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総合で今回僕の学校では音楽について調べ学習をしています。
それで僕はクラシックについて調べています。
それで今少し詰まっているところがあります。
・さまざまな作曲家が曲作りをするときにはどのような気持ちで作っていたのか。
・クラシック音楽がはじめて生まれたのはいつ?起源について。
・クラシックで世界が変わったことがあるのか。(それを聞くことで国民が革命を起こした、やクラシックで前押しされた革命家が革命を起こすなどの政治的な意味で)
・クラシックに影響の受けたアーティスト(知っている範囲としてはジョン・レノンはベートーヴェンの曲を参考に作った歌がある)
の4つがまだよく分からないです。
音楽について詳しい人、是非教えてください!
または説明のあるホームページなどがあれば、是非教えてください。
もう少しで夏休みも終わってしまうので、早めに回答お願いします!

A 回答 (3件)

 「クラシック音楽」という呼び方は、現代から見て昔の音楽を分類した時の呼び方です。

「クラシック音楽」も、その曲が作られた当時は「流行音楽」だったのです。

 ちょうど100年ぐらい前から、新しい音楽よりも、それまでに作られ評価の定まった古い音楽を繰り返し聴くような観賞形態が中心になって、「クラシック音楽」と呼ばれるようになりました。ちょうど、ラジオやレコードで一般庶民も音楽が楽しめるようになり、ジャズやダンス音楽、流行歌といった新しい音楽(=「ポピュラー音楽」)も作られるようになったので、それと区別するためだったのでしょう。

 そういう当時の流行音楽ですから、「クラシック音楽がはじめて生まれたのはいつ?」という質問に答えるのは難しいと思います。
 現在まで残っている音楽で一番古いのは、おそらく西暦1500年ごろのものだと思います。音楽はその場限りで消えてしまうので、「楽譜」の書き方が確立したこのころ以降の音楽しか残っていないのです。(日本で言うと江戸時代のもう少し前、室町時代の後半の戦国時代のころ以降ということでしょうか。)

 その中でも 現在「クラシック音楽」として一番多く演奏されているのは19世紀の音楽です。ベートーベン(1770~1827)、シューマン(1810~1856)、ワーグナー(1813~1883)、ブラームス(1833~1897)など。古い方でもバッハ(1685~1750)、ハイドン(1732~1809)、モーツァルト(1756~1791)でしょう。
 中学生では、まだ詳しい歴史を習っていないかもしれませんが、王様や貴族が支配する社会から、産業革命による工業・商業などの経済の発達で、一般市民が社会の中心となった時代です。(市民が、国王・貴族から政治権限を奪い取った最初の事件が、1789年のフランス革命です。ハイドン、モーツァルト、ベートーベンの時代ですね)

 それまで王侯貴族が独占していた音楽(食事のBGMのようなもの)を、一般市民も楽しむようになり、作曲家も一般大衆に強くアピールする曲、受ける曲、流行る曲を作るようになったのです。そういった点では、現在のJ-POPやポピュラー音楽と同じではないでしょうか。(感動する、共感できる、楽しい気持ちになる、気分が高揚する、悲しい時にいやされる、などなど)
 最初の質問「どのような気持ちで作っていたのか」への答は、こういったあたりにあると思います。当時の人気を勝ち得たからこそ、現在まで演奏され続けているのでしょう。

 3番目の質問(クラシックの現実社会への影響)の例としては、フィンランドの作曲家シベリウスが1899年に作曲した交響詩「フィンランディア」があります。「フィンランディア」は、当時ロシアの支配下にあったフィンランドの独立運動の愛唱歌となり、ときの支配者であったロシアから演奏禁止にされた、ということです。(でもきっと密かに歌われ続けたのでしょうね)
 ショパンの「革命のエチュード」(練習曲作品10-12 )も、当時ロシアの支配下にあったポーランドで、1831年の独立運動の武装蜂起に対して作曲されましたし、ショパンがたくさん作曲した「ポロネーズ」は「ポーランド風」という意味の民族舞曲で、ショパン自身とポーランド人の民族意識高揚の曲でした。ちなみに、第一次大戦後のポーランド独立直後に首相を務めたパデレフスキーはピアニスト・作曲家でした。
 クラシックではありませんが、1789年のフランス革命では、市民は現在のフランス国家である「ラ・マルセイエーズ」(マルセイユから来た義勇兵が歌ってたらしい)を歌って連帯を強めたとか、1917年のロシア革命のころは、「万国の労働者よ団結せよ」と国際共産主義運動の歌「インターナショナル」を歌ったり、というように、歌が連帯を強めるということは世界中であったと思います。

