No.1ベストアンサー
- 回答日時:
まず、全ては、地球は太陽を周回しており、地球と太陽を結ぶ直線が描く軌跡は、円形(厳密には楕円形)になりますが、この、面を、「地球の公転面」といいます。
また、同様に、月は地球を周回しているので、月にも地球に対する公転面があります。
そして、地球の公転面に対して、月の公転面が約5度傾斜している、ということです。
そうすると、地球の公転面と、月の公転軌道は、2点で交差しているのは判りますか。
この交差点は、まっすぐ太陽方向に1か所と、太陽と反対方向に1か所です。
天文学では、太陽系において地球の北極側を上と考え、上側から公転面を見下ろすと、地球も月も、反時計回りにそれぞれの母星を周回しています。
月も反時計回りに地球を周回しているので、月の公転軌道と地球の公転面の交差点のうち、太陽に近い側の交差点では、月は地球の公転面より北側から、5度傾斜した下り坂を降りてきて、地球の公転面を横切るので、ここを「降交点」といいます。
逆に、太陽と反対側にある交差点においては、月は5度傾斜した登り坂を地球の南側から昇ってきてから地球の公転面を横切るので、ここを「昇交点」といいます。
(Wikipedia : 月の交点より)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E3%81%AE% …
既にお判りかもしれませんが、月が、降月点や昇月点にあるとき、太陽と地球と月はほぼ一直線となり、
・月が、降交点付近にあるときに、太陽-月-地球 の順に並び、月の影が地球に落ちて、日食となる。
・月が、昇交点付近にあるときに、太陽-地球-月 の順に並び、地球の影が月に落ちて、月食となる。
となります。
降交点、昇交点ともに、月の公転面が5度傾斜していることにより、概ね、最低、半年弱の間隔を置いて起こる可能性がありますが、太陽、地球、月それぞれの位置関係によって、毎回発生するとは限りません。
日食や月食が、半年ごとに必ず起こるとは限らないのは、そのためです。
月の公転軌道の傾斜と、太陽、地球、月の関係は、次のページの図を参照してください。
(Web tsukinokoyomi : 月の基礎知識より)
http://88d.jp/facts/04_hakudo/
従って、恐縮ですが、ご質問で28日と仰っておられるのは、間違い、ということになります。
尚、余談ですが。
地球の公転周期と、月の公転周期には、6585.3212日(18年10日と約8時間)毎に、同じ位置関係になる、というタイミングが存在します。
この値は、地球の公転周期と、月の公転周期の、(約1/3日、という端数はありますが)公倍数になっているのです。
この周期を、「サロス周期」といいます。
(Wikipedia : サロス周期 より)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AD% …
同じ位置関係になる、ということは、同じ規模の日食や、月食が、その間隔で再び起こることを意味します。
ある場所で、例えば東京で、皆既日食が観られたとします。
その後、18年と10日経過した日に、その場所から8時間分自転した位置、つまり西へ経度で約120度移動した地点(地中海のど真ん中になります)で、日食が観られます。
しかも、その日食は、似たような規模の皆既日食(欠け方とか食の時間とか)になる可能性が高いのです。
無論、月食においても同様です。
説明がヘタクソだとお感じになったとしたら申し訳ありませんが、ご理解の一助になれば嬉しいです。
この回答へのお礼
お礼日時:2013/04/14 10:10
回答ありがとうございました
細かい数値は別として、54年周期(18年x3)の意味が理解できました
・天文学でも、この宇宙・銀河系・太陽系・地球それぞれの生まれた確率がとんでもなく低いことを言って・います。
・ありえない確率がここまで連続して、人類が存在しています。
この文章が気になり宇宙のことをググっています
No.2
- 回答日時:
No.1です。
お恥ずかしい限りですが、早速の訂正です。
「昇交点」と「降交点」の説明が、まったく逆です。
申し訳ありませんそれぞれを逆にして読み替えてください。
ども、失礼しました。
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