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国際学部で朝鮮半島の経済を学んでいる学生です。

韓国には12月にこの危機が飛び火し、ウォンが大暴落しました。
その際の経済政策の中で「財閥解体」があります。
なぜ財閥解体がなされたのでしょうか?

財閥を解体すると韓国経済が潤う、というメカニズムを教えていただけますでしょうか。
併せて、米資本が参入してきた背景もあれば幸いです。

回答の際の参照URLや文献等も書いてくださると助かります。
お願いします。

A 回答 (8件)

韓国の経済状況について書かれた、面白いブログがあります。

多少蓮っ葉な文章表現ですが、的確な指摘で、97年通貨危機の際のIMF介入と財閥解体についても触れています。これを読むと、韓国の国家観の欠如したその場しのぎの国家運営が、IMFを先兵にした外国資本の蹂躙を許し、韓国経済をスポイルしている様子がよく理解できます。今の米韓FTAも同じです。
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/154.html

このブログでは、当時のIMFによる財閥、銀行解体、整理統合が韓国経済と韓国民の幸福のための政策ではなく、欧米金融資本の策略であったことがよく分かります。
経営力のない財閥、銀行を解体し、サムスンなど一部の財閥に統合し、そこに資金や国の支援を集中させ、経済を回復させましたが、その過程で肝心のサムスンはほとんどを外国資本に乗っ取られ、いくら儲けても外国資本に吸い取られるだけで、韓国国民には還元されない構造が出来上がってしまいました。サムスンの株の50%以上が外資なのです。とても韓国の会社とは言えません。見変え上のフローでは韓国経済が拡大しているように見えていますが、実体はまったく異なるのです。韓国経済は悪化の一途を辿っているのです。
こういう状況で、最も頼りになる日韓通貨スワップを、つまらぬ意地を張って断った韓国大統領は大馬鹿者といえるでしょう。
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 かなり前の話ですよね。



 で、記憶がハッキリしませんが、たしか、「中小財閥」は解体されましたよね。

 だとすると、それは解体によって「韓国経済を潤すため」ではなかったはずです。

 一言で言えば、「切り売り」です。

 もしくは、分散して、枝葉が倒れても幹が残るようにするためでした。

 で、幹をなぜ残したかというと、幹なら欧米系の投資家が買ったからです。

 それに対して、巨大財閥は解体されていなかったはずです。

 巨大財閥は解体するまでもなく投資する人がいたせいでしょう。

 当時は倒産も解体もしないで済んで喜んだでしょうが、その株は今も海外勢力に握られています。

 いまの韓国の銀行やサムソンなども過半数は海外勢力に握られていますので、儲けても儲けても、配当という形で韓国外へ流出します。

 韓国国内に蓄積されないので、ウォンは信頼されず、安くなっています。

 そのあたりの分析は、三橋貴明さんの著作が参考になるだろうと思います。

 ザックリ言って、6~7割くらいしか彼の説には賛成できませんが、韓国系の資料とそれを見て何が分かるのかということをわかりやすく書いた本というのが見あたらないもので、何冊か買って読んでいます。

 で、ゴッチャになって、どういう文がどの本に書いてあったか指摘できませんが、彼の本を読んでみても、上記の見方は変わっていません。


> 米資本が参入してきた背景

 書いた通り、当時もウォンや韓国企業株が倒産の不安から安くなりましたから、二重に買い時だったのです。

 さらに、倒産の危機意識から、韓国労組あたりも介入に反対して米国国旗を焼くような暴挙に出ませんでしたので、さらに買い時だったと言えます。

 最近は、円高を利用して海外勢の買収に掛かっている日本企業も少なくありません。

 円が高く、現地の通貨は相対的に安くなっている上、不景気からの不安で株価も安くなっているので、買い時でしょう。中国が高値買いした資源株なんて低迷中。

 ちょうどその逆になっていたのですから、買い時だったのですが、日本勢は買っていないはずです。

 買うと、反対運動で日本国旗が焼かれたでしょうし、救済救済でどんどん資本がせびり盗られる可能性が高いと見たせいであろうと、私は推測しています。
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例えば


韓国財閥の興亡―癒着と相克のドラマ [単行本]
韓国の族閥・軍閥・財閥―支配集団の政治力学を解く (中公新書) [新書
同一書者のものですが、前者が2002年 後者が1997年(つまり韓国の通貨危機の前)に出版されています。

韓国の財閥の立ち位置の理解を日本の経済史で考えると、明治期の政商といわれるものと近い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%95%86

その時その時の権力者から便宜をもらって、官営産業を民営化する。
さらに、有利な条件で国から資金の提供をもらうという構造です。

なので、政権が変わると財閥のランキングが変わるという事態が生じます。

国のスタンスで言うと、自国経済の保護となります。
世界に出ていける企業を育成させるために、有力な企業に優先的に融資するという形です。

この結果、財政基盤は弱いが巨大な財閥が生まれました。
言い方を変えると、利益率は低いが図体は大きい。

http://www.near21.jp/kan/center/publication/jour …
上のURLでの「はじめに」と書かれている、タコ足経営と指摘されている部分で。腹の減ったタコが自分の足を食べて、食欲を満たしているような、不健全な状態をタコ足経営といいます。
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朝鮮半島の経済を学ぶって理解出来ません私には。


