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食品に含まれる放射性物質の単位を100/kgベクレルと決めましたがなぜわざわざベクレルを使用しているのでしょうか?人体における影響が重要なのですからシーベルトを用いないのはなぜでしょうか?

A 回答 (14件中1~10件)

食品の放射線評価は、評価しなければならないサンプルがたくさんあるので、


比較的短い時間(30分とか)で測定できなければなりませんし、
ひとつの自治体が測定装置を複数持っていないと実際問題、サンプルがさばけません。

この場合、1台うん十万円くらいの装置を買うこととなります。

このくらいの低価格の検出器だと、放射線が出てきたかどうかは測定できても
放射線のエネルギーまでは測定できません。

つまり、ベクレル(1秒間に放出される放射線数)は測定できても、
エネルギーが分からないのでシーベルトには換算できません。

余談ですが、最近、数万円の検出器やスマホでもシーベルトが測れるとして売っていますが、
あれは放射線のエネルギーを測定していません。137Csからの放射線だと仮定した場合の値で
あくまでも目安に過ぎません。

食品だと放射性カリウムなんかもあるし。

エネルギーが測れる測定器は1千万円くらいしますが、1つの試料を測定するのに半日かかります。
それじゃ食品試料はさばけません。 装置を数十個買えばいいかもしれませんが、数億円です。

一方、国がこういう基準で測定しなさいと決めてしまうと、例外なく日本全国どこでもやらなければなりませんが、山奥の村で数億円かけて放射線検出器が買えるとは思えません。

つまり、国は現実的に実施できるかを考えて、ベクレルで指定しているわけです。

(つまり、こういう基準でいくと決めてしまえば、日本全国全ての町村で
 その方法で計測が義務付けられ、測定設備がない町村からは食品を売ることができなくことまで
 考慮しているのだと思います。)
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この回答へのお礼

要するにベクレルは調査できても正確にシーベルト換算するにはお金がかかるからやっていないということですか。それだと本末転倒というか人体への影響が気になっているわけですから本当の判断材料にならないですよね。川崎市などはゲルマニウム検査というのができるそうでやっているところはやっていると思うのですが日本全体のことを考えてベクレル表記にしているということですか。難しい問題ですね。お金はそんなにありませんし

お礼日時:2012/09/13 19:11

#7に関連して。


放射能(単位 ベクレル)は厳密に定義されている物理的な量です。
これに対してシーベルトで表されるもの(等価線量、実効線量、預託線量)では、線種による影響の度合いや臓器による影響の補正(荷重係数)がかかっています。この荷重係数は厳密に決定されているわけでは無いので、結果シーベルトの数値自体は目安に使える程度の確からしさしかなくなっています。
こういう数値としての厳密さの違いもあります。

ついでに、放射能の測定では核種ごとの測定が必要で、NaIやGeを使ったセンサでγ線のエネルギー分布から含まれる核種と量を同定してます。
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この回答へのお礼

やはりシーベルトで出すのは難しいということでしょうか。でもベクレルも年間1シーベルトの上限を超えないベクレルで設定しているというのはおかしくないでしょうか?

お礼日時:2012/09/21 04:08

回答No.12へのお礼の中で、


「ヨウ素に関しては特別に個人の意思がない限りヨウ素剤を飲みにいくことはないでしょうからもし長年摂取していたとしたら蓄積しますね。」
とお書きですが、そんなことはありません。

摂取したヨウ素は主に甲状腺に蓄積するわけですが、
いつまでも蓄積し続けたり、
甲状腺に取り込まれたヨウ素が生涯甲状腺から排出されない
という訳でもありません。

放射性のヨウ素-131が問題になるわけですが、
ヨウ素131そのものが約8日たてば半分に減る上、
身体の中(甲状腺)のヨウ素も
約120日たつと半分が身体の外に排出(=生物学的半減期)されますから、
るので「もし長年摂取していたとしたら蓄積しますね」と考えるのは間違いです。
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この回答へのお礼

そうなんですね。私が思っていたよりは蓄積しないということですね。有難うございました。

お礼日時:2012/09/21 04:06

 再々度、No.10です。


 もう一つ書いておきます。

>無視できるほど小さいということがわかれば人体への影響を調べる必要もないということでしょうか?経口摂取するということはそれは蓄積され放射線を出し続けるわけですからそれから受ける人体への影響が毎年どのくらいになるのかということは一応知っておきたいと思います。

(補足)
 経口摂取の場合、通常は一部体内に取り込まれ、一部は排泄されます。体内に取り込まれたものも、生体の新陳代謝のサイクルで体外に排出されます。生体サイクルは、セシウムで70~100日だそうです。
 経口摂取した放射性物質が、それだけが排出されずにどんどん蓄積していくということはありません。

