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金本位制が廃止され、
為替が固定相場制から変動相場制になった原因や、
当時の時代状況がわかりません。

当時、どのような時代状況で、どのような原因と目的があったのでしょうか。

A 回答 (4件)

戦費調達のために保有している金以上の通貨を増刷しまくって、それが世界にバレ始めたことで、先手を打つようなかたちで金本位制から変動相場制へと突如移行しました。

米国の金本位製を基準に自国の金本位制を運営していた国々は大混乱、基準値が突如消失したようなかたちで他の国々も金本位制が維持できなくなり変動相場制へと移行していくことになりました。
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1963年当時、大統領に就任したリンドン・B・ジョンソン氏は、米国に対して、「福祉政策の充実」と「経済の充実」を図るため、莫大な財政支出を必要とする「偉大な社会政策」をとりました。



ちなみに、ジョンソン氏の前任大統領はジョン・F・ケネディ。

ケネディ政権下で行われていた政策の一つが、「ベトナム戦争」。南北ベトナム間の戦争を言うのですが、アメリカが支援していたのは南ベトナム。1964年、北ベトナム軍がアメリカ軍の艦艇に誤爆したことをきっかけに、北ベトナムとアメリカは本格的な戦争状態へと突入します。

偉大な社会政策も、ベトナム戦争も、ともに米国に対して莫大な財政支出を迫りました。

当時のアメリカでは、雇用状態がほぼ100%近くあり、この状態でさらに政府が財政支出を行っていたような状況がありました。

また、一方でベトナム戦争は状況を激化させ、財政出動の割合をベトナムへ割かざるを得ず、徐々に「偉大な政府政策」を維持するための福祉政策を財政出動では賄い切れなくなっていきました。財政赤字がアメリカを苦しめ始めたのですね。

1969年。新たに大統領として就任したのがリチャード・ニクソン。彼は政策として、一時的に財政出動を縮小したため、国内の雇用の悪化を招きます。雇用対策のため、彼は再び財政出動に転じますが、雇用は回復せず、国内は一転して不景気に見舞われます。

供給不足の中行われる財政出動。当然物価は上昇しますが、景気は悪化します。この当時のアメリカを襲ったのは、「スタグフレーション」と呼ばれる経済状況でした。

そして、当時、世界が採用していたのは一オンスの金に対して固定した米ドルを基軸通貨とする「金為替本位制」。

海外では金為替本位制を支えるため、当時貿易黒字を大幅に膨らませていたドイツや日本は、ドル買いを行うことによって、固定相場制を維持していました。しかし、そのことによって日本やドイツでもインフレの様相を呈していましたから、アメリカは諸外国から過剰な財政出動政策に対して、強烈な非難を浴びます。

一方でアメリカ国内では雇用の悪化による財政出動を余儀なくされていたため、国内経済と国際関係のはざまで、ニクソンは頭を悩ませます。

で、最終的にニクソンは「金為替本位制(=ブレトンウッズ体制)」を止めることに決めました。

もちろん、当初は金本位制そのものの廃止ではなく、金に対する各国の通貨レートの切り上げ。つまり、アメリカのドルに対して各国に通貨安政策をとらせたのです。

しかし、その通貨レートを維持するためには、各国はドルを買い続けなければなりません。
ですが、各国はこれを行おうとせず、世界的な通貨体制は、一気に変動相場制へと移ってしまいました。

・・・という、私のブログからの抜粋です。
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金本位制を採ったのは、米国がベトナム戦争などで


多額の資金を必要として、ドルを増刷し、ドルに見合う
金の保有ができなくなったからです。

金本位制が崩れたため、変動相場制に移行しました。

ニクソンショックで検索してみて下さい。
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世界中のお金の量をきんで支えられない、札の方が増えたからでしょう。

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