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日本の山道には普通車の通行すらままならない道路が無数にありますが、なぜなのでしょうか?

単に建設費を抑えるため?
それとも、その道路が建設された当時は現在とは違い、軽トラ程度の通行しか想定されていなかったため?

教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

奈良時代に作られた諸国の国府を繋ぐ街道はローマが作った街道も顔負けの素晴らしいものだったことがだんだん分かって来ていますよ。

幅20mもあり、土をしっかり締め固めた道が真っ直ぐに伸びていました。これによって中央集権の律令制を確立させようとしたのです。ところが武家が政権につくと封建制を敷いたため、京都や鎌倉などの政治の中心都市と地方都市との人や物の交流が極端に減ったのでそんな道路が必要ではなくなってしまい、更に江戸時代を仕切った徳川政権は防衛上の理由から街道の整備を意識的に行なわなかったのです。ですから東海道ですら箱根峠を越える道は驚くほど狭い道でしかありませんでした。従って大量の物資の輸送はすべて船ということになってしまい、道路の整備はないがしろにされました。そして明治政府になると、輸送は鉄道という方針を立てたため、道路の改良は殆どされまいまま戦後まで道路整備はほったらかしでした。そして昭和33年になってやっと自動車を通すための国道整備が行なわれる運びになり、イギリスから技術者を呼んでアドバイスを貰うことになったのです。やって来た英国の技術者は『日本に道路というものが全くない。あるのは道路予定地だけである。』という言葉を遺して帰って行きました。そこから道路整備五ヵ年計画を繰り返して現在の高速道路を含む近代的な道路網が完成したのです。しかしこれは国道だけのことで、県道、市町村道となると未だに未舗装の道路さえ残されている有様はご存じのとおりです。しかし、国民は公共投資を悪とし、道路整備費が大幅に削減されたため、これが改善される見込みが殆どなくなってしまっています。
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No.3回答者:daibutu_puririnさんの回答の通りでしょう。


軍事道路のような場合を別にすれば、人が歩行するだけの道で十分です。
牛馬も、人が歩行する道でほとんど通行できます。
道路は建設もコスト(人手など)が必要ですが、道路を維持するのも大変です。
律令制度で官製の立派な道路が作られましたが、律令制度が崩壊し、中央集権から戦国や幕藩体制のような地方分権になれば、そうした官製の直線で広い道幅の道路は維持されなくなり、多くは耕地などに転換されてしまいます。
山道に限らず、漁村や都市(町)でも、昭和25年に建築基準法が出来たりする以前の建築や敷地が基本なのでしょうが、家と家の間の路地は人がすれ違うのがやっとというものが大半だと思います。現在でも、昔からあると思える町に行くと自動車が通れない道がたくさんあります。中には途中から階段があったりもします。先が細くなる道路では、相当手前に自動車の通行は出来ないという表示が出ています。おそらく軽トラックも通れないだろうと思います。
山道はもともと作業用のものが大半で、別の市町村に行くための山道は現在は自動車が通れるように整備されているはずです。山は結構凸凹しています。道幅だけの問題ではなくて、自動車が通れるようにするには、傾斜も自動車が登れるようにしなくてはなりません。また斜面を横切るように作られた道は支持強度がないので雨で崩れ易く、迂回して道を作るようなことも頻繁にあります。そのようなところに自動車が通れる道幅で斜面を切ったら、そこから崩壊することも多発します。むやみと幅広い山道を作るのは危険なことでもあります。
山羊ほどの登坂力やバランス感覚はないですが、人ならば、馬が通れないような山道でも十分に歩き、荷物を運搬できます。道が崩れたりしても、比較的簡単に迂回することも可能です。必要にして十分な山道があるのだと思います。
なお、こうした山道があるのは、日本だけでなくて、世界中どこでも同じようなものだと思います。
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日本の山々は、地質がもろく崩れやすいから。


車が悠々通れるような広い道を通そうとすると、
斜面崩壊を防ぐための対策費用が莫大にかかります。
(対策費をかけても崩壊する道路も多々あります)

一日数台~数十台くらいしか車が通らない道路にお金を掛けるのは、
費用対効果からみて無駄だということですね。
すれ違いが所々で出来る程度で十分間に合います。

参考URL:http://www.zenchiren.or.jp/tikei/zeijaku.htm
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>なぜなのでしょうか?



そもそもそれらの道が開かれた時は
車が通るという発想さえなかった時代だからです。

人力、牛車、馬車、木橇、、、、そういうのが
運搬の主役だったわけです。

今でも、田舎の集落に行くと集落内は
そんな時代のニーズにあった道の広さです。
だから軽自動車が何とか通れるか通れないかくらいなんです。
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山道とは林道のことですか?



林道は山での作業の為に造られた道ですから、
日常普通車の通行は考えていません。

一般道ではありません。
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