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先日ある大きな病院で漢方薬の大建中湯を処方されました。飲みましたところ気持ちが悪くなりました。それと同時に風邪をひきました為近所の医院に行きました。そこでは大全大補湯を処方されました。その薬はあったのか何もおこりませんでした。その事を病院に告げました。先生は院外処方になりますが、大全大補湯を処方してくれました。それから2ヶ月飲みつづけました。調子がいいことを告げました。その時漢方を飲む人は年に3回血液検査しますと言われました。近所の医院ではどんどん薬を出してくれた為ちょっとちゅうちょしました。そういうものでしょうか?ご指導お願い致します。

A 回答 (4件)

 「専門家」の方が「自信あり」でアドバイスされていますので「一般人,自信なし」のアドバイスは必要ないのかもしれませんが,私の考えもチョット補足させて下さい。



> 先日ある大きな病院で漢方薬の大建中湯を処方されました。飲みましたところ気持ちが悪くなりました。

 #1 さんが挙げておられる「ツムラ」のサイトに「漢方について」というページがあります(参考 URL)。こちらの「医療用漢方製剤」の所で各方剤の特徴を見る事ができます。

 「大建中湯」の「このくすりのはたらき」には『腹部の冷え、痛み、膨満するなどの症状を改善します』とあります。また,手元の「一般用漢方製剤 使用上の注意 一解説一」や「症例から学ぶ 和漢診療学 第2版」には『体力が低下した人で,手足,腹部が冷え,比較的強い腹痛を訴え,腹部膨満・鼓腸を呈している場合に用いる』といった記述があります。つまり,体力が落ちている方の腹部(胃腸)の症状の改善を主目的に用いられる方剤です。

 あなたの症状が分かりませんので何とも言えませんが,この方剤に合った「症」では無かったという事だと思います。

> それと同時に風邪をひきました為近所の医院に行きました。そこでは大全大補湯を処方されました。その薬はあったのか何もおこりませんでした。

 「十全大補湯」(「大全」は「十全」の間違いでしょう)の「このくすりのはたらき」には『術後、病後、産後、慢性疾患による消耗、疲労の蓄積などで衰弱した人の全身けんたい感、貧血、食欲不振による症状を回復し、体力を増強します』とあります。また,手元の「一般用漢方製剤 使用上の注意 一解説一」や「症例から学ぶ 和漢診療学 第2版」にも『病後,術後あるいは慢性疾患などで,疲労衰弱している場合に用いる』といった記述があります。つまり,体力が落ちている方の体力を補う事を主目的に用いられる方剤です。

 あなたの場合,病後・術後は大げさでしょうが,風邪で体力が落ちた状態だったのでしょうから,「十全大補湯」が合ったか,合わなくとも具合が悪くなるほどではなかったと考えられます。

> それから2ヶ月飲みつづけました。調子がいいことを告げました。その時漢方を飲む人は年に3回血液検査しますと言われました。近所の医院ではどんどん薬を出してくれた為ちょっとちゅうちょしました。そういうものでしょうか?

 『年に3回血液検査』が一般かどうか分かりませんが,「漢方薬」と言えども「薬」です。本来「薬」は病状の改善を目的として用いられるべきものであり,サプリメント等の様に調子が良いからと言って漫然と飲むものではありません。

 さらに,「漢方薬」といえども場合によっては副作用も出ます。例えば,「十全大補湯」には生薬の「甘草」が配合されていますが,人によっては「甘草」の成分のグリチルリチンで「偽アルドステロン症」と呼ばれる症状を呈する事があります。

 こう言った事を考えれば,その回数や血液検査が妥当かどうかは分かりませんが,漫然と薬を出さずに「定期的に検査します」とおっしゃる先生の方が信頼できるかもしれません(実際に信頼できるかどうかは他の要因も関係するでしょうが)。

 如何でしょうか。何かの参考になれば幸いです。

 なお,「漢方医」は日本にしかいません。「漢方医」とは『中国から伝わった漢方を基に医療を行なう医者』の事ですから。中国・台湾で大学の専門の学部を出て開業されている方は「中医」(中国古来の医術を現代的に発展させた医療を行なう医者)です。同様に,韓国にいるのは「韓医(韓方医)」(中国から韓国に伝わった漢方を基に治療を行なう医者)です。

参考URL:http://www.tsumura.co.jp/kampo/index.htm
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この回答へのお礼

大変丁寧かつわかり易く説明して頂いてよくわかりました。大建中湯の効能の方に私に症状はぴったりです。のになぜ気持ちが悪くなったのでしょうか・わかりません。
先生もサブリメントのように私が飲むといけないので、注意してもらいたいと思った事もあるかもしれません。大変に参考になりました。誠にありがとうございます。

お礼日時:2004/03/05 21:17

自然のものだから副作用はないと思われている方も中にはいるのですが、そうでないことは既にお分かりに成られていることでしょう。



日本には漢方医はいません。医学部を出て自分で研究・勉強をした人だけです。

私が知っているのは、中国・台湾と韓国には漢方医制度があり、医師とは別に活躍しています。

本当に見るだけ診断をつけてしまい、よく当てますから(八卦ではないが(^_^;)、一度本場の漢方薬局へ行かれるとよろしいですよ。
健康のためですから。

日本にも標榜はしていませんが(他科で看板を出している)、中国人医師(日本医師免許所得)がいます。
もともと、現地で漢方薬草を栽培して使っていた人もいます。

日本の医師とは診察精度がまるで違います。
日本では脈診や舌診もまともに出来ない医師が多いです。

日本語の出来る老漢方医がいまはまだ各地に残っていますし、日本語ブームもあり、又、日本へ留学していた人もおり、結構日本語を話せる人が多いです。
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こんにちは。


漢方薬は、体の証(しょう)という物に併せて薬を調整していきます。
この証は、病気の時期、体の調子・・・その他色々な要因で変化していくもので、時にちょこちょこと藥を変えるような事もあります。

また、体質によって合わない藥というのもあります。

ですので、医師と十分情報を交流しあって、合った藥をもらうようにしてください。
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この回答へのお礼

大変有難うございました。大きな病院の先生のおかげで気をつけながら飲む事がとても大切だということがわかりました。とても良い資料ありがとうございます。

お礼日時:2004/03/04 22:50

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