アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

失明させられた女性が、加害者を失明させる権利があるイスラムの「報復刑」!



イスラムには
「目には目を、歯には歯を!」
という考え方があるそうです。

何らか犯罪被害を受けた被害者には、

その加害者に同じ苦痛をもって

罪を償わせる

<報復刑>という制度が

公然と採用されているらしいのです。


例えば、
交通事故で片足を失ってしまった。
その被害者は、加害者に対して・・・・

(1) それなりの賠償金を支払ってもらう

(2) 加害者の片足を故意に切断して、同じ苦痛を背負っていただく


・・・という2択を
「自由に選べる権利がある」というのです!
もちろん正式な法律の範囲で!
コワ~!!

そんなワケでこんな事件が・・・


***********************

イラン:報復刑、寸前中止 失明させられた女性決断

7年前、大学の同級生の男に硫酸を両目にかけられて
失明したイラン人女性が、
自分が受けた被害と同様の被害を相手に負わせる
イスラム法の「同害報復刑(キサース刑)」の適用を求め、
刑が確定。
男の両目を失明させる刑の執行が7月31日に予定されたが、
女性は実行寸前に中止を決断し、
報復刑に疑問を抱く人々の間で共感が広がっている。

イスラム法を巡っては欧米を中心に「人権侵害」との批判があるが、
今回の出来事にはイラン社会の「変化」が背景にある。

女性はアメネ・バフラミさん。
04年11月に同級生の
マジド・モハベディ元被告の求婚を拒否し、
硫酸を浴びせられた。
報復刑は最高裁で2年前に確定した。

イラン学生通信によると、
バフラミさんは執行当日に
「7年間報復ばかり考えてきたが、
許しは報復より優れている
と神は言った。
これで、家族や彼の母親を幸せにできる」と決断。
元被告はバフラミさんの前で号泣し、
刑の代替措置として
20億リアル(約1800万円)の賠償金を
払うことになった。

テヘラン検察トップが「勇気ある決断」と称賛し、
インターネット上でも
「許しを与えることで満足を得た」
などの声が広がっている。
一方で
「同様の犯罪を防ぐため権利を行使すべきだった」
との意見もある。

毎日新聞 2011年8月3日 東京朝刊

***********************


バフラミさんがもしも
報復刑の方を選択していた場合は、
加害者男性を縛りつけて、
両目を開いたまま固定して、
バフラミさんがされたのと同じ硫酸を
左右それぞれ20滴ずつ点眼して
失明させる予定だったそうです。

法的に、公式にですよ、
スゴイですね!

これ、
点眼っていうのかなぁ~??


・・・フ~ム、悪いことはできません!

http://contact-tanteidan.seesaa.net/article/2187 …

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そこで質問です。そう考えると、死刑というのも “目には目を”の延長線で “命には命を”という理屈になるかと思います。しかし、死刑賛成派の方でも こういうったイスラム式の刑には否定的な人が多いかと思います。私自身は こういった報復刑は 日本が外国から馬鹿にされる という点を除けば 肯定的に考えているんですが、一番の問題点は何でしょうか?

A 回答 (13件中1~10件)

> 再犯防止の意味でも去勢には賛成的な人も多いようですが。



同害報復からは、全くズレていますが。


> そうですね、その「賠償」を刑罰に求めることに無理があるのかもしれませんね。
> 端的な例では、たとえば 振り込み詐欺で大事な虎の子をを騙し取られたら、犯人が何年間も服役したところで被害者は報われませんからね。

単に刑事と民事の混同です。
日本はそれを区別しており、詐欺犯に民事賠償請求すれば報われる部分はあります。
イスラム法では賠償部分に関し同一視している部分があると言うことに過ぎません。

> バカにするとしたら、その国じゃありませんよ。

周辺諸国で日本をバカに出来る様な法体系及び治安レベルの国があるとは思えませんが。

> 一見理知的で抜かりのない回答に見えますが、どうも「社会契約論」というあまり聞きなれない用語を持ち出して 奥歯に物が挟まった印象は否めませんが(生意気こと言ってすみません)、ぶっちゃけ #4さんの見解に近いんでしょうか?

「社会契約論」など、死刑の存置・反対の議論において、反対派から一番目に出てきますが。
死刑について語るなら、『最低限』の常識かと。
それゆえ、死刑の問題点として、一番最初に書いたのですが・・・。

またそもそも質問と言うものは、質問者さんに聞きなれない知識等を与えることも回答に含むのでは?

