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 日本語を勉強中の中国人です。中国が子どもの小さいときから実施している愛国主義教育の本質を知りたいと思います。なぜ愛国心、中国を愛するということを強調して教育しなければならないのでしょうか。辛口のご意見でもかまいませんので、教えていただけないでしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (9件)

中国に限って言えば、毛沢東とその配下の共産党が主導した共産党政権が、台湾は別にしてともかく国家の体裁を作ることに成功したという実情があります。

その成功をずっと継続し、更に強大な国家を作っていくためには、国土に住む多数の人民を共産党の支配する政権への忠誠心、求心力を持続し、更に高めていく必要がある。そのために愛国心は非常に有効な方法なのだと思います。
世界に冠たる中国、誇るべき大国である中国、そういった人民一人ひとりの意識が国を豊かにして税金を快く収める動機になるという考えなのでしょう。中国としての団結心を高めれば、チベットとかウィグルとかモンゴルとか東北マンチュリアとか、香港なども含めてこの版図に住む本来漢民族とは異なった民族も中国政府への親近感と一体感を持つようになる、大国をそのままで維持できる、そういった戦略が政府共産党幹部の中ではあるはずです。
そういった教育そのものはどんな国でも多かれ少なかれ行われていることでしょうね。ただその教育の一環として歴史上の日本への反感を意識的に醸成していたということのようで、これはやりすぎれば明らかに危険であり、常識的にもルール違反のような気がします。
例外的に日本の戦後はずっとそういった教育がなかったようなので、対照的に中国や韓国の教育が目立っているということもあります。
本来日本という国はほぼ単一民族なので愛国教育は不要なのだという意見もあります。
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この回答へのお礼

 No.8さんのお礼欄をお借りしてまとめてお礼させていただきます。ご親切に回答してくださった皆様、どうもありがとうございました。参考とさせていただきます。

お礼日時:2013/03/24 16:33

西施のひそみに習う。

  

美女は恐ろしいと思いながら、眉間にしわを寄せ、難しい顔をしてこの回答欄を見ている、さえない男です。

現在の日中関係の微妙さから、この問題に投稿するのは、どうかと思いつつ、再投稿いたします。

私は、中国の愛国主義教育がどういうものかしりませんから、質問者様のお礼での意見を聞けたら参考になると思いつつ・・・。

中国の春秋戦国時代に合従・連衡という策がありますね。

現在の中国を統一前の秦として他の国々が世界の中国の以外国とすると、質問者様は世界はどのように、見ますか?

日本のひとりの考えとして取っていただきたいのですが、私は、中国の軍事力強化を恐れています。血は見たくないものです。

しかし、中国の方からみれば、平和ボケの裕福な日本人として反感を買うかもしれませんが、現在の中国の四川省などの農村などと上海などの都会の格差社会の中で、職がなく、食を得るため、あるいは愛国心のため、兵隊という職業を選ばざるを得ない方もたくさんいるのではと思っております。

「おしん」が再放送されてますが、日本も昔の貧しい時代は、生きて食を得るため、戦争は嫌でも、兵隊になった人もたくさんいるのではと思っております。

また、一人っ子政策のため、親の期待が高く、かなりプレシャーを感じ、うつ病になる中国人の若い方々も多いと新聞に載ってました。

ちなみに中国の方は、2世紀の三国時代において、正史として、魏の曹操が正統として愛国主義教育を受けるかもしれませんが、日本では、吉川英治により、日本人はやはり劉備のような人柄が受けるとして、劉備中心に三国誌が書かれ、現在でも愛読されています。

私も劉備が一番好きで、できれば、四川省に行って見たいと思ってます。

日本に理解がある質問者様は、呉越同舟というのは、やはりまだ早いでしょうか?

秦の始皇帝が永遠の命を得たいと願い、徐福が蓬莱山だと、日本にやってきたという逸話もあるようです。

歴史カテゴリのようになった回答ならば申し訳ありません。
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こんばんは。




「愛する」
・・・そうですね。それにも限界がある。

「踏み外しちゃ、いけない」というのは、中国にもいろいろあるのでは?
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社会を維持し発展させるには、多くの構成員がその社会に対して求心力を持つことが必要です。

逆に遠心力が働いて皆がばらばらに行動するような場合にはその社会を維持することが困難になります。ついには内部分裂が生じるかも知れません。
社会の構成員の求心力を高めるには、第一にはその社会の将来や目標に皆が共感を持つことです。そのためには自分も皆と力を合わせて働こうという気持ちになることが大切です。その社会に立派な目標を与えることが困難であり、しかも遠心力が表れそうなときに求心力を無理にでも高めたいという目的で、外部に敵を作る(愛国心を高める)ことが政治家によりしばしば採用されます。政治家からみると安易で即効性があります。そして対外的には危険です。内部的にはこれを繰り返す必要がでてくる場合には制御することが困難になります。またその暴走は過去にいくつも例があり、国家を危機に導くことがしばしばです。愛国心にブレーキをかけることは政治家にも国民にも大層困難です。
安易に愛国心を高揚することは慎まなければなりません。中国には愛国心を高めておきたいとの国家的な要請があるのでしょう。
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非常に繊細な問題なのです。