 ただし、カルシウムと性質が似ているストロンチウム90は骨の中に残って排出されにくくなる、といった「特に危険な放射性物質」はいくつか存在するようですが。
 甲状腺に蓄積するヨウ素もその一つですが、「ヨウ素剤」を飲むことで新陳代謝を促進して「薄める」などの対処方法もあるようです。
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この回答へのお礼

そうなんですね。私はそのものの影響の半減期というのはあったとしてもちゃんと排泄することが出来るとは思っていませんでした。中には排泄されないものもあるということですね。ヨウ素に関しては特別に個人の意思がない限りヨウ素剤を飲みにいくことはないでしょうからもし長年摂取していたとしたら蓄積しますね。とにもかくにも原発事故以降日本人が摂取する放射性物質は格段に増えたことは間違いないので長い年月で日本人にどのような影響が出るか、30年取り続けても人の健康においてそれが無視できる程度のものなのか知りたいですね。おそらくより健康になることはないでしょうから出来ればセシウム入りのみかんなどと言われているものは積極的には食べたくないですね。有難うございました。

お礼日時:2012/09/16 06:58

 再びNo.10です。

No.10への「お礼」の中に書かれていることに一言補足します。

>神奈川県のセシウム入り冷凍みかんは9ベクレル/kgだそうですが
年間10kg食べたら90ベクレルですよね。
その翌年にまた10kg食べたら180ベクレルの影響が体内に残るということではないんでしょうか。

(以下補足)
 放射線の低いレベルでの被爆の影響というのは、データがないので分かっていない、というのが現実のようで、私も少なければ少ない方が良いと考えていますが、「9ベクレル」「年間1ミリシーベルト」がどの程度のものであるか、次の例で自分なりに評価する必要があると思います。

 一般に言われているのは、人間の体内には、自然放射能として、カリウム40、炭素14などの放射性物質があり、体重60kgの人で約6500ベクレル程度と言われています。あなた自身、子供自身の体内に、そもそも100ベクレル/kg程度存在し、放射線を出しているということです。
   ↓ 例えばこちら参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D

 放射線というものは、通常がゼロで、少しでも存在すれば異常というものではなく、自然界に存在する自然放射線や宇宙からやって来る宇宙線、それに医療でのX線(レントゲン)検査など、いろいろな放射線が既に存在します。
 次のwikipediaサイトでは、そういったものが日本では年間3.81ミリシーベルトとのことです。アメリカでは年間6.2ミリシーベルトだそうです。
   ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%92%B0%E5%A2%83% …
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この回答へのお礼

たしかにもともと存在する放射線による影響はありますよね。ただここで問題なのは食べ物や飲み物から追加される放射線が長い年数で人体にどの程度影響があるのかということだと思います。みかんだけでなく、お米や野菜など日本で取れる食べ物については少なからず3.11以降増えていると思います。これを長年取り続ける事で人体にどのような影響があるのか今調べるのは困難だと思いますが、出来るだけ把握することで安心感にも繋がりますので国には是非そういった数値として出してもらいたいと思っています。

お礼日時:2012/09/16 06:50

 No.8です。



>年間受けてもいいシーベルト量というのがありますが、ベクレルがわかったところでそれを一般人がシーベルト換算できないです。

→たとえば、こんなサイトに換算のしかたが出ています。

http://memorva.jp/school/safety/radiation_bq_sv. …

 見ていただくと分かる通り、例えば「経口摂取」の場合は、そのまま成人は50年体内に留まるという前提での計算です。
 100ベクレル/kg程度の量だと、年間の積算量(ミリシーベルト)にするとかなり小さな値になる、ということです。つまり、「100ベクレル/kg」という値自体が、質問者さんのおっしゃる「それが年間受けても問題ないとされる値の何分の1にしかならない」値なのです。

 上記サイトで見ていただくように、放射性元素によって体内での挙動が異なるので、換算の「実効線量係数」が異なります。ミリシーベルト換算の値を出すためには、放射性核種まで特定する必要があり、そのためにはさらに時間をかけた計測が必要なので、毎回そこまでは計測していない、ということだと思います。(いちいち精密検査をしていると検査サンプル数が減ってしまい、汚染を見逃す確率が増えるので)
 おそらく、100ベクレル/kgを超えた場合に、精密検査として放射性核種の特定の検査を行うのでしょう。

 つまり、「無視できるほど小さい」を判断するため、まずは人体への影響の大小は無視してベクレルで計測している、ということです。
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この回答へのお礼

無視できるほど小さいということがわかれば人体への影響を調べる必要もないということでしょうか?経口摂取するということはそれは蓄積され放射線を出し続けるわけですからそれから受ける人体への影響が毎年どのくらいになるのかということは一応知っておきたいと思います。