死刑廃止に関し、人権・人道面で「反対」などと言うのは道徳・モラルの話しであって、法律論ではありません。
最初の回答で触れた通り、「国に国民を殺す権利があるのか?」などが反対派の法理・法源です。

No.4さんについては、面白い視点とは思いますが、完全に正解ではないです。
また私の回答と同種と感じる理由は、全く判らないですね・・・。
私は死刑の理由についてなど、一言も述べてませんので。

完全に正解ではないとするのは簡単で、情状酌量の余地があり、更生が期待されても、10人も殺せばまず間違い無く死刑ですから。

日本の司法判断が更生を重要視することは確かで、特に少年犯罪の死刑判断等では争点となりますが、その上で、「いかなる事情」を考慮しても、懲役刑では罪刑均衡が図れないと言う理由で下される刑罰です。
「更生の余地有無」と言うよりは、罪刑均衡の原則上、「死刑以外に該当しない」と言う理由です。

理解が難しい様ですから、私の回答を箇条書きで整理しておきます。

(1)質問者さんの質問がイスラムの死刑を「同害報復」と言う考え方えを前提とする場合、「否定」です。

(2)逆に「同害賠償(以下)」を前提とし、また被害者が司法判断を覆して減刑可能と言う点等において「肯定的(評価すべき点も多)」。

(3)死刑の一番の問題は、少なくとも法学的な根拠は「社会契約論」以外に有り得ません。

(4)日本の死刑制度は、少なくとも他国から、感情論・道徳論で非難される様な刑罰ではありません。

(5)日本の死刑は、簡単に報復刑と定義出来るものでは無く、むしろ日本の法令は報復を禁じています。

この回答への補足

結局、イスラムの報復刑の問題点は集約すると、完全な同害報復がなしえないことと、刑事と民事の混同になるということになりますね。 しかし、小難しく書いた割には随分遠回りしまして、無駄の多い文章なりましたね。また、喩話は嫌いなようですが、抽象で冗長な文章がお好きなようですね。
今回はBAに選ばせて頂きますが、もう少し簡潔に、回り道しないで問題の核心に迫り、分かりやすい喩えを入れたらベターでしたね。それではあしからず。

補足日時:2012/11/17 13:18
    • good
    • 0
この回答へのお礼

再度ありがとうございます。

>同害報復からは、全くズレていますが。
去勢は同害報復というより再犯防止の意味合いが強いでしょう。まあ、これは私の主権的意見というより性犯罪に対する質問の回答者の声を引き合いにしたんですが。

>単に刑事と民事の混同です。
なるほど。言われてみれば これもイスラムの報復刑の問題点として考えられますね。しかし、日本のように 刑事と民事を峻別するのにも不都合が生じますね。

>それゆえ、死刑の問題点として、一番最初に書いたのですが・・・。
そうです。しかし、key00001さんは 反対派でもないのに一番最初に書きましたよね。それでも 死刑の問題点として認識していながら、死刑には賛成的な立場だったので 理解に苦しみました。

>No.4さんについては、面白い視点とは思いますが、完全に正解ではないです。
また私の回答と同種と感じる理由は、全く判らないですね・・・。
私も完全に正解だとは思いませんが、key00001さんの見解も完璧に正しいとは思いません。

>死刑廃止に関し、人権・人道面で「反対」などと言うのは道徳・モラルの話しであって、法律論ではありません。
ここまで言うんだったら、社会契約論も話が少し飛躍しませんか? このサイトでも 死刑の賛否に関する質問は何度もありましたが、社会契約論の話を持ち出す人は珍しいですね。

>(1)質問者さんの質問がイスラムの死刑を「同害報復」と言う考え方えを前提とする場合、「否定」です。
これだけの長文回答されている割には、この質問の核心である「同害報復」の否定の理由が明確に述べられておりませんね。

>(3)死刑の一番の問題は、少なくとも法学的な根拠は「社会契約論」以外に有り得ません。
社会契約論はどうであれ、死刑には賛成の前提での話です。また、社会契約論を前面に持ち出していながら、死刑の妥当性を裏付ける確固たる理由も説明不足です。

