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こんにちは。

山頭火にこのような詩があります。
「ゆきをよろこふ児らに ふる雪うつくしき」
これについては、私なりの解釈がありました。

先日、同じ詩がこのように紹介されておりました。
「ゆきをよろこふ児らに ふる雪 鬱しき」

はて?これでは私の解釈と全ったく別のものになります。
この二つを比べて各々を、どう解釈されるでしょう?

A 回答 (2件)

お!?


turukamejirouさん。山頭火お好きでしたか。私も大好きです(笑)
手元の本では「うつくしき」になってますね。
喜ぶ子供らの美しさと雪の美しさがあいまって
圧倒的にこちらの方が良いと思います。
「鬱しき」では、「雪」そのものは確かに鬱陶しいものかもしれませんが
喜ぶ子供らと意味が合いませんし、言葉使いとしても語呂が悪いと思います。
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この回答へのお礼

こんにちは。

今程、PCを開きましてね、回答がある事に少し驚き、
回答がalterdさんでしたので2度驚きました(笑)。

alterdさんも山頭火お好き?!・・・私もです。
ただ、私、五十の坂を越えてからでしょうかね山頭火に限らず、
俳句、和歌・・・あなたhazarさんのお礼にも書いておられたけど、
「新古今和歌集」、あのような物がとても面白いのです。

面白いと言うと語弊がありますね。
例えば「ものの哀れ」、「侘び」、「さび」と言うものが、
言葉だけでなく、感情として素直に胸に落ちるのです。

ですから千代女の「朝顔や・・・」でも思わず涙ぐむことがあります。
「風と共に去りぬ」でばかり泣いているわけでもないのです(笑)
何なんでしょう?年齢でしょうか?(笑)

こんな話をしていると長くなりますね。
私は山頭火の「ゆきをよろこぶ児らに ふる雪うつくしき」を、
このように理解し解釈しておりました。

人生は苦労の連続なのでしょう・・・
ただ、それを自分の糧として幸福に変えることが出来ないものか?
せめて努力だけでもしようではないか・・・。

私の勝手な解釈です。
それが「うつくしき」を「鬱しき」にされると、私にはどう解釈して良いのか、
途端に分からなくなるのです(笑)

それでこのような質問をしてみました。
あなたに来ていただけたので、私の疑問を話すことが出来ました。

有難うございました。
何時も話しておりますから、または必要ありませんね(笑)。

お礼日時:2012/09/30 16:46

turukamejirou 様 こんにちは


ゆきをよろこふ児らに ふる雪うつくしき
旅先で 見知らぬ 子どもたちが 何処も 同じ
子どもらしく ちらちらと 降り始めた 雪に
はしゃいでいる …
そんな光景を 見つめる 旅人の目を 感じます
雪が やや 珍しく 愛でられる 地方の、
まだ 日も暮れて いない 頃、降り始めの 雪 …
でも、今宵の宿の定まらぬ、若くも 元気でも
ない 旅人には …
それでも、喜んで 迎える 者には その ものの
うつくしさが 見え、自然の猛威も 今暫くは、
その牙や爪を収めて、不思議な 雪の 結晶の
どれ一つとして 同じ物のない 煌めきを
見せるに とどめているのだろう …
今時の 歌に 「鬱くしき人々のうた」 とかいう
ものが あるそうですが、そういうものに
掛けている のでしょうか …
それでも かな にして おかないと 行末の知れぬ
自分にしか 感ぜられない はずの 暗澹たる 思いは、
全て 自分の胸の裡だけに 収め、 汚れのない
希望に満ちた 子どもたちの 行末を いつまでも
うつくしく 雪を 愛でられよ と 祈る 旅人の
気持ちが 伝わらない ような 気が します …
『北越雪譜』 等 でも、 あっという間に 吹雪になる
天候の 変化は 本当に 判らず 恐ろしいものです …
八甲田の麓の辺りで 悲しい お写真を ご覧になられて
心を痛められた お話が 印象に 残って居ります …
旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る や
みちのくの阿古耶の松を訪ねわび 身は朽ち人となるぞ かなしき
等 は そのような 不運な 旅人の 暗澹たる 思いを 遠く放ち、
背後から 襲いかかられるのを 目を閉じて 待つ ような 諦念が
ある のかも しれませんが、ここでは、
我と来て遊べや 親のない雀
にも 近いような、子どもらの 無垢な 喜びや、無心の 好奇心
とでも いうような ものに ふれて、自らも そうした心を
取り戻し、 ありがたく 感じて、 全ての 幼きもの 弱きもの
の幸せを祈るような 明るく 澄んだ 歌のように 思われます …
亡くなられた 恩師は、「鬱」 という 字は (人間の) 輪切り
断面図のように 見えませんか ? とおっしゃられていました …
管が いっぱい 通っている でしょ ? と …
輪切り 断面図 というのは ( に すると … ?)、鬱 なんですね …
と … もっと お話を伺いたかった …
turukamejirou 様 は どのように 解釈されて 居られた のでしょうか …

この回答への補足

これはもう、回答いただくのは無理なのでしょうね。

お二人ともベスト・アンサーには何の拘りもない。
私も同様です(笑)。
楽しく参加しているのであれば本末転倒でしょうし・・・

馴染みのお二人ですから、ここはやはりalterdさんがベスト・アンサーです。

まさかにhazarさんも怒らないでしょう(笑)。

補足日時:2012/09/30 20:33
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この回答へのお礼

こんばんはhazarさん。

驚きましたねぇ・・・まさか、あなたまでとは(笑)。
昨日のalterdさんへの回答を拝見いたしました・・・。
大変でしたね。
恩師の方でしたか・・・残念でした。

人の別れは抗うことが出来ません・・・・。
出来ることは、あなたの記憶に留めて差し上げることなのでしょうね。
それが、あなたの精一杯の恩返しのようにも思います。

今日は元気ですから少しお話しましょうか?
4~5日前にhazarさんのプロフィールを拝見いたしました。
あの詩は自分で作られたものですか?
私はとても良い詩だと思いました。
まず、言葉が借り物ではない・・・そんな印象を受けました。
実は私も若い頃文学青年でしたから、随分と詩作もしたのです(笑)。

あなたの文章を5度ほど読み返しました。
成程と思います。
山頭火が優しい目を持っていた人であることは間違いありません。
でも山頭火の目が、そんなに簡単な目でしょうか?

詩の私なりの解釈はalterdさんへのお礼に書きました。
読んでいただければと思います。

最近でもありませんが、俳句、和歌がとても楽しいのです。
例えて言いますとね、いにしえの詩読みとその時代を散歩しているような、
そんな思いさえするのです・・・。

こんな話は、今回はあなたとalterdさんだけですからする話です(笑)。

鬱と言う字・・・ほう、何やら味わい深い言葉ですね。
私も覚えておきたい言葉です。

有難うございました。
今度は何処でお会いしましょうか?
私はもう映画のことは話つくしましたので(大笑)。

お礼日時:2012/09/30 18:59

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