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楽譜の読み方 曲の途中に現れる「ト音記号、ヘ音記号」について

※画像をご覧ください。

ヘ音の五線にト音記号が現れました。このト音記号の効果について教えて下さい。


・シャープやフラットなどの臨時記号のように1小節のみの効果ですか?

・他に効果がありましたら教えて下さい。

「楽譜の読み方 曲の途中に現れるト音記号、」の質問画像

A 回答 (2件)

<途中で小さな「ト音記号」があった場合の仮定で回答します>



いえ、1小節のみではありません。

だからト音記号に変化したまま次の段も続いている場合は、次の段がト音譜表に変わっていると思います。
もし次の段が本来のへ音譜表で、段の始めに小さいト音記号が記されていない場合は、へ音記号の楽譜に自然と戻ったことになります。
でも次の段でヘ音譜表に戻る場合は、大体前の段の一番最後に小さいヘ音記号があると思いますね。

だから結論として、途中で小さなヘ音記号が出ていたり、次の段が本来のヘ音譜表のままの場合は、ヘ音に戻ります。
しかし、小さなへ音記号表記がなく、次の段からト音譜表に変わっている場合は、次の新たな指示があるまでひたすらト音譜表として弾きます。
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 答としては、No.1さんで完璧ですが、なかなか完結しないようなので追加します。



 基本は、その音部記号から右側の、その段の範囲で有効、ということです。
 音部記号(「ト音記号」、「ヘ音記号」、「ハ音記号など)は、その段ごとに明示する、というのが原則です。ピアノの楽譜だと、通常は右手(上段)がト音記号、左手(下段)がヘ音記号ということで、通常は1段ごとに各段の左側に毎回書かなければいけないことになっています。そこから右側全部が、この音部記号ですよ、という宣言です。
 これを段の途中で変更する場合(例えば右手をヘ音記号で変更する)には、上段の途中にヘ音記号を書き、そこから右側はヘ音記号になると宣言するということです。従って、次の段までその音部(ヘ音記号)が継続する場合には、次の段の右手(上段)の左端にはヘ音記号が書かれます。

 では、ヘ音記号だった右手が、次の段のはじめからまたト音記号に戻るときは、次の段をト音記号にしておけばよい、ということでしょうか? 逆に、それまでト音記号だった右手が、次の段からヘ音記号に変わる場合、次の段をヘ音記号にしておけばよい、ということでしょうか?
 原則はそれでよいのですが、前の段から、次の段で「変わった」ことを見落とす可能性があるので、通常、「次の段からト音記号に変わりますよ」という予告の意味で、前の段の一番最後にト音記号を書いておく、ということが多いようです。

 というように、音部記号の有効範囲は、原則は「その段のそこから右側」、実際上は「(次の段の左端の音部記号も含め)次に変わるまでずっと」ということです。

 適切な例があればわかりやすいのですが、例としてベートーヴェンの「ピアノ・ソナタNo.14『月光』」の第3楽章の楽譜などを見てみてください。お持ちでない場合には、下記のサイトから閲覧又はダウンロードして下さい。下記のサイトの、ちょっと下の「楽譜ファイル」の中で、上から9番目のPeters版が美しくてよいでしょう。

http://imslp.org/wiki/Piano_Sonata_No.14,_Op.27_ …
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