>(4)日本の死刑制度は、少なくとも他国から、感情論・道徳論で非難される様な刑罰ではありません。
ヨーロッパ諸国は日本を批判するまでは行きませんが、死刑残存国として刑法面では2流の国と見なしています。もっとも、死刑賛成派は頑として「外国からどう思われようが、日本は日本」という姿勢を頑なに崩しませんけどね。

key00001さんは見識も高く、回答者としてはなかなかの強者ですね。しかし、この質問の核心を巧妙にはぐらかし、まるで政治家みたいですね。

お礼日時:2012/11/17 13:01

>一番の問題点



 報復するといっても、報復する本人がいないということでしょ。

 遺族は、本人ではありませんから、殺されたら殺すということができませんね。

 娘が殺されたら、犯人の娘を殺すということになるのですが、娘に罪はありません。
 

 被害者本人は、殺される直前に犯人を正当防衛で殺すことができますね。そのことを権利とみたてて、遺族がその権利を相続し、その権利を行使するか放棄するか、つまり、死刑執行の判断を遺族に委ねることはできると思いますけどね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>被害者本人は、殺される直前に犯人を正当防衛で殺すことができますね。
これは耳新しい意見ですね。でも、もっと簡単に考えれば 要するに“仇討ち”の権利ですよね。

でも、私が焦点を当てている問題点とは "死刑"についての問題点ではなく、死刑の妥当性を認めた上での “イスラムの報復刑”の問題点なんですが。

それでも、ukiyotomboさんの考えに基づけば、イスラムの報復刑を容認した上で、被害者が殺害された場合は 遺族が代行する と考えていいんでしょうか?

お礼日時:2012/11/17 07:24

死刑賛成派に一番抜けているのは次の視点です。


「死刑囚が自殺すればどおなん?」
「それはそれでええやん」と考える人がいれば、「実は何にも考えてないな、こいつ」
と思います。死の恐怖と隣り合わせの監獄生活と、とっとと死を選んでしまう安楽死な人生と
結果同じでも刑罰の価値としては全然違いますよね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>死刑賛成派に一番抜けているのは次の視点です。
#4さんの考えに基づけば、自分から死んでくれたので執行する手間が省けたとなるでしょう。#10さんの考えに基づけば、人からやらされる前に、自分から責任を取ったと解釈することもできるでしょう。職場で言えば、重大な不祥事を起こし、懲戒免職になる前に自分から退職願を出すのに似ています。しかし、死刑賛成派の多くの人は感情論に沿って「報復刑」としての意義を強調しますが、topy7014さんの指摘は認めたとしても 「だからと言って 死刑の妥当性を覆すものではない。」とか反論するでしょう。特に、このサイトは頑固で強情な人が多いですから 自分の考えの誤りに気づいても謙虚に訂正する人は極少数です。

でも、肝心のこの質問の趣旨である イスラムの報復刑の問題点には少しも言及されていませんね。

お礼日時:2012/11/17 07:11

全ての刑は本来責任の取りかただと考えています。


しかしそれは解釈のしようによっては単なる報復になってしまう。
目には目をというのも本当に報復なのか・・・考える必要はあるでしょう。

今、日本では再犯率の高さが問題になっています。
自分の意に沿わなければ殺す。そういう考えの者が出訴すれば同じ事を繰り返すのは当たり前のことでしょう。
それを無くすためには、何かしらの方法で再犯できないようにするしかありません。

別段日本の死刑は世界からバカになどされては居ませんよ。馬鹿にしているのは死刑廃止の運動化だけです。
むしろ彼等は自国の再犯率や犯罪者を死ぬまで食べさせていく予算に苦しんでいる。そんな事から目をそらせている。それだけのことです。
それに死刑は廃止しても戦争をしている国の民度はは100%日本以下ではないでしょうか。
他国に攻め入らない専守防衛のみを実行していて死刑も無い、それでいて外国人が多く、世界に比べても再犯率も低く警察は暇。そういう国があるのなら参考にすべきだと思いますけど、個人では許すことができても国は許すことなどしない。これでは死刑廃止国だなんていえませんよね。

日本では死んだ被害者より活きている加害者の方が金になる。弁護士も裁判官もそうです。だから死んだ人間をないがしろにするのです。家族をないがしろにするんです。なぜなら弁護任意は国が税金で金を支払ってくれますけど被害者家族は何も生み出さない。それは日本の現状です。
そして検事も裁判官も行く末は弁護士。要するに天下りですよ。敵に天下りするわけです。だから死刑にするよりは長く裁判をして弁護士に顔を売っておいたほうがいい。将来は自分が弁護する側になるんですから。

