
ゼネコンの持つ技術力っていう言葉をよく耳にします。
設計や施工を行うのは多くの下請け会社がやっている、
というのであればゼネコンの技術力イコールそれらの会社の技術力(それらの会社が開発した技術)って単純に考えていいのでしょうか?
それともゼネコン側から下請け会社に技術指導を行い、それにそって行ってもらうといった形態(ゼネコンに技術者がいて開発された技術)をとるのでしょうか?
ゼネコンのサイト(竹中工務店)を見ていて気になりました。
「こんな技術をもっています」というアピールをしていて
その技術を開発しているのは誰?と考え出したらすごく気になって仕方ないので業界に詳しい方、どうぞ教えて下さい。お願いします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
下請けは元請けから指示されたことをやっているだけです。もちろん、現場での創意工夫の提案などが下請け業者からもあるでしょうけど、これは特許が絡むような新技術などのレベルではないでしょうね。
ただ、同じ下請けでもレベルは千差万別、それぞれの専門分野・得意分野がありますので、地方のB級ゼネコンあたりになると特許を持っていたりすることも意外に多いものです。
ゼネコンともなると、技術研究所を持っていたり、官民が連携して新技術を開発したり、専用の重機開発したり、特許もいろいろ持ってます。
また、○○工法研究会みたいなゼネコンの任意団体が世の中にはいっぱいあります。一つのゼネコンでは開発できないような新工法はお金を出し合って研究、特許取得などをしているようです。
あと、設計と施工は一般的に分離されています。設計は発注者が自ら設計しない場合は設計コンサルタントが行うものです。発注者やコンサルタントはゼネコンの良い工法があれば、設計段階から意識して設計や施工計画等に反映させることもあります。したがって、発注者やコンサルタントはゼネコンの新技術等について把握しておかなくてはいけませんし、ゼネコンは発注者のみならず、コンサルタントへの売り込みも必死になります。
参考URL:http://www.kangi.ktr.mlit.go.jp/NetisPub/NtSearc …
丁寧なご回答ありがとうございます。
技術ってたいていはゼネコンが開発、所有しているものなんですか!確かに~技術研究所とか持ってますね。
参考URL、非常に参考になりました。自分が知らないだけでこんなに色んなジャンルがあって工法があるとは・・・!
なるほど共同開発してたりする!業界の方には便利なサイトですね。
それとですね、時間のあるときにでも回答していただけるとありがたいのですが、ゼネコンとかの建設会社と建設コンサルタントの違いを教えていただけませんか。コンサルのほうが特定の立場に立たないから問題解決に対する自由度が高いとか読んだんですが・・・漠然としてます。
No.3
- 回答日時:
ゼネコンは自分達で研究所を持って高層建築物やら免震工法やらの新技術を開発してますから、ゼネコン各社独自の技術や製品(建材)と言うのはあると思います。
施工はゼネコンの下請け、孫請けが図面の通り言われたとおりの作業をしていますよ。形の上ではね。
コンサルという言葉は自分は使いませんが、設計事務所のことですかね。えらい先生がいて威張っているイメージですが、技術に強いというよりデザイナーという感じがしますよ。
あ、建設より建築の話です。一般人、自信なしで。
ご回答ありがとうございます。
なるほどコンサルは設計事務所なんですね。思えば街で事務所見かけます。こんな近くにいたとは!って感じですね。
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
No.1です。コンサルタント:発注者が造りたいと思った構造物を設計する人
ゼネコン:設計コンサルタントが作成した設計に基づいて、発注者が意図する構造物を発注者と契約した工期内に契約金額で造り上げる人です。
・・・そんな事ぐらい判ってる!ってですか?失礼シマシタ(^^;)
>コンサルのほうが特定の立場に立たないから
>問題解決に対する自由度が高いとか読んだん
>ですが・・・漠然としてます。
おっしゃっている意味がよくわからないのですが、「目的の構造物を造る」ということにおいては発注者もコンサルタントもゼネコンも同じです。(もちろんお互いの利害関係も大いに絡んできますが・・・)
問題解決の対象となる「問題」ですが、そもそもその構造物を造る事業計画・目的がおかしいとか、反対派住民の抵抗で工事が途中でストップしたとかいう問題であれば発注者の責任に依るところ大でしょうし、設計ミスであればコンサルの責任(コンサルの成果品を受け取った時点で発注者の責任にもなる)ですし、施工不良によるものでしたらゼネコンが悪い(完成検査に合格し、成果物を受け取ったら発注者の責任も生じます)ということになります。
ただ、あまりに極端な例は別として、何かを造ろうと思ったとき大なり小なり必ず問題・課題・トラブル・不測の事態、天災、人災・・・(海外の場合は暴動、争乱、戦争なんていうのも有り)というものはさまざまな段階で起きるものです。そこは、お互い責任をなすりつけあうのではなく、知恵を出し合い、協力しあってこそ良いものができるものだと思います。
失礼ですが、1134さんはどういった関係の方なのでしょうか?建設業界の方ではないと思いますが・・・
再度ありがとうございます。
コンサルって設計のみだったんですね!!
知りませんでした…身近なところを見落としてました…
何か私の理解できないような複雑な定義があるのかと思い込んでました。
申し遅れましたが私は就職活動中の学生です。
いわゆる業界研究というやつです。
建設業界でやりたいことがあっていろいろ調べ中なんですが疑問だらけなんですよ~企業が提示する募集要項も漠然とした言葉ばかりだし、説明会が必ずしも開かれるようではないんです。
tomochan25さんはお詳しいですね。とても助かりました。
丁寧な説明ありがとうございました。
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