No.1ベストアンサー
- 回答日時:
「次官・局長級」
もっと正確には事務次官・局長となりますね。
たとえば外務省の組織図です
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/ …
大臣・副大臣は総理大臣の任命です
国家公務員試験総合職に合格し外務省にキャリアとして採用されるのは毎年20人ほど、大半が東大法学部卒です。で、そこから出世してゴールが「事務次官」となります。その下に審議官が二人いますね。まあ事務次官の補佐みたいなものです。その下に「○○局」というのがあり、ここのトップが局長です。
さらに局はいくつかの○○課で構成れています
アジア大洋州局であれば以下の通りです
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/ …
この○○課や○○室のトップが課長・室長です。だいたい室長・課長以上の役職を総称して「霞ヶ関のキャリア官僚」とか「高級官僚」と呼んでいます。
というわけで、日本と他の国の間のいろんな問題・課題については、首相・大臣クラスの会談では大本の基本方針が決まりますが、実際に素案を作ったり、交渉したり、文案を作成したりするのはこれらキャリア官僚の仕事です。
そのことを表現しているわけです。課長級・室長級となるとたたき台、素案の作成とそれを元にした交渉。次官級・局長級となればもはや交渉は「大詰め」というわけです。で、交渉内容や条約文書にめでたく内閣の承認が下りると、外務大臣や首相が出てきて「調印」の運びとなります。
No.2
- 回答日時:
中小企業の部長課長級が出向いても新しい会社との共同開発なんかなかなかまとまらないのに社長が出向けば即決してしまう一方で大企業ならば部課長級でも単なる商売上の取引以上の契約を取り付けたりもできますよね。
中小企業の部課長級では何億円もの決裁権を持っているわけではないのですが、大企業の部長級ともなれば数億円の投資を自己の裁量で決定する権利を持っていますので、交渉する側も互いに相手がどれほどの裁量権を持っているかで交渉内容の重要度や信用度が異なるわけです。
大企業よりも大きな組織である国の政府機関では次官や局長級ともなれば大臣に代わって国の行き先を決定付けるほどの力があるということになりますので交渉も互いの一言一言がその国の行く末を左右することになります。
一方、事務 Level での話し合いというのは「最終決定にはもっと上の人同士での契約が必要だが、上の人を引っ張りだすための予備交渉を現場の下っ端でやっておく」という Level のものです。
>同じ内容の事柄を、別の人で行うのでしょうか?
その通りですが、上の人は細かいところまで全部やる暇がありませんので・・・。
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