死刑を廃止して終身刑をと言う人が多いけど、なぜ終身刑を採用するのに死刑を廃止しなければならないのでしょう。全く関係ないですよ。
むしろすべてが明らかであれば死刑にし、それ以外は終身刑とすればいいだけの話です。たった10年で出てこれる無期懲役を廃止して終身刑にすれば良いだけの話です。

責任の取りかた、その最高刑が死刑。死刑が必要かどうかではなく、それに当てはまるような罪を犯さない教育をすれば良いだけの事です。

私は安易に死刑廃止を訴えている輩の方が汚毒だと考えていますよ。
彼等は再犯しても何の責任を取ることもない。だから無責任なことをいえるんです。死刑にすればそれで終わり。だけど生きていれば金になる。だから奴らは死刑廃止を訴えているに過ぎない。
その証拠に松本ちずおに弁護士が殺された途端誰も弁護を買って出ない。そして弁護を引き受ければ牛歩戦術で税金をむさぼるだけ。これが日本の司法の真実です。他の裁判でも内容をそっちのけで死刑廃止論をぶち上げ。三文芝居にもならない芝居で罪を逃れようとする。挙句に犯罪者が積みを悔いて死刑を受け入れようとすると弁護士権限で上告する。そういう連中が死刑廃止を訴えていることをお忘れなく。
再犯するような犯人の刑期を短くした弁護士や裁判官に対する被害者家族の恨みはどうするのでしょうね。

この回答への補足

責任ですか。それじゃ、イスラムの報復刑も立派な責任の取らせ方になりませんか?

補足日時:2012/11/17 00:12
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

頓珍漢なご回答ですが、一応レスを付けます。

>それを無くすためには、何かしらの方法で再犯できないようにするしかありません。
去勢とか視力剝脱とか四肢切断とかね。

>別段日本の死刑は世界からバカになどされては居ませんよ。
いや、質問をちゃんと読んでください。バカにするとまでは行きませんが、ヨーロッパ諸国は やっぱりアジアは刑法が遅れているとは思うでしょうね。ここでは死刑は脇に置いとくとして、イスラムの法の報復刑と似たような刑が日本で執行されたら 韓国などから嘲笑されるだろうということです。

お礼日時:2012/11/16 22:30

> イスラムの法の報復刑には反対的なスタンスでしょうか?



現在の日本などの死刑とは、法理・法源が同じでは無いと考えていますし、日本の刑罰は報復刑では無いので、基本的には並列で考えるべきでは無いと言う考え方ですが・・。

同害報復と同害賠償は表裏の関係に近く、法理・法源も近いです。
ただ、同害賠償(以下)と言う考え方は肯定出来る要素が多く、また直接報復を禁じる要素も含みます。
更に既術の通り、被害者の意思で司法判断を覆せると言う要素は、極めて進歩的と思います。
これら優れた特徴を有す法理ゆえ、日本などの先進国とは異なる法源でありながら、現在まで存続したと考えるべきでしょう。
実際も「報復か?賠償か?」などと二極化しているワケではなく、明確に賠償の法理であり、賠償の中には報復が含まれると言う「当然」のコトです。

しかし同害報復は、たとえばレイプなど性犯罪に代表されますが、多くの犯罪で、完全な同害報復が為し得ません。
また社会契約論に基づく死刑廃止論などにも充分な法理が認められますので、それらの観点からすれば、「殺したヤツは殺しても良い」と言う考え方のみであれば、極めて安直と言わざるを得ません。
「反対的」と言うよりは、明確に「反対」ですね。

日本の死刑については、少なくとも同害報復刑ではありません。
私は社会システム上、社会契約論的な刑罰として、死刑を容認しているものと考えますし、警察がバンバン犯罪者を射殺する様な社会システムの国に、バカにされる理由も皆無では?と考えています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>しかし同害報復は、たとえばレイプなど性犯罪に代表されますが、多くの犯罪で、完全な同害報復が為し得ません。
再犯防止の意味でも去勢には賛成的な人も多いようですが。

>実際も「報復か?賠償か?」などと二極化しているワケではなく、明確に賠償の法理であり、賠償の中には報復が含まれると言う「当然」のコトです。
そうですね、その「賠償」を刑罰に求めることに無理があるのかもしれませんね。
端的な例では、たとえば 振り込み詐欺で大事な虎の子をを騙し取られたら、犯人が何年間も服役したところで被害者は報われませんからね。

>警察がバンバン犯罪者を射殺する様な社会システムの国に、バカにされる理由も皆無では?
バカにするとしたら、その国じゃありませんよ。대한민국ですよ。

一見理知的で抜かりのない回答に見えますが、どうも「社会契約論」というあまり聞きなれない用語を持ち出して 奥歯に物が挟まった印象は否めませんが(生意気こと言ってすみません)、ぶっちゃけ #4さんの見解に近いんでしょうか?