「愛国主義」という括り方で問題を捉えきっているでしょうか。

愛国主義といえば、日本にも「愛国」「売国」でわりきる主張もありますし、アメリカと交渉するためには核兵器さえも必要という国家もつい最近、報道されています。
それを見て「日本の愛国」と「自分の国の愛国」とさらに「日本と中国の間に位置している国の愛国」はどこでいき会えるのかと不思議に思っています。

言葉として考えると、交差することはないというのがわたしの考えです。
とくに日本での言論を見ていると、「中国は…」「韓国は…」と文句をいうために文句をいうといって、それを自分が住んでいる国に対する「愛」という表現です。それは大雑把すぎるのです。
内容を希釈しておいて、いかにも「反対されるわけはない」というのは思想的には評価できません。

「愛」で国がまとまるには、ほんの一瞬です。
そして、とりあえず「愛国を愛する」グループとそれ以外のグループを区別することで自分の個性を確認するのは容易なことです。
しかし、問題は他人の「愛」を想像できるかということです
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 愛国教育は、一般的に言うと当たり前の事だと思います。

以下は感想です。

 日本において、学校での国家斉唱や、国旗掲揚に際して起立や唱和を拒む教師のいる事は、ある意味異常ではあると思っています。少なくとも日本においては、共産党に与しなければ人間でないと、若者達の間で言われていた時代は確かにありました。それには現代史における、無視できない意味があったと思えますが、結末は悲惨でした(浅間山荘事件など)。自分はその一世代後です。

 今ではほとんど聞かれませんが、警察予備隊(現自衛隊)や国家斉唱,国旗掲揚に賛同する事は、英米帝国主義に扇動された資本主義に染まった人でなしであると、本気で信じていた人達が過去いた事は、この脳天気な日本でも事実です。現在も続く起立や唱和の拒否は、その頃の名残なのだろうと思います。

 とはいえ自分も、君が代は全部歌えないし(それを言ったら高校高歌も)、国旗掲揚に際しての起立には、ちょっと抵抗感があります(起立しますが)。それが名残の影響ですが、それでも現代史における意味はあったと思います。それは、自分の一世代前の現在の親父達が本気で言った事ですが、価値の多様性を認めろという事です。それは、ある意味で実現したと思います。ぶっちゃけて言えば、その成果がAKB48ですよ。

 ところがGHQ(進駐軍)も共産党も、価値の多様性を認めると言いつつ、じつは認めませんでした。彼らには究極の目標があったんです。互いに互いを滅ぼす事です。少なくとも現状の日本を考えれば、そういう時代は終わったと思いたいです。


 そういう観点で中国,韓国,北朝鮮を見ると、「まだ戦後は終わっていない」と感じます。特に北朝鮮には、第2次世界大戦直前の日本は、まわりから同じような目で見られていたんだろうな、と思います。
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こんにちは



私、日本人のひとりのものという考えで、すべての日本人がそう思っているとは取らないでください。

私は、中国という広大な領土と人民を統制するためには、愛国教育なるものが、中国には必要であると思います。

いわゆる中華思想というものですか?

しかし、この思想は中国中心に世界は回ると私は解釈していますが、一部の人は勘違いを起しているのではと思ってます。

中国の文化のすばらしさは、日本に取り入れられ、「鼓腹撃壌」なる漢文は日本の中学生でも知っています。

ひとりの日本人としては、中国は海上にも万里の長城を築くつもりなのかと思ってます。

周近平さんが、五本の爪を持つ龍であり、世界において「鼓腹撃壌」なる政策を取ることを期待いたしております。
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欧米列強がアジアアフリカを侵略できたのは、


彼らが強かったからです。

では、どうして強かったのか。
かつて、国家というものは王侯貴族だけのもの
でした。
それを、市民まで含めて、国家というものは
国民のものである、という体制に成功したのが
西欧だったのです。
これを国民国家といいます。

国民国家は、国家の力を総動員できるので、強い
訳です。
アジアで、この国民国家化に最初に成功したのが
日本でした。
日本は天皇を利用したりして、国民に国民である
という意識を持たせることに成功しました。
それまでは、薩摩藩の藩人だ、という意識の方が
強かったのです。
それを、西周と山県有朋が相談して、お前らは
薩摩藩の藩人という以前に、天皇が治める日本という
国の国民なのだ。
日本国民なのだ、ということです。

中国は、大正時代の留学生ですら、中国国民だという
意識は非常に薄かったと言われています。
履歴書には、北京人、上海人・・と記載されているだけ
でした。
この中国において、中国人だ、という意識を持たせることに
成功したのが、毛沢東です。

もうお解りだと思いますが、愛国教育の本質は
国民である、という意識の醸成にあるのです。

国家というのは概念です。
星や月がそこに存在するのとは異なります。
国家は人間の頭の中にしか存在しません。
それで、人間を国民にするためには、常に国家を
意識させておく必要があるのです。
オリンピックや万博を開催するのも、それが目的です。

愛国心教育の本質も、この国民意識の醸成にある
訳です。
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真の愛国心とは、国家体制への隷属を強制する


洗脳教育ではない。
「国」の実体は国民の健全な生活(生殖&生産)
であり、愛国とは、その他人との助け合いの意志
=協調性と互助の精神(人を愛する事)の醸成で
あって、決して他国への敵愾心をあおる事によって
内政の悪政を糊塗する事ではない。
(その差が、利己的な粗暴さと、社会性に富んだ
高い素養の違いとして表れる)
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