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ボクサーは試合の中盤以降に相手との実力差、自分のダメージから
「もうこれ以上やってもまず相手に勝つことはない」と悟ることもあると思いますが、
そんな段階になった時、それ以上何のために試合を続けるのでしょうか?

A 回答 (3件)

プロボクシングの話だと想定して書きます。



> 何のために試合を続けるのでしょうか?

すでに回答されているような理由はもちろんあるでしょう。ボクサーは基本的には勝つ気で試合に臨んでいるはずですから、最後まで勝ちを目指す行為は正しいし、そうあるべきだと思います。ただし、そうはいっても「こりゃ絶対に勝てっこない」と思うことがあるのも事実。どうせ勝てないなら何も無理に頑張ってさらに痛い目、つらい目をすることはないと思いますが、ボクシングでは同じ負けでもKO負け(レフェリーストップなどのTKO負けを含みます、以下同じ)と判定負けでは、その後に及ぼす影響が違ってくることがあります。

まずボクサーに対する評価です。例外もありますが、やはり一般的にはKO負けのほうがフルラウンド戦った末での判定負けよりも評価が低くなることが多いですよね。これは試合をしているボクサー個人のプライドにも関わってきますし、そうした精神的な要素の他にプロならば収入にも影響してくる問題です。KO負けのほうがランキングが大きく低下することがあるようですし、イメージが下がればファイトマネーもそれに比例する場合だってあります。チケットの売れ行きも簡単にKO負けする選手ではよろしくないでしょう(日本では無名のプロボクサーの場合、ファイトマネーが金として支払われず試合のチケットをXX枚ほどプロモーターからもらい、それを自分で売りさばいて収入にしろと言われるケースもあります)。

それから安全確保を理由として、KO負けを喫したボクサーは次の試合までの間隔を判定負けした場合よりも長くして様子を見なければならない決まりにしている認定団体も少なくありません(JBCでは通常2週間経過すれば次の試合に出られるのに、KO負けすると90日が必要です)。日本のボクサーは概して普段から試合間隔が長く、しかも一部の有名選手以外は試合で得られるファイトマネーで生活できないので大きな意味を持ちませんが、外国では頻繁に試合をしてそのファイトマネーに頼って家族まで養っているボクサーもいるので、次の試合が遠くなることは死活問題にもなってきます。

生活がどうとか頭の中でソロバンをはじきながら試合をするボクサーがどれだけいるかは不明です。やはり一番の理由は自分のプライドで、負けるにしてもKOは避けたいという思いから試合をしているボクサーがほとんどかもしれません、でも上記のような事情が多少影響している場合だってあるかもしれません。


蛇足ですが、勝てそうにないなと思ったらけっこうサバサバと負けてしまうボクサーもいることはいますよ。とくに日本以外では。まず“噛ませ犬”として試合に呼ばれたボクサーは、それが仕事ですから嘘みたいに倒れてくれる場合もあります。そうしないと逆に今後の試合を組んでもらえないんでしょう、これも生活のためです。そうした場合以外の本気で勝ちを狙って試合に望んだ場合でも、試合放棄みたいな形で負けを選ぶボクサーもたまにいます。考えかたの違いなんでしょうけど、ブラジル人のアセリノ・フレイタスというボクサーがまだやれそうな感じなのに、自分から試合をあきらめてWBO世界王者のベルトを失った試合をテレビで見たときはちょっと驚きました。

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この回答へのお礼

大変参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/11/24 05:55

まず、戦う男の本能。

そして、周囲の支えてくれる多くの人々に対する恩返し(感謝)の気持ちが強ければ、リフリーストップがかかるまで、どのような状況であろうとも、精一杯戦うというのが人間としての礼儀。更には、結局、いつか自分のパンチが上手く当りさえすれば、勝てるのだという確信に似たものもある。それまでのことは、ちょっと運が悪くって、相手のラッキーパンチを喰らい過ぎているだけと思い込む。そういう勘違いが強いほど、逆転のチャンスはある。
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この回答へのお礼

なんか、ちょっと伝わってきました。
ありがとうございます。

お礼日時:2012/11/23 07:43

>「もうこれ以上やってもまず相手に勝つ ことはない」



それはあくまでもラウンド毎のジャッジの点数差のトータルででしょう。
ボクシングには一発逆転のKO勝ちがありますから、それを狙うでしょう。それがモチベーションになる。そしてそれがボクサーの本能。

どんなに点数差がついても勝てるチャンスはあるのですから、勝てるチャンスがあればそれを目指して戦うのがすべてのスポーツマンの共通点かと。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

闘ってみて、中盤にはもう実力差がハッキリとして自らも悟った時、
確かに一発逆転もあるでしょう。
しかし、それで勝っても本来の実力差を埋めたことには、ならないのでは?

格闘技ではないスポーツであれば、コールドゲームだろうと、結果は見えていても続けることで練習試合のように相手の胸を借り得るもののあるでしょう。
でも、格闘技は、再起を計るのが無理になるかもしれない危険さがあるでしょう。

で、あれば、「参りました」で相手に敬意を示し、次回を虎視眈々と機会を待つのも策であろうと思います。(ダメージも少ないうちに)
野生動物も同種の力比べではそうします。

繰り返しますが、ホールインワンが出れば逆転勝利するゴルフと打たれても意識があるうちはラッキーパンチを狙うのでは、リスクの度合いが違い、共通とは言い難いのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

と、思いましたが、

諦めるというのをボクサーもすると思います。
それが戦意喪失と判断してレフリーがストップをかけるのかもしれませんね。

負けを悟っていても、なお、危険を覚悟で続けるのは何が原動力になっているのか不思議に思いました。

お礼日時:2012/11/22 20:57

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