お礼日時:2012/11/16 20:57

日本の刑法でも、基本は報復ですよ。


これを応報刑といいます。

そういう基本があって、それに加害者の教育とか
社会に対する威嚇とかの役割が付加されている
のが刑法です。

刑法は、被害者から復讐の権利を奪うことから
始まったと言われています。
つまり、被害者に代わって、国が報復してやる
ということです。
イスラムのこういう処罰は、その基本に忠実な
だけです。


”一番の問題点は何でしょうか”
    ↑
こういう刑罰を科すようになると、国民の心が
野蛮、残酷になって、人権感覚が薄れ、かえって秩序が乱れる
ということが指摘されています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>日本の刑法でも、基本は報復ですよ。
これはhekiyuさんの希望的意見であって、現実に対する正しい認識とは乖離が感じられますけどね。

>刑法は、被害者から復讐の権利を奪うことから
始まったと言われています。
これは大昔の起源の話であって 現在の日本の刑法ではコンセプトも違うのでは?

>こういう刑罰を科すようになると、国民の心が
野蛮、残酷になって、人権感覚が薄れ、かえって秩序が乱れる
ということが指摘されています。
これはヨーロッパのほとんどの国が死刑を廃止した理由ではありませんか。私は死刑には反対ではないもの、死刑反対者が言うんだったら それなりに説得力がありますが、死刑賛成者が言うと 強盗がこそ泥に説教するような滑稽さも感じます。

お礼日時:2012/11/16 19:28

> 一番の問題点は何でしょうか?



一番有名なところでは、社会契約説ですかね。
簡単に言ってしまうと、死刑は、国家の権限・権能を超越しているとでも言いますか。
国家と国民の関係は、国家は国民の生命と財産を守る義務を有し、その対価として国民は納税などを行うわけですが、そもそも国民を守る義務がある国家に、国民を殺す権利があるのか?と言う様なコトです。

あるいは、死刑を行う場合、国家と国民の間に、「アナタはこの国で犯罪を犯せば、生命を奪われる可能性があるが、それを了承するか?」と言う様な、契約がなされるべきである・・と言う様な解釈もあります。

そもそものハンムラビ法典の「目には目を」は、報復刑ではないですよ。
「目をもって償え」なので、報復と言うよりは「賠償」の考え方であり、また被害者に対し賠償限度を知らしめるもので、報復的な殺害などを禁じる目的です。

一方、日本の死刑はもともと「獄門晒し首」「火炙り」などの「公開処刑」で、欧米でも同種の刑罰は広範に存在しました。
これに比べたら、ハンムラビ法典の方が、遥かに進歩的な刑罰です。
また、その名残りを留めるイスラム法は、死刑相当の犯罪者でも、被害者側が死刑を望まない場合、死刑が回避されると言う、優れた特徴も備えています。

公開処刑(みせしめ)は、抑止力と言う観点では抜群の様な気もしますが、人権のみならず人命軽視にもつながり、必ずしも抑止力となるかは、私は疑問です。

さすがに明治維新の後には日本の刑罰も近代化し、公開処刑的な残虐な刑罰は無くなりましたが。

近代の死刑については、単純な報復刑では無いです。
個人的な報復を禁じ、最大の人権侵害、即ち殺人等に対しては、刑法に基づいて、司法が判断し、行政が相応の刑罰を下すと言うもので、司法・行政による報復の代執行と言える部分はあるとは思います。
しかし、例えば恋人や家族をレイプされたら、加害者を殺したいくらいに憎む場合は多いと思いますが、そんな「感情」を代執行するワケではありませんので。

私自身は、日本の場合、死刑は存置すべきと考えています。
アメリカなどは、死刑にしない代りに、正当防衛や警察官による行政処分的な犯罪者殺害が容認されるケースが多いですからね。
いわば、国は国民を殺してはいけないが、仕方が無い場合、国民は国民を殺しても良いと言う社会です。

日米では社会システムが違うわけですが、その結果、日本の刑法で死刑に相当する様な凶悪犯罪が、どちらが多いか?などと考えれば、答えは簡単です。
ドチラが正しいなどとは簡単には言えませんけど。