神奈川県のセシウム入り冷凍みかんは9ベクレル/kgだそうですが
年間10kg食べたら90ベクレルですよね。
その翌年にまた10kg食べたら180ベクレルの影響が体内に残るということではないんでしょうか。

180ベクレルを越えると年間受けるシーベルトが1msvを越える可能性がありますよね。そうして積み重ねたものが例えば30年後にどの位の影響があるのか
ということをシーベルトで示して欲しいです。国が定めているベクレルは蓄積されていくことを前提とした数値なのでしょうか。

お礼日時:2012/09/15 22:45

まず最初に、


ベクレルとシーベルトは、全く別のことを表す単位だということを理解して下さい。

ベクレルは、どれだけの放射線がでているかを表す単位です。

シーベルト放射線が人体などに及ぼす影響を測る単位です。

ベクレル値がどんなに高くても、それが遠い所にあれば、シーベルト値はほとんどゼロになります。
ベクレル値が小さめでも、身体の中にあったり、身近な所にあったりすると、シーベルト値は大きくなります。

元々別の単位ですので、国が変えたわけではありません。

分かりにくいというのは、その通りかもしれませんが、
別のことを表す別の単位ですから、どちらか一つにまとめるなんてことは、不可能です。

内部被ばくがシーベルトという回答もありますが、それも間違いです。
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この回答へのお礼

どちらかひとつにまとめるというわけではなくてむしろシーベルトに統一して欲しいということです。体内に蓄積されていけば毎年残っていくわけですし、その影響は30年後かなり大きくなるのではないでしょうか?神奈川県の川崎市ではセシウムが検出されたセシウム入り冷凍みかん、りんごを出しているそうですがそれから受ける影響をベクレルではなくシーベルトで表現してもらったほうがわかりやすく安心するのではないでしょうか。

お礼日時:2012/09/15 22:30

 もうすでに皆さんが書かれていますが、



・ベクレルは放射線を出す側の単位

・シーベルトは放射線を受ける側の単位

ということで、食品の保有する放射性物質の量としては「出す側」の量で表すのが適切だからです。
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この回答へのお礼

年間受けてもいいシーベルト量というのがありますが、ベクレルがわかったところでそれを一般人がシーベルト換算できないです。シーベルト換算してもらえばそれが年間受けても問題ないとされる値の何分の1にしかならないということがわかれば安心するのですが。例えば1キロの食品からのベクレルがわかったとしても、その食品にもよりますが例えばお米だとして人には食べる量の個人差がありますし、年間何百キロと食べるわけですからそれを1年間食べ続けて受ける人体への影響をシーベルトで表してもらったほうが一般市民にはわかりやすいのではないでしょうか?それがわかれば福島原発事故前と福島原発事故後で食品から受ける被爆がどのくらいなのかもわかりますし、それを知ることでそんなにたいしたことがないんだという安心感にも繋がるような気がしたので投稿させてもらいました。

お礼日時:2012/09/13 19:25

ベクレルは放射能の量、シーベルトは放射線の量に人体への影響の係数をかけたもの(ややこしいことに、単位がシーベルトのものって複数あって、意味合いも異なる)です。


いろんな評価の元になるのが、その食品にどんな放射性物質がどれだけ含まれているか(どれだけの放射能があるか)なので、ベクレルで表記するのが自然かなと思います。
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この回答へのお礼

そうなんですか。ベクレルがわかれば人体への影響もわかるということですか。それならばそれを追記してくれればわかりやすくていいと思うのですが。シーベルトでも難しいのにベクレルは一般市民にはもっと難しいのではないでしょうか。シーベルトがわかったところでどうしようもできませんしそれが本当に理解できているかも不明ですが。私はシーベルトが知りたいと思いましたがそれは間違っているのでしょうか。

お礼日時:2012/09/13 19:15

>内部被爆は人体への影響ですよね?



内部も外部も「人体に影響がある」と言う点は同じ。

>外部被爆だとシーベルトで内部被爆だとベクレルになるということでしょうか?

シーベルト:特定の場所において、どのくらいの放射線が当たったかを表す単位

ベクレル:特定の物体から、どのくらいの放射線が出ているのかを表す単位

「食品に含まれる放射性物質の単位」なんだから「特定の物体から、どのくらいの放射線が出ているのかを表す単位」を使うのが当たり前。

含まれる放射性物質の量(ベクレル)が知りたいのに、どのくらいの放射線が当たったか(シーベルト)を調べても意味が無いでしょ?調べた食品以外からも放射線が出ているかも知れないからね。
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この回答へのお礼

食品以外から放射線が出ているとしてもそれは関係ないですよね。知りたいのはその食品を食べて受ける放射線からどのくらいの影響が人体にあるかを知りたいのですが。

お礼日時:2012/09/13 19:13

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