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表題の通りですが、一部の海外では紙媒体よりも電子媒体での販売の方が増えているといった記事も読んだことがあるのですが、なぜ日本では電子書籍の出版数も少なく、書籍化も遅いのでしょうか?

電子書籍が一般的になれば、中古本の市場もなくなり出版社は儲かる気がするのですが、印刷屋は厳しいと思いますが…

何が原因で電子書籍の伸びが悪いのか気になり質問致しております。
お暇な時にでもご回答ください。

A 回答 (3件)

卵が先か、鶏が先か、という議論になってしまうのですが……


日本の消費者の側からすると、電子書籍にするメリットがあまりない、と言う風にいえると思います。

というのは、電子書籍を読むには、そのための端末が必要になります。
アマゾンのキンドルでも、楽天のkoboでも、今調べたところ、大体8000円くらいです。それを買って、さらに、読みたい本のデータを購入しなければなりません。そうすると、初期投資として結構な金額が掛かります。

日本の書籍は安いので、文庫本なら、新刊で600円、700円くらいで買えます。
仮に新刊が600円だとして、電子書籍なら半額の300円だと仮定して、購入して行った場合27冊購入してやっと、端末を買わなかったときと同じ金額で、そこからようやく、電子書籍の方が得、ということになります。文庫本を27冊って結構、量がありますから、それなりの読書家でなければ元が取れません。

しかも、質問文でもありますが、日本の場合、古書店なども沢山あります。
先の計算はあくまでも全て新刊で買う場合、です。古書店に行けば、それこそ、600円の本が300円で撃っている、なんていうのはザラですし、ちょっと古い本なら100円で売っていたりもします。
逆に、600円で買った新刊本を古書店に売って、100円とか取り戻すことも出来ます。
電子書籍のデータを売ることは出来ませんから、そうすると、ますます、電子書籍を端末を買うメリットが減ります。


電子書籍端末が売れていないなら、出版社がその書籍データを置いておくメリットも減りますので、置いておきません。
そうすると、コンテンツがないので、ますます、電子書籍の端末を買う人が減ります。
その循環の中にあると思います。
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印刷部数は減少傾向ですが他国に比べれば多いので電子化によるコストダウンが少ない。



流通機構の違いから入手が比較的容易。
委託販売なので売れるかどうか判らない本でも書店に置くことが低リスクで出来る。


>電子書籍が一般的になれば、中古本の市場もなくなり出版社は儲かる気がするのですが
そのかわり出版社は(実体はないが理論上の)在庫を抱えることになります。また出版社が絶版とすれば消費者は永久に入手出来なくなるデメリットもあります。
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本の流通制度です。

再販制度など。
本を定価で販売しなければいけない。利潤は出版社にとっては固定であるというものです。これによって出版社の利潤は守らています。
又丸善、紀伊国屋などはお店も持ってますが、裏では取次業者もやってます。こういう業者は卸しになって価格を決めたりします。
そういった複雑なシステムが電子化によって崩されると、それぞれが倒産したり先行きが厳しくなりますね。
そういった意味で出版社自らが乗り気では無いのが現状。これはCDなどの音楽業界にも同じことが言えます。未だにCDが主流の国は日本だけです。
日本の消費者はそれで納得しているという事になります。身近に本屋がありブックオフなどが大人気です。でも海外では本屋なんて何十キロ先だとか、しかも品物も揃って無い。寒い国だと吹雪の中本屋に出かけるのは大変すぎる。天候が厳しいからこそ家で本でも読みたいのに。と言う事になります。
でも日本の消費者もその便利さに味を占めてしまえばいずれそういう環境にならざるを得ないでしょう。
今はまだ紙の方が好き。iPadなどは馴染めないという人たちが多い。遅れていると言えば遅れてますが、提供側が積極的でなければ手に入らないものも多く、不便と言う事になります。
自ら進んで海外から購入する人が増えたり、仲介するサイトでも出て利用者が増え出せばそうも言ってられなくなるでしょうけど。
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