しかし、これで日本に死刑が無ければ・・と考えたら、恐ろしいことになると思いますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>そもそものハンムラビ法典の「目には目を」は、報復刑ではないですよ。
質問の本文ではハンムラビ法典については触れていませんが、これも人によって見解が極端に二分されますね。一つは相手にも同じ形で復讐するのが法的に認められているというのと、もう一つはkey00001さんみたいに 同害報復の側面を骨抜きに解釈する人と。

>私自身は、日本の場合、死刑は存置すべきと考えています。
いや、この質問の趣旨は死刑の賛否というより 死刑を賛成の前提で考えた場合 イスラムの法の報復刑にはどういう不合理な点があるかです。なんか、煙に巻かれた感じがしますが、key00001さん自身は イスラムの法の報復刑には反対的なスタンスでしょうか?

お礼日時:2012/11/16 19:17

「許しを与えることで満足を得た」



イスラムにおける報復刑の本質はここですね。
真っ当な人間であれば、いくら自分がされたとて他者に同様の刑を与えることに多少なりとも良心の呵責を感じます。
その決定権が自分にあるのであれば尚更です。
法とはいいつつも、実情は極めて徳、つまりは人の感情に任せた裁きです。
許すことで被害者の気持ちが晴れればそれでいいじゃん、ってことになりますね

日本の死刑制度は言うまでも無く、完全に法に則った裁きです。
被害者やその遺族が助命を訴えたところで、判決が出れば覆ることなく執行されます。
そこに人の感情が入り込む余地はありません。
極刑を望んでもかなわぬ時もあり、被害者の心理を100%満足させるものではありません。

どっちがいいかと言われると、迷いますね。
被害者の心情ばかりを思いやるようでは、情に流されやすい日本では刑罰というものが形骸化するでしょう。
かといって、現在の裁判の判決では罰として不十分とも思えるような事例は多々あります。
死刑制度を続けている現状でも野蛮扱いなので、これ以上どうこう言われてもいいのですが
どちらがいいかという点については私はどっちもどっちとしか言えません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

>被害者の心情ばかりを思いやるようでは、情に流されやすい日本では刑罰というものが形骸化するでしょう。
そうですよね。日本人は特に性犯罪にしても厳罰化ばかり訴えて量刑のバランスは度外視する人も多いし、死刑の問題だって 矛盾点から目を背ける傾向がありますからね。

お礼日時:2012/11/16 16:11

放火でも死刑が法定されているので、死刑制度とは余り関係ないとして。


そして、一番の問題点かどうかもわかりませんが。

報復の報復を招きそうですね。逆恨みともいうのでしょうが。
刑として硫酸目にたらして、失明以上の被害があったときに、
この元被告(たぶん相当な非常識)は、納得するかなあ。
なので、報復はダメとばっさり否定することに意味があるのでは。

例えばケンカでの傷害事件なんて、先におれが被害者だと訴えたもん勝ち、
加害者とされて逮捕されたらまあ自白せざるを得ない状況に追い込まれるし、
相手を告訴したってまず相手にされない。
ただしそもそも立件するかどうかは警察の気分次第、というこの国で(どこも同じか)。
報復は刑としてしか認めませんよといくら言ったところで、
私的な報復がだいぶ助長されてしまう気がします。

ただの感想でした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

youyatさん自身は死刑には反対でしょうか?

>私的な報復がだいぶ助長されてしまう気がします。
建前としては イスラムの法も 「自分がされた以上の仕返しはしてはいけない」というのがあって、同害報復を法律的に認めた上で 過剰報復を抑制するのが根底にあると思うんです。 このサイトでも「強姦者は死刑にすべきだ。」という人もいますが、こういうのは イスラムの法だけでなく 日本の現行の法制度で考えても逸脱していますね。

お礼日時:2012/11/16 15:53

懲役刑は、税金を投入して更正の余地ありと考えているモノ、死刑は更正の余地無し


と判断したもの、それでいいんじゃないかな? 無関係な納税者からすれば、
いちいち犯罪者に税金が投入されるのも馬鹿馬鹿しい限りですから。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。

こまでで一番 理に適った回答だと思います。こう考えると、結局、視力や手足を奪われた人間を娑婆に放り出してもナンセンスですからね。しかし、死刑賛成者で こういうクールな主張をする人はやや少数ですね。
それでは、Subaru_hasegawaさんは 悪質な性犯罪者の去勢には反対でしょうか?

お礼日時:2012/11/16 15:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!