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半保存的複製の証明実験での証明方法について質問があります。

以下、重いDNAをH、軽いDNAをL、中間の重さのDNAをMとします。

メセルソンとスタールは大腸菌のDNAを全てHに変えた後、DNAが複製される度に密度勾配遠心法でDNAの密度を調べることで、半保存的複製を証明しましたよね?
実験結果より二回複製すると、MとLが出来たのは分かります。
しかし、本当に半保存的複製を証明するためには、MとLが等量出来ていることを証明しないといけないと思うのですが、彼らはそれをどのように証明したのでしょうか?

ご存知の方がおられましたら、ご教授くださいm(__)m

A 回答 (1件)

密度勾配遠心法でMとLに分離した後、どう検出したか…


確かに、高校の教科書では触れられてませんね。

質問の実験では、「DNAが紫外線を吸収する」という特性を利用してDNAを見えるようにしています。

具体的には、密度勾配遠心法でMとLに分離した状態の遠心管に紫外線をあてると、DNAのある部分がうっすら暗く見えるので、見えた線の濃さでDNA量を推定しています。
ソース(英語です):http://semiconservative.askdefine.com/

この方法は目視レベルでの検出方法としては非常に低感度なため、現在はほとんど使われていません。
このことから、教科書で触れられていないのでしょう。


おまけ:
・現在はDNAを高感度に検出できる蛍光色素(エチジウムブロマイドなど)で染色する方法が主流です。
紫外線をあてると蛍光色素と結合したDNAが強い蛍光を放ち、その光り具合でDNA量を推定することができます。
・溶液中のDNA濃度を測定する方法としては、現在も紫外線の吸収を利用しています(目視ではなく、専用の機械を使う必要がありますが)。
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この回答へのお礼

DNAは紫外線を吸収するんですか!
初めて知りました。

現在使われている方法まで詳しく解説していただき、大変勉強になりました。

ご回答、ありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2012/10/14 18:25

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