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しばらく前に同じような質問をしたのですが、
調べてみるとますます訳が分からなくなったので再度質問させていただきます。

下の図は、金属イオンと負イオンが水溶液中で沈殿するか否かを示しています。
沈殿する所には色を変えて「↓」の印を入れ、
上の金属イオンはイオン化傾向の降順に並べてあります。
図を見ると、明らかに右の方、つまりイオン化傾向が小さい金属のほうが
沈殿しやすい傾向にあることが分かります。

ところでイオン化傾向とは、その金属の陽イオンへのなりやすさを示す指標ですよね。
その定義からいえば、金属が一度イオンになってしまえば、
それがほかの負イオンとくっつきやすいかどうかには関係しませんよね。
では、どうして図のようにイオン化傾向が小さい金属ほど、
そのイオンが他の負イオンとくっつき沈殿しやすいという相関があるのですか?

「イオン化傾向と沈殿の関係」の質問画像

A 回答 (1件)

質問者様は表の横の関係(陽イオン)がイオン化傾向に関係があることを見抜きました。


では、タテの関係(陰イオン)の傾向について何か見えてこないでしょうか?

そうです。
強酸の陰イオンは沈殿しにくく、弱酸の陰イオンは沈殿しやすいのです。
同じように、強塩基の陽イオンは沈殿しにくく、弱塩基の要因は沈殿しやすいと言えます。

イオン化傾向は、簡単にいうと金属単体と水和イオンのどちらが安定かということです。
Na+やCa2+のようなイオンは水和エネルギーが大きいのでイオンになりやすいのです。
NaOH ←→ Na+ + OH-
上記の反応は水中では99%以上が右辺になっています。
これはNa+が水中で安定だからです。

ですから、NaCl ←→ Na+ + Cl- 
も水中ではほとんどが右辺になるのです。

同じように、HCl → H+ + Cl-
も水中では99%以上が右辺になっています。
ですから、CaCl2 → Ca2+ + 2Cl-
も水中ではほとんどが右辺になるのです。

しかし、H2CO3 ←→ 2H+ + CO32-
は水中ではほとんどが左辺です。
ですから、CaCO3 ←→ Ca2+ + CO32-
もほとんど左辺となるのです。
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