 4番目の質問(クラシックの現代ポピュラー音楽への影響)ということでは、直接のメロディの引用などの影響はなくとも、音楽の作り方(リズム、ハーモニー、コード進行、メロディのパターンなど)は、間違いなく19世紀のクラシック音楽をそのまま引き継いでいます。クラシック音楽自体は、20世紀以降「現代音楽」というわけのわからない方向へ進んでしまったのに対して、ポップス、ポピュラー音楽は、19世紀に確立した音楽をそのまま踏襲して作られています。もっとも、使用楽器などは、電子楽器や電気を利用した新しい技術を取り入れて、音の外見は変わっていますが。
 直接のメロディの引用としては、平原綾香さんの「ジュピター」(原曲はホルスト作曲/組曲「惑星」の「木星」)、同じく平原綾香さんの「Sailing my life」やビリー・ジョエルの「THIS NIGHT」(ベートーベン作曲ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」第2楽章)、少し古いですが双子姉妹のザ・ピーナツが歌った「情熱の花」(ベートーベン作曲「エリーゼのために」)など、けっこうたくさんあります。よいメロディは、時代を超えて愛されるということなのでしょう。

 なお、もし時間があれば、他人の受け売りということだけではなく、次の本のようなものを読んで、音楽の変遷や音楽の「力」といったものを、ご自分でもいろいろ学んで、そしてその音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。(中学生でも十分読めるレベルの内容です)
 夏休みの宿題ということではなく、あなた自身の素敵なクラシックの音楽との出合いのために。

岡田 暁生 (著) 「 西洋音楽史―「クラシック」の黄昏 」(中公新書) \819
http://www.amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E9%9F …
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この回答へのお礼

へぇ~そうなんですか。
ちなみに僕はピアノをやっていて、結構クラシック好きなんですよ♪
その本借りて読んでみます!
一番詳しく書いてくれたTann3さんをベストアンサーにします!

お礼日時:2012/09/02 15:32

 NO.2です。

言い忘れました。

 ここのカテゴリーよりも、

   エンターテインメント > 音楽・ダンス > クラシック

または

   学問・教育 > 音楽

の方が回答が付きやすいかもしれませんよ。
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この回答へのお礼

言われてみればそうですね・・・
また質問してみます!
ありがとうございました!

お礼日時:2012/09/02 15:29

上から順にお答えします。


•それは作曲家やその曲によって様々です。
例えばベルクのヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」は19歳の若さで亡くなったマーラー未亡人の娘の追悼に捧げた曲ですし、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」は美術館で王女様の絵を見たラヴェルが、昔スペインの宮廷では小さな王女様がこんな風に踊ってたんだろうなあと書いた曲です。このように、どんな気持ちで作曲したのかと言われてもケースバイケースです。
•1500年程前に神様の作った世界を紐解く学問の一つに音楽があったことに始まります。此方はWikipediaを見たほうが早いかと思います。
•ちょっと調べたらごちゃごちゃでますよ。
クラシックは大抵が宗教音楽ですし、パトロンが政治家の作曲家からさがしたら一発です。
•アリプロジェクトなんかはやたらクラシックのカバー曲を作りますよ。
まあ、早い話が計画的に宿題にとりかかりなさいよってことで。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
毎日8時間ほどずっとやっても終わらなくて・・・
優先順位を考えた結果、これが最後になりました・・・
まだまだいろいろな意見求めているので、ぜひお願いします!

お礼日時:2012/08/23 17:01

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