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大学二年生です。
現段階での卒論の構想を提出しなければいけないのですが、テーマがなかなか決まりません。

私は哲学系の専攻で、今は応用倫理に興味があります。
その中でも、特に生命倫理、環境倫理、に興味があります。
また、教育についても興味があるので、教育と倫理学を組み合わせることができないか・・とも考えています。
上記の内容で課題を考えているのですが、安楽死や中絶、持続可能な社会の実現に向けての問題などは議論が出尽くしている感があったりして、なかなかいい案が思いつきません。
他には、死の定義の問題(脳死問題、身体の死と心の死の違い?)や、戦争についての倫理などを考えましたが、どれも曖昧なものばかりです。

勉強不足なのは重々承知しております。
何かアドバイスや、参考になる文献などを教えて頂けたらと思います。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

丸善ライブラリー[新書]のなかに加藤 尚武先生の倫理学の本があります。


加藤先生こそ、環境倫理学の分野を日本で切り開いた最初の人で、とてもお話がわかりやすい先生です。

環境倫理学のすすめ
応用倫理学のすすめ
新・環境倫理学のすすめ
現代を読み解く倫理学―応用倫理学のすすめ〈2〉
の4冊がとても役立つはずです。
私が説明するより、すぐにこの4冊を注文して読んでみれば、ばっちりだと思いますよ。
この本を知らずして環境倫理学・応用倫理学を語るなかれーーです。本当です。
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大学で教授が教える内容など、学術的には何十年も


古いものです。
本になっているものも、一部の学術誌以外は同じ事。
学会のレポートに見られる最新のテーマとか、実社会
に見られるリアルな問題から抽出するとかしないと、
意義のあるものにはなりません。

例としては、現在問題になっている、ゼロ成長下での
発展の可能性、たとえばブータンが西欧化を抑制して
伝統の保全との両立の中で目指している、「GNH
(国民総幸福量)」の日本(既に発展し貨幣経済(拝金
主義)の浸透した国)での可能性とか。
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まずピーター・シンガーの『実践の倫理 第二版』。

質問から察するに功利主義について把握してそうなので既読かもしれませんね。『現実を見つめる道徳哲学』は広く浅く、しかしかなり明晰に書かれていて読みやすいです。『善悪は実在するか』はメタ倫理寄りであまり参考にはならないかもですが、サドについて面白い見方をしていますし、知見を広げることに適うでしょうからオススメします。
教育と倫理について。学校などの公的な教育を前提としているなら以下に書くことは少しずれているかもしれませんが、たとえば子どもに対する遺伝子操作は教育・育児と倫理を結びつけることが容易な主題かもしれません。『生命倫理学と功利主義』にはこれに関係する二、三の論考があります。
幼児や胎児や胎芽、動物、百年後に生きているであろう人々、脳死者。協議を通して合意することが不可能なこれらの者に対する私の関係は、平等でも相互的でもなく非対称な関係です。百年後に生きているだろう人間に至ってはそもそも関係があるのかさえよくわからない。いまだ存在していないのだから他人ですらなく、他者と呼ぶほうが相応しいかもしれない。昨今、他者という言葉が他人とほとんど同義に用いられているのをよく見かけますが、他者とはなんなのかを改めて問うのは規範倫理や生命倫理から離れてきますが大事だと思います。
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