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1965年頃、米国FISHER(フィッシャー)社にて製造されていたTX-200という初期のトランジスターアンプについて情報をお寄せください。

今年初めに整備されたTX-200を入手して問題なく使用しております。最初期のトランジスターアンプは他数台使用しておりますが、その中でも音質は極めて優れており、発売当時の評価や使用している素子や回路について調べております。

インターネット上や文献でも姉妹機であるTX-300については取り上げられる機会があるようなのですが、TX-200については記事が少なく、当時の音楽雑誌(レコード芸術)でも僅かに1行ほど触れられているのみです。当時の輸入代理店の広告にも殆ど登場せず、新発売の告知が僅かにあるのみです。

インターネット上でも情報が少なく、ドイツ語で書かれた当時の雑誌記事を辛うじて見つけて、悪戦苦闘して訳しましたが、TX-300との相違点、回路素子、回路の特徴などについては深く触れられておらず、音質・機能面の評価が主でした。

何卒ご教示頂けますようお願い申し上げます。

A 回答 (1件)

TX-200 は 1966 年発表、TX-300 は 1964 年発表の製品ですので、基本的な部分、つまり Pre-Amplifier の増幅段系 (Amplifier) 部分などは大きく変えずに Cost Down を図ったものが TX-200 なのではないでしょうか。



独語で書かれた記事とは

http://wegavision.pytalhost.com/fisher/fisher_TX …

辺りでしょうか。

おそらく

http://www.radiomuseum.org/r/fisher_tx_200tx20.h …



http://www.radiomuseum.org/r/fisher_the_fisher_t …

も御覧になったであろうと思いますが、Transistor の数が 31 個から 25 個に減っていますので、合理化が進められたのでしょうね。

1980 年頃の McIntosh 社でも日本では発売されていない Reciver などの Model に同社の顔ともいうべき 5 素子 Tone Controller などが組み込まれており、何度も廉価版を開発しては製造 Cost の高騰に悩まされていたようですし、US の Maker では良い物ができるとそれをなるべく崩さずに廉価版を作るという傾向がありましたので、TX-200 も TX-300 に対する後継発達型廉価版の位置付けだったのではないでしょうか。

McIntosh では $1500 の C32 が C33 に Model Change した際には $2500 に跳ね上がり、必死に製造 Cost 調整を行ったであろう私が愛用した C34V も $2500 を切れなかったものでした。・・・でも中身の基本構造は殆んど変わっていませんでした。

Receiver (Tuner-Pre'Amp') や Integrated Amplifier などで廉価版を作って赤字を脱しようとした McIntosh 社の歴史は

http://www.roger-russell.com/aboutmc.htm

などで知ることができます。

廉価版と言っても TX-200 の定価は $1960、当時 $1=¥360 の感覚では 70 万円、輸入業者の Margin を入れればゆうに 100 万円を超える High-End 機ですし、$1 が US では¥100 の感覚であったとしても 20 万円の Amplifier ですから悪い筈がありません。

現代の日本製品で言えば ACCUPHASE 社の E260 は確かに E360 や E460、E560 などの Series 中、最も安価な廉価版ですが、だからと言って 30 万円する E260 を「安いかろう悪かろう」と表する人はいないでしょう。

TA-300 に関しては

http://audio-heritage.jp/THEFISHER/amp/tx-300.html

に日本語の仕様がありますが、TX-200 がないのが残念ですね。

Bass Treble の Control 範囲などから 60 年代の Audio System が窺い知れます。

期待される回答でなくてスミマセンm(_ _)m

素敵な Audio Life を(^_^)/
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