を教えたいのです。
詳しい方、どうか教えてください。

A 回答 (2件)

 カリウム制限もあるとなると結構腎機能は落ちていますね、一日蛋白摂取量30gの是非はさておき、低蛋白高カロリー食は慢性腎不全や透析患者さんの基本です。

しかし、蛋白だけでなく塩分、カリウム、リン制限、適切な運動、適切な水分摂取量、血圧コントロール、血糖コントロールも同様に重要です。

 ある程度腎機能が悪化すれば、現在の体の状態を確認したうえで適切な栄養量を考えて、その食事の結果どの様に変わったかをフィードバックして食事を修正する必要があります。ですから、この場でこれを食べたら良いと言うのはあまりにも無責任になってしまいますし、すべて列挙するのも不可能です。

 したがってまずすべきことは適切な栄養量での食事指導を受けること。本人だけでなく食事を世話する人(あなたでしょうか)も一緒に受けてもらい、どの様にすべきか相談してください。それに沿って、本を見みて勉強するなり、あるいは既成の腎不全用食品をつかうなりされるべきだと思います。腎臓病献立、腎不全食、低蛋白食などで検索すれば無数に出てくると思います。大手食品メーカーも腎不全食には力を入れてますので色々あります。
 
健闘を祈ります。

この回答への補足

カリウムについてはまだ制限はありません。
ただ、本人があまり大量にとらないように気をつけているだけです。
タンパク質についても、制限は50gですが、仕事の付き合いで会合などがあったり、
たまには家族と外食したい、ということで、普段は控え目にしています。
似たもの親子なので、何となくわかるのですが、「これと・これと・これを控え目に」というやり方よりも「これをやめる」というやり方が性に合うのでしょう。
一生付き合う病気なので、ストレスは最小限に、そして、ある程度良い検査結果が出ているのでやり方は間違っていないとは思うのですが、
体重が減っているのが気になります。

補足日時:2012/08/24 15:02
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>この場でこれを食べたら良いと言うのはあまりにも無責任になってしまいますし、すべて列挙するのも不可能です。
やはり、自分で調べていくしかないのですね。
高たんぱく・低カロリーの食事なら何となくわかるのですが、
その逆となると全く見当がつかなくて、家族で「食品一つ一つ覚えていくしかないのかねぇ」と話しています。

お礼日時:2012/08/24 15:06

それが本当ならたんぱく質を減らしすぎだと思いますよ。

50gは摂取しないと体の機能が維持できないと思います。
お医者さんがどう説明したか知りませんが、たんぱく質の摂取そのものが腎臓の負担になるわけじゃないんです。必要量以上に摂取した分だけが腎臓の負担になります。
腎臓は消化器官ではありません。たんぱく質の消化には関わっていません。食べたたんぱく質がそのまま腎臓の負担になる訳ではありません。腎臓とは有害・不要・不溶な物質を無害・水溶の物質に変えて便や尿にとかして排出するという役目なのです。

三大栄養素が炭水化物・脂質・たんぱく質であるのはご存知だと思います。炭水化物・脂質の過剰摂取分は脂肪に変えられて蓄積されます。しかしたんぱく質は脂肪に変えられず蓄積不可能で余剰分は排出されてしまうのです。これが決定的に違います。なぜかというとたんぱく質を構成するアミノ酸には窒素・硫黄などの分子が含まれていて、アミノ酸を脂肪に変えることが不可能だからなのです。

消化器官によってたんぱく質は、数多くの酵素の作用によってペプチド→アミノ酸に分解されていきます。製品を食べて部品に分解するような流れです。一つ一つの酵素は、作用が決まっているので分担と流れ作業となります。アミノ酸になるまで分子量を小さくしないと体内に取り込めないから、大変な作業工程となります。アミノ酸には20種類ほどあって、その構成は食材によって違います。必ずしも均等に部品が使われてたんぱく質になっているわけではない。で、取り込んだアミノ酸は、それぞれの設計図に従って、髪の毛、爪、皮膚、筋肉、酵素、白血球などの製品に組み立てられます。その組立工程で余ったアミノ酸が不用品として排出されることになるのです。部品が足りないと、体は筋肉を無理やりアミノ酸に分解して酵素や白血球などのより重要な製品に組み立てなおそうとするのです。背に腹は変えられない。少しでも長く生きながらえる為のサバイバル術で強引にアミノ酸を調達してしまうのです。緊急事態・非常事態です。蓄積した脂肪は、エネルギー源となっても、たんぱく質の部品にはならないのです。脂肪をどうひねくり回しても窒素・硫黄が含まれないからアミノ酸には変えることができない。

だからたんぱく質が足りないというのは大変な異常事態なんですよ。福島原発事故の方がまだまし。

腎臓はアミノ酸だけでなく重金属・ミネラル・毒素なども安全な物質に変えて、排出しています。体に必要な分は使いますが、要らない分は全部捨ててしまう。ナトリウム・カリウムもそうです。体液・血液の浸透圧の調整の為に使われますが、多すぎると当然余ります。

消化・排出・合成といった化学的反応は全て酵素によって行われます。物理的な工作機械は体にありませんから。酵素は誰も正確な数が分からないぐらい種類が多い。酵素の機能は単機能でそれぞれ専門が決まっているのです。どの酵素も決して他の酵素の代わりができないんです。酵素とはなにか。たんぱく質です。実は酵素もたんぱく質の一種なのです。何千種類もの酵素が体に無いと体は機能不全に陥り、たちまち危機に陥ります。毒素を分解できなくなったら大変。賊に押し入られて追い出せないことになってしまう。その酵素は種類ごとに必要なアミノ酸の構成が決まっていて、すこしでも部品が足りないと完成品を作れない。

例えば、A酵素を作る為にaアミノ酸が10,bアミノ酸が2、cアミノ酸が5必要だとします。何が何でもA酵素を作らなければならない。本社からの絶対命令です。ところが食べた食品からは、aアミノ酸が8,bアミノ酸が2、cアミノ酸が4しか入ってこなかった。aアミノ酸が2、cアミノ酸が1足りません。大変です、部品が足りません。そう本社に緊急連絡します。しかたがない。筋肉を溶かしてアミノ酸を取り出せ。本社からそう命令が来ます。とんでもない話ですが是非に及ばず。こんなことが続けば体重が激減するのは当たり前。

だから単純にたんぱく質を何g摂取すれば良いというものでもないのです。必要なアミノ酸が全部必要な量だけ揃ってないといけない。アミノ酸のバランスも重要ということです。アミノ酸の分布がでこぼこしていても使いにくい。あるアミノ酸は多すぎるがあるアミノ酸は少ない、では困るのです。

「肉は良質なタンパク質なので」とはどういう意味か。それは肉はアミノ酸のバランスが良いという意味です。必須アミノ酸が全部含まれているという意味なのです。しかしアミノ酸のバランスが悪い食品でも、それらを複数組み合わせることで相互補完的に必須アミノ酸を全部含むようにすることができます。
例えば米と納豆です。米も納豆も単独では必須アミノ酸が揃いません。しかし米と納豆を食べることで相互補完的に全ての必須アミノ酸を揃えることができるのです。

だから米と納豆だけを食べているだけでも体に必要なアミノ酸を全て揃えることができます。ただし、それはたんぱく質だけの話で他の必須栄養素が揃いませんが。また揃うといっても米を何杯もおかわりする必要があるので炭水化物がオーバーしてしまう。

アミノ酸 アミノ酸スコア
http://www.fctv-net.jp/~tad/amino.htm
Home 簡単!栄養andカロリー計算
http://www.eiyoukeisan.com/

「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ」(了)
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