何を学ぶ事が有るんですか、日韓経済とかシナ韓系とかEU韓系.米韓系等で学ぶのが理想と思いますが。
南朝鮮自身が発表してる様に人口等で自国だけで回らない経済状態の国ですから、自ずから相手国との比較経済論を勉強しなければ朝鮮一国だけを絞ってもチンプンカンプンで約立たないと思いますが。
で輸出に力を入れる余り極端にウオン安に誘導してしまって財閥系の大企業は潤っているようですが国民はマスマス苦しく成っての借金系等苦労での自殺。自己破産者.自暴自棄犯罪等キチガイニュースが入って来ますがバランスの概念とかスワップ増量とかもう増量分は要らないって言って見たり恥の概念も無いようだし、+-の概念も無いようだし*ウオンを安くしたら輸入物が高値買いで、原油系とか朝鮮に無い物を輸入時*国民が疲弊するのは小学生でも分かります、これを南朝鮮の長は何を血迷ってるのか実施して来て恥じない、もう理解不能の民族です。 
ある程度参考に成りましたか。
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昭和初期の日本で起きた昭和金融恐慌に似ています。

現代日本人には、ウォンの大暴落という表層的な現象のみ理解されているから、韓国の通貨危機と思われている。飛び火じゃないんです。韓国経済の実態が国際社会に知られてしまったということです。韓国経済は極めて脆弱です。なぜなら資本主義の歴史が浅いから。表向きは先進国に追いついたように見えたが、実は全然違っていて人から見える部分だけは立派なスーツを着ていたけど、後ろをよくみれば、すっぽんぽんの丸裸だった人みたいなものなのです。はりぼてであり虚構だったんです。人並みに見栄を張っていたけど全然内実は火の車。それが国際社会にばれてウォンの大暴落になってしまった。そうなると貿易は成り立たない。輸出産業は資金決済できなくなって不渡り手形を出して倒産ラッシュになってしまった。

財閥といっても同族経営の企業グループというだけの話です。資本と経営が分離していない。利益率が極めて低い。やみくもに他業種に進出したがる。内部留保が全く無く借金に頼りきっている。しかも長期の資本調達でなく、短期の銀行借り入れに偏重している。こういう問題点をいくつもかかえているので、ちょっとでも売り上げが落ちるとたちまち借金返済に行き詰ってしまうのです。図体がでかくても自転車操業の町工場みたいなものです。

財閥解体と呼ばれているのはそれは日本の戦後の財閥解体に例えられて、そう表現されてはいるが、実はそうじゃない。前近代的経営との決別。近代的な資本主義への移行が実際の政策です。何も解体されたわけでもなんでもない。もう昔の財閥じゃありませんよというだけの話です。

日本の資本主義は、江戸時代300年の間に育った豪商、両替商、貿易商、鉱山主などが資本家となって明治維新後にスタートしました。
しかし韓国は違う。李氏朝鮮時代にはそもそも貨幣経済が発達していない。日本統治時代は北部を工業地帯、南部を農業地帯と位置づけていたので韓国には資本家は全く育っていないのです。
南部には鉱山がなく化石資源、鉱物資源に全く恵まれていない。しかも水力資源もない。それらが豊富な北朝鮮とは全く違う状態から韓国は出発したのです。
韓国が資本主義化できたのは、軍事独裁政権による開発独裁によるものでした。軍人政治家が同郷の有力支援者に利権・特権を優先的に割り当てたことで資本家が育ったのです。日韓基本条約でせしめた経済協力金が原資です。その前には日本資本の朝鮮銀行の不動産を強制的に接収していました。

昭和金融恐慌に似ていると買いたけど、やっぱり似てないです。昭和金融恐慌では個人商店規模の弱小銀行はばたばたとつぶれたけど、財閥系銀行は無傷で残り、逆に寡占化が進行しました。破綻した銀行の支店を買い取って、支店数を増やしました。戦争成金の鈴木商店は破綻したけど、財別系商社は安泰でした。

いわゆる韓国の通貨危機では、いわゆる財閥と呼ばれている企業グループほど危なかったのです。

経済を学ぶのは結構だけど、決して言葉の解釈学になってはいけない。歴史を知らない御馬鹿な経済学者が捏造した用語の上っ面だけを追いかけないで欲しい。広い視野を持って多角的視点で物事を捉える努力をして欲しい。そうしないなら大学に通う意味などない。時間の無駄です。
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 日本が戦後に財閥解体したのとは、ちょっと違う経緯になります。

支配的で大きな影響があるという点は同じですが、韓国がアジア通貨危機に伴う経済低迷で財閥を解体したのは、企業経営の効率化と、倒産時のインパクト下げる為です。財閥を解体して、それを山分けにするといったものではありません。

 財閥グループは、トカゲのしっぽ切りもありますが、財閥として倒れないことを重視します。そのために巨大化しているともいえます。これは安定と引き換えに、間接費用の増大、意思決定の遅さなどの弊害を招きます。悪環境下では、韓国経済全体の寄与と相反するような、自己保全のためだけの意思決定などの、利害の不一致も生じてきます。

 また、大宇財閥などのように倒産してしまうと、倒れる方がまるごと倒れ、それが大きいだけに、周りへの影響も甚大になります。それなら、赤字部門だけが倒れてくれる方が良いのです。

 韓国は当時、IMFの援助を受けざるを得ない状況でした。今のユーロ圏で支援を受ける国が、それと引き換えに国民には不人気でも厳しい経済政策への転換と引き換えの援助であることはよく知られています。当時尾韓国も同じです。非効率で経済効果が規模に相当しない財閥を温存していては、IMFの支援を受けられなかったのです。
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財閥解体はされていません。

むしろ強固な財閥体制が出来上がっています。このことから韓国ではいかに財閥解体するかが政治的な議論になっています。
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